2009/11/03 - 2009/11/03
512位(同エリア623件中)
夢見る獏さん
御茶ノ水駅から歩いて3分の湯島聖堂に行ってきました。
聖堂の歴史については、こちらをご覧ください。
「気ままに江戸♪ 散歩・味・読書の記録」
http://wheatbaku.exblog.jp/12853562/
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大成殿(たいせいでん)
大成殿は、孔子廟の正殿のことを言います。
杏壇門を入ると大きな大成殿が目に飛び込んできます。
当初は先聖殿と呼ばれました。先聖とは孔子のことを言います。
その後、湯島に遷った時に、大成殿に変更されました。
孔子の他、願曽思猛といわれる願子・曽子・子思・孟子の四賢人を祀っています。 -
杏壇門(きょうだんもん)
杏壇門は、廊門になります。
杏壇とは学問を教える所を言います。孔子が学問を講じた壇のまわりに杏(あんず)の木があったところから言われます。
山東省曲阜にある孔子の講堂の跡に門扉が設けられ、杏壇門の名称が付けられたことにちなみます -
入徳門(にゅうとくもん)
左写真が「入徳門」です。、江戸名所図会によると唐門にあたります。
入徳とは、「大学 朱熹章句」にある「子程子日、大学孔子之遺書 而初学入徳之門也。」によるそうです。
宝永元年(1704)に建造され、その後の大火や関東大震災も免れた貴重な木造建築物です。 -
【楷樹(かいじゅ)】
仰高門を入ると正面に、楷樹があります。「かいのき」とも言います。
楷は、中国山東省の曲阜市の孔子の墓所に植えられている名木で、初め子貢が植えたと伝えられていて、現代まで植えつがれているそうです。
枝や葉が整然としているので、書道で言う楷書の語源になったとも言われています。
楷と孔子は切り離すことができないものとなっているそうです。
中国では殆ど全土に生育していますが、日本に到来したのは大正4年であり、まだ日が浅い木です。
聖堂に植えられている楷は、「曲阜の樹の正子に当る聖木である」と案内板に書かれていました。 -
【孔子銅像】
楷の木の横奥に、孔子の像が祀られています。
斯文会館の西脇になります。
この孔子像は、1975年(昭和50年)に中華民国台北ライオンズクラブから寄贈されたものだそうです。
台湾師範大学の開明徳教授が製作したものだそうです。
高さは4.5メートルあり、孔子の銅像では世界最大のものです。 -
【仰高門(ぎょうこうもん)】
江戸名所図会には、聖堂の惣門で、「仰高」の額は、寺明院基輔の筆によると書かれています。
聖堂入口の仰高門は、孔子がどんな人物か訪ねられた弟子の顔回が「先生は仰げば仰ぐほど高さをますすばらしい人です」と答えたことに由来するそうです。
原文は 「論語」子罕第九の「顔淵喟然歎日、仰之彌高、讃之彌堅」だそうです。
江戸時代、仰高門東舎での儒教経典の講義は、仰高門日講と呼ばれ、武士だけでなく、町人まで解放されていました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 一歩人さん 2010/02/11 13:31:26
- やっぱり、ここですよね
- 夢見る獏さんへ
ここは、歴史をひもとくには、いいです。
どんどん、広がって、私は、台北の
孔子廟まで行ってQ!でした。
思い出すだけで、ハッピーです。
失礼しま〜す。
- 夢見る獏さん からの返信 2010/02/12 11:12:45
- RE: やっぱり、ここですよね
- > 夢見る獏さんへ
> ここは、歴史をひもとくには、いいです。
> どんどん、広がって、私は、台北の
> 孔子廟まで行ってQ!でした。
> 思い出すだけで、ハッピーです。
> 失礼しま〜す。
一歩人さん、はじめして。
一生懸命ご覧いただき、そして、多くのコメントをいただき
ありがとうございました。
私は江戸に関係した史跡・旧跡を訪問しています。
一歩人さんは、もう既に多くの江戸東京を訪問済みのよう
ですので、楽しい訪問記をじっくり読ませていただきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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