2009/11/19 - 2009/11/24
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yuk-inaさん
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館長のアキ・ラー(通称アキラ)さんは、5歳でポル・ポト軍に父母を殺され、自身は少年兵として10歳から20歳までポル・ポト軍、ベトナム軍、カンボジア政府軍に入って戦った。
その後、国連軍に雇われて地雷処理を3年間手伝う。その時にはじめて、自分の生き方が自分で選べると分かったという。
彼は勉強をして英語,日本語,フランス語をマスターし、遺跡のガイドの仕事をしながらその後も1人で、無償で地雷を掘り続けている。
その掘りあげた地雷を集めて26歳(1999年)で地雷博物館をオープン。お金が無い人にも見てもらいたいと、見学料は無料である。
アキラ氏の体験をまとめた本『アキラの地雷博物館とこどもたち』より
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当初はアキラ氏の自宅を兼ねていたが、カナダのNGOが運営をすることになり、2007年に場所を移転しここにオープンした。
アキラ氏がこれまでに撤去した無数の地雷が展示されている。 -
アキラ氏が取り上げられた『世界バリバリ★バリュー』の録画ビデオを鑑賞。
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色々な型の地雷
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背筋の凍るようなポル・ポト軍の残虐さ、飢えや苦痛の生活を読み進めていると、小さな頃から悲惨な戦争しか知らなかったアキラ氏が、なぜこのような“まともな”精神を持つことができたのか不思議になるほどだ。
彼は今では、自分の両親を殺した人と友だちだという。
「彼はわたしに、あやまりました。
わたしは彼を恨んではいません。殺したいとも思いません。
くやしくないかって?
ノー。怒ったら、また戦争になります。平和は来ません。
(略)
彼は生き方を選べなかった。だから、わたしの両親を殺しました。
むかしのわたしも彼と同じです。
わたしも戦争で、たくさんの人を殺し、たくさんの人を傷つけました。 大人になった今は、自分が戦争中にしたことは悪いことだったとわかります。
でも、そのころはこどもで、わかりませんでした。
わたしは今、いいことをしたい、カンボジアの人のためになりたいと思っています。
(略)
こどもたちを教育し、カンボジアをもう一度安全な国にするために、
できるだけのことをしたい、しなければいけないと思っています。」
(『アキラの地雷博物館とこどもたち』より) -
←対戦車地雷
対人と対戦車が組み合わされた非常に危険な地雷が見付かり、呼ばれて撤去に行くアキラ氏。
手元が少しでも狂えば周囲100mが吹き飛ばされる。
14時間、不眠不休で作業をしてようやく起爆装置を外す。
それでも報酬はゼロ。
村人にお礼の気持ちで渡されたお金は、60円。
(軍人の給料は3,600円/月)
かつて兵士として地雷を埋めていたアキラ氏は、
どんなに地雷を撤去しても心は晴れない、
過去に自分が行ったことの償いだ、と言う。 -
カラシニコフの銃が1つ30万円に比べ、地雷は1個600円。
600万個の地雷が埋められたという。
地雷は殺すだけでなく負傷させるだけのものもある。
1人が負傷すると他の2人が介抱にまわり、3人の戦力を奪えるのだ。 -
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鉄片が飛び散るもの、ワイヤーに引っ掛かると爆発するもの、・・・あの手この手で殺傷する。
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対人地雷禁止条約(オタワ条約)には、中国、ロシア、アメリカ、インドをはじめとする39カ国がまだ参加していない。(2009年8月現在)
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この旅行記へのコメント (2)
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- スーポンドイツさん 2010/01/15 08:22:49
- いい体験をされましたね。
- yuk-inaさん、おはようございます。
こんな人が居るんだ、、、きれいな夕焼けを見た後だけに、悲惨な歴史とこの方の言葉に感動です。
ずーっと前に「地雷でなく花をください」(絵:葉祥明)という本を買いました。この本一冊でカンボジアの10?の地雷原がきれいな土地に生まれ変わるというものでした。
しばらく忘れていましたが、今も地雷の脅威が残っているのでしょうね。被害者には経済的にも社会的にもさまざまな困難があることでしょう。
心を取り戻されたアキラさん、この国の希望を感じました。でもその力は何だったのでしょう。
旧ユーゴでいまだに差別され恐怖のなかで孤立して暮らす人々のことをTVで知りました。戦争が終わっても、宗教の違いによって恨みはさらに増幅されているようでした。
「カンボジアで農作業」の表紙のコメントも素敵です。
私と同じ靴を履いているのに!yuk-inaさんのアクティブな姿が輝いてみえます。
すーぽん
- yuk-inaさん からの返信 2010/01/17 23:42:45
- RE: いい体験をされましたね。
- こんにちは、スーポンさん!
あ、その本はタイトルは聞いたことがありますが読んだことはないです。。
先日読んだ「物乞う仏陀」という本には、カンボジアの物乞い、売春、賄賂の話が書かれていました。
カンボジアの観光地では地雷被害者が楽器を演奏してチップをもらっているのをたまに見ました。
買春も日本人は多いんですよね。恥ずかしいことです。
カンボジアには農業以外に産業といわれるものが特に無いんですが、一回、日本のメーカーが進出しようとした時に契約の最終段階で賄賂を要求されて破談になったと言ってました。「フンセンはアホな頭だ」とガイドさんが言ってました。
このアキラさんの話をアップしたらたくさんの反響がありました。
淡々と書かれる文章と裏腹に、重い事実がありました。
アキラさんのカンボジアをよくしたい、カンボジアの人びとのために何かしたい、という強い意志が感じられましたよ。今の日本人には無いような・・・。
戦争は物質的な破壊はもちろん、殺したほうも殺されたほうにも傷跡を残しますね。いったい誰が得をするんでしょう。
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