2009/11/20 - 2009/11/20
35026位(同エリア43987件中)
Bachさん
京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。
「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。
→http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/
今回のテーマは、「茶道文化溢れる紅葉庭園」です。
まずは、国宝の茶碗を残すほど「茶の湯」にも熱心であった、江戸初期のマルチアーティスト・「本阿弥光悦」が晩年を過ごした鷹ヶ峯の「光悦寺」を振り出しに、その「光悦」が唯一作庭した庭園がある「本法寺」に移動。
ここでも「光悦垣」を発見して、「妙心寺」塔頭の「大法院」で「もみじの露地庭園」を観賞しながらお茶をいただきました。
「光悦寺」(こうえつじ)は、本阿弥光悦がこの地に芸術村を造り、80歳で亡くなるまで晩年を過ごしたとされるところです。
この時期はさすがに人が多く、入り口の狭い参道の紅葉ロードはカメラを持つ人だかりが出来て、なかなか中に入れないくらいです。
もともと芸術家の屋敷ですので、派手さはない質素な庭園ですが、7つの茶室と鷹ヶ峯三山の借景が見事にシンクロして、この時期でしか見れない紅葉と、苔と石畳と、臥牛垣(ねうしがき)とも呼ばれる有名な「光悦垣」の風景は、充分に派手なスポットです。
書家に陶芸、漆芸、蒔絵や彫刻、出版、茶の湯などマルチ芸術家の光悦の雰囲気にどっぷり浸かって、家康の時代にタイムスリップし、心が洗われたような気分になる庭園です。
光悦は作庭家でもあり、本阿弥家菩提寺の「本法寺」に庭があるそうなので、早速行ってみることにします。
「本法寺」(ほんぽうじ)は、裏千家の「今日庵」の周辺に建ち並ぶ、宝鏡寺や妙蓮寺などの近くにあって、観光コースからも外れ、あまり目立たないお寺ですが、本阿弥光悦作の唯一の庭園や長谷川等伯の日本一の仏涅槃図もあって、結構文化価値の高いお寺です。
庭園は、「三つ巴の庭」と呼ばれていて、「巴の形」をした3つの築山が「過去」「現在」「未来」途切れることなく連続していることを庭に現したのだそうです。
また、目立つのは十角形の蓮池と、ここにも「光悦垣」があって、光悦の庭だということがすぐ分かります。光悦の世界にドップリ浸かったまま、「大法院」に向かいました。
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