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「三州」とは三河国のことで、 三州街道は、三河湾沿いで取れた三州塩を、矢作川とその支流の巴川を遡って九久平(豊田市)まで運び、そこから馬で信州塩尻まで運搬する「潮の道」、或いは東海道と分岐する岡崎から陸路、荷駄で足助を経て信州塩尻まで運ぶ「塩の道」でした。<br /> 信州から三河へ向かうので「三州街道」、三河からは信州飯田<br />さらに塩尻へ塩尻へ向かうので「伊那街道」とも呼ばれた。岡崎から足助までは「足助街道」或いは「中馬街道」とも呼ばれた。<br /> この「塩の道」の宿駅は、岡崎宿を起点として九久平、足助、武節までは愛知県で、その先長野県に入り根羽、平谷、浪合、駒場・・・と続き18宿を経て塩尻宿に到着する。<br /> 今回は足助宿を中心に散策したが、町並みは宿場町の風情はあまり残っていない。ここは紅葉で有名な香嵐渓があり、1週間ほど早かったので残念ながら紅葉は観賞出来なかった。<br /> 写真は足助城物見矢倉です。

三州街道をゆく:足助宿と中世の城跡「足助城」

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2009/10/25 - 2009/10/25

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ひま人

ひま人さん

「三州」とは三河国のことで、 三州街道は、三河湾沿いで取れた三州塩を、矢作川とその支流の巴川を遡って九久平(豊田市)まで運び、そこから馬で信州塩尻まで運搬する「潮の道」、或いは東海道と分岐する岡崎から陸路、荷駄で足助を経て信州塩尻まで運ぶ「塩の道」でした。
 信州から三河へ向かうので「三州街道」、三河からは信州飯田
さらに塩尻へ塩尻へ向かうので「伊那街道」とも呼ばれた。岡崎から足助までは「足助街道」或いは「中馬街道」とも呼ばれた。
 この「塩の道」の宿駅は、岡崎宿を起点として九久平、足助、武節までは愛知県で、その先長野県に入り根羽、平谷、浪合、駒場・・・と続き18宿を経て塩尻宿に到着する。
 今回は足助宿を中心に散策したが、町並みは宿場町の風情はあまり残っていない。ここは紅葉で有名な香嵐渓があり、1週間ほど早かったので残念ながら紅葉は観賞出来なかった。
 写真は足助城物見矢倉です。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
観光バス JRローカル

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  •  足助宿、当時の面影を残す「旅籠玉田屋」

    足助宿、当時の面影を残す「旅籠玉田屋」

  • 往時の旅籠、三嶋館。

    往時の旅籠、三嶋館。

  • 旧 三州街道足助宿の町並み。

    旧 三州街道足助宿の町並み。

  •  足助中馬館(県重文)、大正元年建築、旧稲橋銀行社屋、昭和57年資料館として開館。

     足助中馬館(県重文)、大正元年建築、旧稲橋銀行社屋、昭和57年資料館として開館。

  •  足助城本丸。標高301mの真弓山の山頂にあり、正式には「真弓山城」といい、鈴木氏により室町後期〜戦国時代初期に築かれたことが発掘調査で分かった。城跡公園として整備され、平成5年足助城として復元された。

     足助城本丸。標高301mの真弓山の山頂にあり、正式には「真弓山城」といい、鈴木氏により室町後期〜戦国時代初期に築かれたことが発掘調査で分かった。城跡公園として整備され、平成5年足助城として復元された。

  •  足助城台所建物。

     足助城台所建物。

  •  足助城本丸高櫓と長屋(手前)

     足助城本丸高櫓と長屋(手前)

  •  香嵐渓(こうらんけい)、香積寺第11世住職参栄本秀は、江戸時代の寛永11年に、般若心経を1巻唱えるごとにモミジを1本手植えし、巴川沿いの参道に沢山のモミジを植樹した。その後大正末期から昭和にかけて、足助の住民が総出で大量にこれを植え育て、京都嵐山のような紅葉の名所を創出したのが「香嵐渓」の始まりです。

     香嵐渓(こうらんけい)、香積寺第11世住職参栄本秀は、江戸時代の寛永11年に、般若心経を1巻唱えるごとにモミジを1本手植えし、巴川沿いの参道に沢山のモミジを植樹した。その後大正末期から昭和にかけて、足助の住民が総出で大量にこれを植え育て、京都嵐山のような紅葉の名所を創出したのが「香嵐渓」の始まりです。

  •  香積寺(こうしゃくじ)、応永34年(1427年)足助氏の居館跡に創建された曹洞宗の古刹。<br />足助城主・鈴木氏5代の墓もある。

     香積寺(こうしゃくじ)、応永34年(1427年)足助氏の居館跡に創建された曹洞宗の古刹。
    足助城主・鈴木氏5代の墓もある。

  •  三州足助屋敷、この地の過疎化を食い止めようと、都市型の開発でなく、旧姿を温存して地域文化を見直し、観光客のためでなく地元民のための取り組みが行われた。木造草葺きの昔ながらの足助の風景をよみがえらせることで、これを具現化したのが「三州足助屋敷」です。資料館的役割とともに足助の手仕事を再現することで、子供や孫の世代に父祖の暮らしを伝える地道な努力が行われている。

     三州足助屋敷、この地の過疎化を食い止めようと、都市型の開発でなく、旧姿を温存して地域文化を見直し、観光客のためでなく地元民のための取り組みが行われた。木造草葺きの昔ながらの足助の風景をよみがえらせることで、これを具現化したのが「三州足助屋敷」です。資料館的役割とともに足助の手仕事を再現することで、子供や孫の世代に父祖の暮らしを伝える地道な努力が行われている。

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