2009/11/04 - 2009/11/04
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COQVOL(旧いっちゃん)さん
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王道は、川床のように生きたり死んだりして、今では移住する部族や軍隊がまるで骸骨のように背後に残していく異物にしか通じていなかった。一番あたらしく立ち寄った村で薪さがしの連中が、タ・メアンという、巨きな建築物のことを話していた。それはカンボジアの辺境とシャムの未踏査地域の間、モイ族の住む地帯の連山の頂にあって「何百メートルも浮き彫りが・・・」ということだった。
1930年 アンドレ・マルロー著 渡辺淳訳 「La voie royale・王道」
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「王道」はフランス人作家・政治家のアンドレ・マルローが命名したものだ。これは「すべての道はローマに通ずる」と同じ意味で「すべての道=王道はアンコールに通ずる」と同じ意味合いである。ここで疑問に思った。「連山の頂にあって」とあるのは ダンレック山脈の頂のことで、プリヤ・ヴィヒア遺跡の西に残るタ・ムエン・トムを初めとする遺跡だと思うのだが、実際に「何百メートルも浮き彫りが・・・」というのが果たして、このタムエン遺跡群なのだろうか。実際に訪れたタ・ムエン・トムはそこまでの規模はない。それはむしろピーマイからアンコールワット遺跡につながる王道上から少し南にはずれた所に位置する、当時シャムから都を守るために建てられた砦、アンコールトムを造ったジャヤバルマン7世が建立したバンテアイ・チュマール遺跡(猫の砦またはライム畑の砦)ではないかと疑問を持った。南北600m東西800mの敷地に永延と描かれたレリーフ。これこそがマルローの言う「巨きな建築物」ではないだろうか。確かにそこは山脈の頂ではないが・・・
さあ、疑問を解決しにいかなくては。
寺院名:
バンテアイチュマール Banteay Chhmar
別名:なし
寺院群: バンテアイチュマール
日本語名 : 猫の砦
サイトナンバー 51
登録ナンバー(by Lunet de Lajonquiere)IK816
主祠堂正面の方向 : 東(微妙に北にせりあがっている)
位置:Banteay Nean Chery>Thma Pouk>Banteay Chhmar>Banteay Chhmar
主要遺跡南東には食堂もある。村もある。
シソポンから国道56号線を北上60.5km(Totalの地図にて)
創建: 11世紀 および 創健者:ジャヤヴィーラヴァルマン1世、 再建:12-13世紀
再建者: ジャヤヴァルマン7世
建築様式: 平地 展開式
宗教: ヒンドゥー教 及び 大乗仏教
注 : 正門は北東に向いている。
カンボジア 2009年
タイでの1週間の旅を終えいよいよカンボジア入国
(1日目)11月3日
アランヤ・プタテート(タイ国境)-CIQ=税関・入管・検疫(カンボジアビザ1000バーツ*)ポイ・ペト(カンボジア国境)
【泊】ポイペト・ホリデー・パレス 1300バーツ(但し800バーツのキャッシュバックあり)
*ビザは20US$と表示してあるが、現実的には1000バーツあるいは30US$。おそらくドルが高いときに設定したときの料金では。E-visaで26US$、大使館でも3000円前後なので、1000バーツはお互いいやな思いをしないためにも、また決して安くはなりそうでないのでこの金額で手を打ったほうが得策。また、こポイペトからシェムリアップ間の国道6号線、道幅も広く文句なしの良い舗装道路なので、以前のような悪名高き悪路は解消。雨季でも問題なし。但しこの道は人も、自転車も、リヤカー、牛や水牛も羊も、犬やトラクターも自動車もみんなが使う生活道路。いろんな意味で日本と違った危険はつきものだ。
(2日目) 11月4日 走行距離 約 330km (普通乗用車)
ポイペト−シソフォン−バンテアイチュマール−バンテアイ・トープ−シェムリアップ。【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(3日目) 11月5日 走行距離 約 170km シェムリアップ−ベンメリア間は舗装、その先は赤土のでこぼこ道 (普通乗用車)
シェミリアップ−プーン・コムヌー−コーケー遺跡群−シェムリアップ
シェムリからベンメリアまでの道は良好。ここからコーケーは今回の旅では最悪。時速20km/h 出せればいい赤土のでこぼこ道。この時期5時30分には日が暮れるので、夜道は穴の大きさがわかり辛い。但し動物の目は光るので、無灯の自転車、人間やリヤカーよりはわかりやすい。
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(4日目) 11月6日 走行距離 約 170km 道はすべて舗装 (普通乗用車)
シェムリアップ−コンポンクディー−橋梁(王道)−ダン・デイク−トレサップ湖(遊覧)−国立博物館−シェムリアップ−トレサップ湖(蛍狩りと舟遊び−飲み会)
* ホテルで出会った日本人とカンボジア人のガイドでトレサップ湖に蛍を見に出発した。シェムリアップの町でビールとおつまみ(鳥の丸焼き、ロースとポーク)などを仕入れ夜道トレサップ湖へ。船は夜間就航禁止だが、ここはお金で何とか警察に目をつぶってもらう。蛍が見られたかは酔っ払ってわからなかったけれど、無数に輝く、東京で見たプラネタリュームの星の数より多い。生まれて初めての体験。輝く地平線が360度船の周りを回転する。中型船チャーター2時間60UD$。足代は別。とてもいい体験だった。
* 【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(5日目)11月7日 走行距離 約 170km 道はすべて舗装 但しクバール・スピアンの入り口はでこぼこ道(トクトク)
シェムリアップ−アンコールワット(日の出)−バンテアイ・スレー−クバール・スピアン−アンコール遺跡群(大回り)
前日の飲み会で度が過ぎたようで、5時起きはちょっときつかった。それにクバール・スピアンでの山歩きは思った以上に険しかったが、やはりその疲れを遺跡は癒してくれる。トクトクや観光バスに乗ってゲート前まで連れて行ってくれるツアーとはちょっと違う。
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(6日目)11月8日 走行距離 約30km バイタク
シェムリアップマーケット・市場−アンコールワット(環濠外側から写真撮影)−西バライ−西メボン−シェムリアップ
アンコールワットの外壁と環濠を見たくバイタクで一周。途中ピクニックや遊びに興じている人々が観光客とは別世界の所で生活を楽しんでいた。西メボンは一時水がかなり減っていたが、関係者の努力で、この時期は水が豊富だった。貯水池に浮かぶ島、西メボンに船で渡る。そこにはたくさんの子供たちが待ちかまえていてくれた。
(7日目)11月9日 走行距離 約300km バイタク
シェムリアップ−プノーン・クレーン−プノン・バケン−プノン・クロム−シェムリアップ
バンテアイ・スレーまでの道は良好。但しこの先は悪路が続き、さらには山登りおおよそ一時間は最悪。質の良くないバイクだったので、お尻は痛くなるし、このたび最悪の疲労。バイタクを選ぶときはドライバーの選択と同時にバイクの質(排気量、新旧車両)も考慮したい。チップは必要なし。滝、リンガ寝釈迦像を見るだけならこれだけの苦労をするのはもったいない。石切り場など他の遺跡も観光したい。知識豊富なガイドを同行させての訪問が望ましい。出来れば一泊も。
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(8日目)11月10日
シェムリアップ−アンコールワット(西門)−(東門)−像のテラス、ライ王のテラス−シェムリアップ
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(9日目)11月11日
シェムリアップマーケット・市場
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(10日目)11月12日
シェムリアップ−アンコール・バルーン(気球)−バイヨン(アンコール・トム)− アンコール国立博物館
【泊】6号線沿いのチェンラホテル・デラックスルーム エアコン・バスタブ、簡単な朝食付 207号室 15US$ (長期契約)
(11日目)11月13日
今日からはシェムリアップを離れて一週間の長旅です。
タイの遺跡めぐりも終え、カンボジアでの中盤、この日からシェムリアップからプノンペン近郊までの遺跡旅行。総計1000キロ以上に及ぶトヨタ・カムリの旅が始まります。
今日はシェムリアップからアンロン・ベンを経由して、プレハ・ビヒアを観光し、泊まりはスベン・メアンチェです。
一日の走行距離はおよそ300km、良好な舗装道路が1/3、残りは時速30km/hがせいぜいの悪路。雨でも降ったら走行できないような道です。予算に限りがあるので、4x4を借りられません。カンボジアではなぜか人気のトヨタ製カムリです。
宿泊は地元のゲストハウス、シングル・ファン付きで5-7ドル。
【訂正】
国道6号線はポイペトからシソポン、トンレサップ湖の南、バッタンバンを経由してプノンペンに至ります。
したがって、上記の記載は間違いであってポイペト-シソポンは国道5号線、そこからシェムリアップに至る道が6号線となります。申し訳ありません。
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ポイペトから48.5km シソポンで国道5号線を分かれ、国道56号線を北上する。
信号はないが、牛が道を遮断する。
初めてこの光景に出会ったときは驚きと感動があった。今でも。 -
シソポンから60.5kmの道のり。
ラテライト色した土道を北へ北へと進む。その先はタイ国境。直線で北東に40kmもない距離にタ・ムアンがある。タ・ムアンはピーマイに続く王道だ。 -
エンジンチェック。悪路はカムリではきつい。
こんな田舎でも電気は来ている。それにしても影が濃い。これから東京の春過ぎまで乾季が続く。
シソポンから北上して目的地まではもう10KMもない。
ついでにトイレ休憩。 -
バンテアイ・チュマールの入り口。5USDを払ったか。
ノートに入場の記帳。 -
南北600m東西800mの敷地を東正門から入る。初めての訪問は常に正門からだ。
PS 遺跡自体は微妙に北北東に右肩上がりに建てられている。そういえば大プリアカンも北東に傾いている。東西にきちんと位置していない。 -
参道北側の宿駅。
タムエンと同じく当時は礼拝堂だったのだろうか。この周りにはきっと木で出来た宿泊施設が巡礼者のために設けられていたのだろうか。木製の建造物は今は残っていない。石だけだ。
砂岩で造られた宿駅は楼門から数メートルの距離に参道の北東西に向けて建てられている。宿駅は並べられた3つのパーツを持つ。
a.西側: 長方形の基壇に塔があり、中心線は南北に走る。塔は扉によって西側に開き特定できない開口部(窓または扉)によって南側に開かれている。
b.中央の部屋は大きな窓によって塔とつながれている。部屋は南側に連子窓(れんじまど)があけられ東側は建物の主壁面から突き出ている建造物がある。その他に空気抜けの穴が建物の高い部分と北側正面にある。
c.建物の主壁面から突き出ている建造物には連子窓がある。
d. 宿駅の北側にはラテライト製の段差のある小さな聖地がある。
出典 CISARK
http://www.site-archeologique-khmer.org/core/showsite.php?id=51&keyword= -
東側回廊は崩れ去っている。
参道を東正楼門に向かって歩く。
楼門南側の城壁は訪問時、国際協力得て回廊の修復を試みている。 -
ナーガにまたがるガルーダの欄干。
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同上
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同上、背後から
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回廊入り口(東)
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回廊内
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本堂内(東側から)
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本堂入り口の門(東)
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アンコール・トムのバイヨンと同様式の観音菩薩像の頭
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いよいよメインの観音菩薩像
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同上
盗掘された観音像の壁画の一部はカンボジア国立博物館(プノンペン)で公開されています。 -
遺跡には盗掘のほか自然破壊、溶樹(カジュマル)も天敵だ。
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西側回廊
画面奥は壁面が切れている。
盗掘されたあとだ。
この一部はプノンペンの国立博物館、喫茶室の前に飾られている。
PS: 砂岩の重さ
1m3=2t およそ水の2倍の重力だ。
盗掘は一人では出来ない。 -
西側回廊
海獣と闘う王子 -
西側回廊
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