2009/11/15 - 2009/11/15
1104位(同エリア1708件中)
夢見る獏さん
小石川後楽園は、水戸徳川藩の初代藩主の徳川頼房が作り、2代藩主の徳川光圀が完成させた江戸期の代表的な大名庭園です。
小石川後楽園は、池泉回遊式庭園ですが、いくつかの特徴がありますので、その特徴と主なみどころを説明します。
小石川後楽園についての詳細のご紹介はこちらにも
書いてあります。
「気ままに江戸♪ 散歩・味・読書の記録」
http://wheatbaku.exblog.jp/12979218/
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【名所写しと中国趣味】
まず、一つめは、名所写しの技法と中国様式の取り入れが行われていることです。
名所は、京都の大堰川、渡月橋、清水寺、音羽の滝、木曾の寝覚めの床、白糸の滝など日本各地の名所を取り入れています。右の写真は大堰川です。
また、2代光圀は朱舜水の意見を聞いて、中国の要素を取り入れられています。
西湖の堤や円月橋がそうです。 -
【四つの風景】
二つめはに、園内は、1、海の景、2、川の景、3、山の景、4、田園の景を演出している点です。
海の景は、蓬莱島のある大泉水、西湖(さいこ)
川の景は、渡月橋、大堰川、通天橋を結ぶ西部一帯の風景
山の景は、小蘆山、清水観音堂跡、得仁堂、円月橋、愛宕山、八卦堂跡をつなぐ山中の風景
田園の景は、水田、菖蒲田、梅林のある東北部一帯の田園の風景
写真は大泉水を撮ったものです。白い屋根が東京ドーム、右の高い建物が東京ドームホテルです。 -
【四季折々の風景】
三つめは、四季それぞれの楽しみ方があるという点です
初春は、庭園北側の梅林、春は入口の枝垂桜
初夏は、庭園北側の藤棚やカキツバタや花菖蒲
真夏は、白糸の滝や寝覚めの床の清流
秋は、竜田川の紅葉
冬は、冬桜や雪つり といった楽しみがあります。
右の写真は、5月に訪れた時の満開の花菖蒲です。
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【小廬山】
中国の名勝地「廬山」にちなみ、京都の清水寺一帯が小廬山と言われています。
大堰川上流の景色が、京都の清水寺ににていることから、寛永17年に林羅山が「小廬山」と名づけました。
現在は、オカメザサに覆われている丘が小廬山と呼ばれています。 -
【西湖の堤】
この石堤は、中国の西湖(さいこ)の蘇堤を模したものです。
西湖は、蘆山とともに中国の名勝地で、当時の日本人のあこがれの的でした。
光圀が朱瞬水の設計を取り入れて造ったものと言われています。
円月橋とともに中国趣味の風景で、これ以後の大名庭園の「西湖の堤」の先駆けとなったものです。 -
【通天橋】
これが有名な通天橋です。
大堰川の上流に架けられています。
京都の東福寺の「通天橋」にならって、大堰川に朱塗りの橋をかけたものです。
紅葉の時は大変見事ですが、11月中旬では、まだ紅葉には早いようです。 -
【得仁堂】
この建物は、光圀18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷、叔斉の木像を安置した堂です。
得仁堂の名前は孔子が伯夷・叔斉を評して「求仁得仁」と語ったことによります。
関東大震災や戦災にも残った唯一の建物です。
現在、伯夷・叔斉の木像は東京都が保管しています -
【円月橋】
円月橋は、朱舜水の指図により、駒橋という石工が造ったものです。
この橋は、中国の山水画にある橋柱のない橋です。
橋柱がないため、橋が水に写った様が、満月のようであるので、円月橋と名づけられています。
写真でもその様子がわかると思います。
8代将軍吉宗が吹上御苑にこのような橋を作らせようとして、石工を後楽園に派遣させて研究させましたが、難しいと伝えたのであきらめたとの逸話もあるそうです
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この旅行記へのコメント (1)
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- 一歩人さん 2010/02/11 13:28:27
- 朱舜水を追っても楽しいですよね
- 夢見る獏さんへ
ご三家の庭園発掘調査でも
庭園は見逃せません。
もちろん、朱舜水を追っても楽しいですよね。
失礼しま〜す。
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