2009/10 - 2009/10
214位(同エリア262件中)
西部旅情さん
ふたつの故城で遠い「過去」に出会う
郊外の東西に、トルファンの歴史を伝える遺跡がある。町の西11㎞の交河故城と南東46㎞の高昌故城である。肥沃な土地とシルクロードの通商の利権のために、大国に翻弄された小国の悲哀をいまに伝える遺跡である。
交河故城は、前漢のころの車師前国の都だった。サルマタイ系遊牧民族の車師前国は、大国の匈奴と漢との対立の間を、両国に服従しながら苦心を重ねて細々と生き抜きその命脈を保つたが、442年に、北魏に滅ぼされた北涼の沮渠氏がこの地に逃れ高昌郡を占拠する際に滅ぼされた。後に、交河城は高昌国の副都となった。
交河故城は、その名のとおり、交わる河と河(二道溝と三道溝)の間の細長い台地の上にある。断崖は高さ30mで天然の要害をなし、南北1000m、東西の幅は最も広い所で300m。世界でも珍しい「彫刻都市」で、黄土の台地を上から掘り下げて町をつくったものだ。つまり、中国一般の日干しレンガを積み上げた町ではない。そのためか2000年を経過したいまも保存状態はよく、滅んだときの姿を風化に任せたままいまに残しているようで、故城のなかには車師前国の人々の息づかいが満ちているようだ。
故城へは南門から入り、城の中心には幅3m、長さ350mの大道が通じ、西北に寺廟や仏塔、中央に官署、東南に住宅が残され、いちばん奥に塔林がある。
巨大な船の形をした台地のうえに廃墟が続き、路地から路地を巡って住宅跡に足を踏み入れたり、甬道から地下建築のなかに導かれたりしていると、さながら時間の迷路に迷い込んだような気がしてくる。
参考:中国旅行専門サイト―西部旅情http://www.westpassion.com
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