2009/10/09 - 2009/10/14
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TOMIKENさん
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建国60周年に沸く、国慶節明けの北京をプチ旅行した。
思えば、最初に北京に行ったのはSARSが大流行した前だから、もう6年前くらいだろうか?
当時は仕事に追われていたから、ホテルと会社と日式クラブ(笑)を往復するだけの毎日だった。
ある、深夜の2時頃、お気にの小姐に誘われて北京某所の有名ディスコに行った。
真っ暗な巨大な体育館のような空間に、無数の人民がワラワラとひしめいていた。
胃に響くような、巨大なダンス音楽。
天上からクレーンで裸の白人ダンサーが降りてくる!
私の連れの小姐には次から次へと不良白人が迫ってくる・・・
何なんだ!この異様な世界は?!
それは、今までイメージしてきた社会主義の中国とはまるで異なる現実の姿であった。
思えば、その時から、中国に惹かれだしたのかもしれないなぁ。
そして未だに、巨大な中国大陸から脱出できなくなってしまっている。
そんな、ちょっとだけ中国通の北京ことりっぷです。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空
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-
10月9日、大連経由で夕方に北京に到着。
今回の一番の楽しみは、胡同にある中堂客桟(四合院酒店)での宿泊であった。
とはいえ、現地に着いてみると、こんな通りなので、本当にここでいいのか?と不安になってきた。 -
さてさて、ゲストハウスの入り口を発見。
夜になると防犯のためか、門を閉ざしているので結構わかりずらい。
◆中堂客桟(四合院酒店)
http://www.bejapan.com/book/hoteldetail_book.asp?h..
私が宿泊したのは西四にある中堂客桟の本店だ。
徳勝門にも系列のゲストハウスがある。
アクティブに旅するタイプには、長距離バス停もすぐそばにある徳勝門店のほうが便利かもしれないね。 -
四合院とは清の時代の金持ちや高官が採用した建築様式。
中庭を挟んで東西南北に棟を配置する。
このゲストハウスは四合院をそのまま宿として提供している。 -
私が泊まった部屋。
「ハネムーン部屋」と呼ばれてる(笑)。
この部屋は、ダブルベッドにトイレ&シャワー付き。 -
朝食は各部屋の前のテーブルでとることができる。
ここの中庭にいると本当に落ち着く!
ここが中国の首都北京であることを忘れてしまう。
静けさ・・・
聞こえてくる鳥のさえずり・・・
風情のある柿の木・・・
ちなみに、私の他は全て白人客。
白人パッカーには有名な宿のようだ。
彼らはあくせく観光する私たちとは異なり、心地よい中庭でお茶を飲みながら、一日ぼ〜っと本を読んで過ごしている様子。
そんなまったりとした過ごし方がこの宿には合っているかもしれないなぁ?! -
ホテル近くの胡同を散歩する。
胡同は、輪タクでめぐるオプションツアーが有名だけど、自分の足で歩くほうが楽しい。
気ままに右へ曲がり
気ままに左へ曲がり -
も〜、どこを撮っても絵になる!
観光名所などいかず、ひたすら一日中近場の胡同をぷらぷら散歩するだけでも楽しいね! -
中堂客桟の近くには庶民的な食堂が数軒あるだけだ。
私が気に入ったのは「黄金餃子」店。
左の写真は「海鮮香鍋」。
但し、「海鮮」といっても、練り物で作られた「なんちゃって海鮮」だ。
それでも、味付けが絶妙なので、意外と癖になるのですよ(笑) -
こちらは看板メニューの「黄金餃子」。
とうもろこしで皮を作っている。
もちろん、美味い!
美味いのだけど・・量が多すぎるのですよね〜 -
10月10日。
私の宿泊ホテルからは、徒歩5分程度で地下鉄4号線「西四(xi si)」駅。
この日は「西四」駅から地下鉄に乗って「天安門東」駅を目指すことにした。
しかし、北京の地下鉄は整備されて便利になったね〜!
基本料金は2元。
乗る際にはスイカみたいにポンと叩く。
降りる際には切符のように吸い込ませる。
このルールさえ、覚えればOK!
主要な場所に地下鉄で移動することができる。 -
天安門で駅から出ると・・・
うわ〜 人民多すぎ! -
建国60周年慶祝イベントがまだ開催中であった。
地下鉄駅から天安門広場へ向かうと、南北880m、東西500mの世界最大の広場が無数の人民で埋め尽くされていた。
道端で1元で売っている中国国旗を誇らしげに振る彼ら。
5元のちゃちな記念メダルを楽しげに首にかけて歩く彼ら。
彼らは、実に純朴に国を愛して、建国記念日を喜んでいる。 -
彼らに問うた。
中国政府をどう思っているのか?
「政府は怖いです。でも、今は政府の経済政策がうまくいっている。皆、生活が前よりずっと良くなった。
だから、政府を支持しています。」
もちろん、有る程度経済的に恵まれている、都市部の漢人の感想だ。
少数民族はそうは思っちゃいないことも、よくわかっている。
でも、国民が素直に国旗をふって建国記念日を祝える国は、とても羨ましく思う。 -
日本人はいつから、自国を誇りに思えなくなってしまったのだろう?
◆教育のせいなのか?
◆政府のせいなのか?
◆マスコミのせいなのか?
無数の中国人民の人並みに揉まれながら、そんな思いに捉われていた。 -
建国60周年慶祝イベントから。
各省毎の花車といった趣。 -
建国60周年慶祝イベントから。
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建国60周年慶祝イベントから。
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人ごみに疲れ果てて、故宮横の通りを歩く。
この通りは気持ちがいいね! -
故宮横の通りから。
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故宮横の通りから。
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故宮横の通りから。
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昼飯時。
王府井まで歩こうと思ったけど、繁盛してそうな定食屋に入った。
まぁ、繁盛しているお店はたいてい間違えがないでしょう。
この店も、安くて美味しかった!
ちなみに、世界遺産の故宮は素通りです(笑)
しかし、故宮を横にして、昼間からビール飲んで酔っ払うのもどうかと思うけど・・・
これも一つの旅スタイルなんで、いいでしょう! -
夕方。
「南鑼鼓巷(nan2 luo2 gu3 hang4)」に向かった。
ここは北京でも最先端のお洒落ストリートだ。
裏原宿といった雰囲気ですね。 -
南鑼鼓巷から
途中で買った臭豆腐をつまみながら、お洒落ストリートをぶらぶら散歩! -
南鑼鼓巷から
ここには胡同を改造したカフェやブティックが並んでいる。 -
南鑼鼓巷から。
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南鑼鼓巷から。
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南鑼鼓巷から。
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南鑼鼓巷から。
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南鑼鼓巷から。
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夕食は南新倉国際大厦にある「大董火考鴨店」を予約していた。
ここは北京で大人気の有名店。
もちろん、目的は北京ダック! -
もう、この店は数多く行った中国でのレストランでも最高ランクですね♪
センスも実に洒落とんしゃ〜お店。
この店の北京ダックは間違えなく過去に食べた最高の北京ダック!
値段も高いけどね・・・ -
二人だと一羽を食べるのはきついので半分を注文するといいですよ!
北京ダックのお友はビールでなく、長城ワインがお薦め♪
人気店なんで、お出かけ前に予約してくださいね。 -
次の日。
宿泊ホテルで長城ツアーを手配した。
160元/1名なので、格安という程でもなく(中には60元くらいのツアーもある)、安心して申込みをしたのです。
事前に聞いていた行程はざっと、以下の通り。
◆8:00 出発
◆「明の十三陵」観光
◆「八達嶺長城」観光
◆昼食
◆お土産屋
◆16:00 ホテル着
私の宿泊ホテルは白人ご用達なので、参加したツアーも英語ガイド付きでした。
私と連れの他はイギリス人夫婦だけで、参加者は計4名。 -
私の宿泊ホテルは白人ご用達なので、参加したツアーも英語ガイド付きでした。
私と連れの他はイギリス人夫婦だけで、参加者は計4名。
上海の大学で英語を学んだという若い女性ガイド・・
流暢な英語を喋るのだけど、何か空気読めないつ〜か、生意気感が滲み出ているので、すかんかったなぁ・・
天気はあいにくの小雨混じりの曇り空。
なんだか、出発前から、やる気がなくなってきた自分です(A^^;)
さぁ、八達嶺高速を快調に走っていたと思ったら・・・
いきなりの「お土産屋攻撃」!
◆1軒目: 高級宝石(翡翠)店(滞在1時間)
こんなお店・・・おいらに用があるわけなかろぅもん!
でも、大型観光バスが次々と駐車場に停車してくる。
店の前の喫煙所横で腰掛けて、ぼ〜っと煙草を吸っていると、いかにもバックパッカー風の白人が近づいてきた。
笑顔で肩をすくめて、私の隣に座り、煙草を吹かす。
「ショウガナイサ、コレガ中国ダネ!」
さてさて、やっとこさ走り出したワゴン車は、程なく「明の十三陵」に到着。
ここでは、約1時間の観光。 -
「明の13稜」では「長陵」という墓に行っただけ。
ここは、やっぱり地下宮殿で有名な「定陵」に行くべきじゃなのかなぁ?
お土産時間確保のためにお手軽なポイントを選択したのだろうね・・・ -
「明の13稜」から。
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肝心なのは「八達嶺長城」!
「さぁ、お待たせ! 八達嶺長城に到着しました!」
とツアー・ガイドが言うのだけど・・・
あのぉ・・・ここは・・・明らかに居庸関だと思うのだけどね!
「ここは八達嶺じゃないぞ!」
と文句を言うと、中国人が良く使う言い草。
「差不多!(どれも、一緒ですよ!)」
長城での観光時間は90分しかないと言うので、イギリス人夫婦はとっとと、歩いて行ってしまう。 -
どうやら、「八達嶺」は駐車場が一杯になったりするし、ロープウェイ料金をめぐってトラブルになったりするので、ローカルツアーでは敬遠されているらしい。
まぁ、確かに、どこも一緒ちゃ一緒やけんね・・
気を取り直して、長城の険しい階段を登り始める。
ところでさぁ、さっきの宝石屋に行かなければ、ここに2時間はいられたんだけどなぁ・・ -
居庸関から。
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居庸関から。
-
さて、居庸関長城でいい運動をした後は、遅い昼食。
ちなみに、曇天でいい写真は撮れなかったけどね(笑)
◆2軒目: 長城近くの友諠商店 昼飯兼(滞在90分)
このお店は、長城観光の定番中の定番なんでしょう!
食事は、酢豚、鳥の空揚げ、野菜炒め、酸っぱいスープにご飯+1ドリンク(ビール可)。
まあ、予想していたよりは美味しかったです^^
ビールおかわりしたかったけど、同席のイギリス人夫婦がアルコール飲まないんで遠慮しました・・・くそぉ!飲みたかったなぁ!
ちなみに、彼らは日本を旅行した後で中国に来たらしい。
「北海道 ハ 美シイデスネ〜(英語)」
と言ってましたよ(笑)
しかし、英語で喋りながらの食事は緊張するばいね^^
さぁ、これでホテルに帰るだけかと思ったら・・・まだありました〜 -
◆3軒目:お茶屋(オリンピック公園近く) (滞在1時間)
もう・・・観光しているよりさぁ、お土産屋にいる時間のほうが長いでないの?!
1日ガイドで一人もお土産買わないと、もう1軒別のお店に連れ込まれる勢いだったので、やむなくお茶を買いました。
ガイド、とたんに上機嫌(笑)
これにて、八達嶺長城ツアーは終了!
八達嶺長城には行っていないんだけどね(爆) -
翌日。
スイスの世界的建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した「鳥の巣」!
中国国家の威信をかけた名建築をやっと訪問できた。
「鳥の巣」の建築工程を描いたドキュメンタリー番組を見てからずっと憧れていたのですよねぇ・・
私は実は建築フェチでもあります(笑)
遠くから、「鳥の巣」の威容が見えてくるだけで興奮してくるのですよ! -
この日はまさに北京秋天と呼ぶべき快晴♪
つうか、むしろ暑い! -
さて、高い入場料(50元?)を払って、「鳥の巣」の内部に侵入!
-
いやぁ、実に観やすい、いいスタジアム。
「鳥の巣」の中では、申し訳ない程度にちゃちなぬいぐるみショーやカンフーショーを上演しているだけですが(笑) -
まあ、外から眺めるだけでも充分かもしれないですね^^
-
冬には、ここらは人口スキー場になるらしい。
興味のあるお方はどうぞ! -
北京滞在最終日の午後は王府井をぶらぶら。
-
北京はオリンピックを契機にかなり洗練されてきたのは間違えない。
地下鉄網がほぼ完成したので、地下鉄を有効利用すれば大渋滞もさほど苦にならない。
まともな珈琲も飲めるようになっきた。 -
東京の原宿のような、洗練された最先端のストレート。
でも、そのすぐ横には汚臭が漂う老北京の古き情緒ある通り。
やはり、北京は一筋縄ではいかないね。
まだまだ、北京を語るにはまるで経験が足りないな!
なお、最近は北京市内の飲食店では政府から禁煙が指導されている。
でも、喫煙したい方は、一応聞いてみるといい。
「可以 吸火因口馬?」 (煙草すってもいいとぉ?)
「不可以!・・・」 (駄目です!)
「真的口馬?」 (本当なの(ええんちゃうの)?)
「・・・・」
これくらい粘ると大抵の店では、秘密よ!なんて言いつつも灰皿を持ってきてくれる。 -
まだまだ、北京の魅力は尽きない。
今回の北京滞在中には一度も日本人と出くわすことがなかった。
でも、大連に戻ったら・・・・どこに行っても日本人だらけ!
うーん、なんだか萎えるなぁ・・・
やっぱり、大連は日本人多すぎだよなぁ
-- 終わり --
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この旅行記へのコメント (2)
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- がまだす@熊本さん 2009/11/30 20:30:07
- 摩訶不思議インドで、大人と出会ったよん
- TOMIKENしゃん、まいど。
今夜の20;15列車でプリーへ行きます。
ゲストハウスは12時でチェックアウトなので8時間も・・・
遅いネットカフェーで時間つぶしです。
ここらの料金は1時間20ルピー、日本円で40円です。
まっ、遅いのは許せるけど時々フリーズする度に「インドってit先進国?」なんて首ひねってしまうほどです。
ノスタルジック北京を最後まで読んだよん。
表紙のリード文やけど、すごく上手いなっ。
いつから名文書けるようになっなの?
それとも隠していたんだ(爆)
〉日本人はいつから、自国を誇りに思えなくなってしまったのだろう
海外、特に辺鄙な国を旅していると研ぎ澄ましたように日本が見えてきます。
日本って世界一だ!なんてね、つくづくそう思います。
それから変な愛国心ではなくて、自信とかが芽生えて痛切に誇りに感じれしまうのです。
余談ですが、
昨夜とんでもなく大物バックパッカーと遭遇しましたよ。
彼は87歳で、中央大学の名誉教授。世界のほぼ全土を旅したと話しておりましたっけ。
紳士でした。
3時間くらいだったかな、タダで授業を受けさせてもらいました♪
彼との出会いは、帰国後アップしますね。
ただ今インド時間で、16時59分。
後5時間か・・・
ほなまた!
- TOMIKENさん からの返信 2009/11/30 20:35:19
- RE: 摩訶不思議インドで、大人と出会ったよん
- がましゃん、元気そうで何より!
ま〜だ、ネットカフェで時間つぶしですか(笑)
あちらの写真の画質があまりにあんまりなんで、久々にこちらで旅行記UPしてみましたよ!
世界には凄いバックパッカーさんがオラッシャットですね^^
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