1998/04 - 1998/05
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サザンアイランドプログラマーさん
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チベットの空は蒼かったです。
天空の街と呼ぶに相応しいラサ。 そして、一生に一度は見ておきたいエベレスト。
1998年4月から5月の約二ヶ月間、飛行機を使わずに日本⇒韓国⇒中国⇒チベット⇒ネパール⇒インドと旅をしました。
もともと、北京に留学している友人を訪ねるのが大きな目的でした。
北京から南下して、上海⇒ベトナムあたりを見てみようと計画していたのですが、その留学中の友人が言うには『チベットはなかなか行けない。チベットに行くといい!』というので、進路変更したのです。
結果、私の旅の中でベストとも言える光景に出会い、体験を重ねることができました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
-
ゴルムド⇒ラサへ向かう途中のタングラ山塊です。
1998年当時、西蔵鉄道はできていなかったので、終点のゴルムドからラサまでは28時間ほどかけてジャンピングバスで行きました。簡易寝台が2段になっているような大型バスです。 乗客の9割が中国人(チベット人というよりも漢民族っぽかったです)。
さすがに高地順応もしていないただの旅人が5000メートル級の山脈をいきなり越えるため、何度も意識が朦朧としました。 悪路のため夜中にバスのジャンプで目が覚めると、煌々と照る月明かりのなか延々と雪を被って白く輝く山系が続いているわけです。 そんな美しい光景も、薄い酸素のせいで意識が混濁し、「こんなに明るいから昼間なのだろうか?」などと考えたりしました。 -
そんな私の旅の中でもワースト3に入るようなバス旅を経て着いたラサのバナクショーホテル。 同行した白人バックパッカーたちとシェアしたまま全員泥のように眠りました。
-
ラサのジョカン寺。 チベタンが敬虔な祈りを捧げています。
-
ポタラ宮と私。 しかもポタラ宮の後ろ姿という・・・
チベットは天空の城。 空が異様に青いんです!
初日は空だけ見ていても飽きなかったなぁ。 何度も不思議な色の空を顔を上げて見直しましたもん。
ポタラ宮の周りにはマニ車(回すとお祈りをしたことになるというチベット仏教の仏具)が配された小道が続いています。 時計回りに歩くのが決まりらしく、反対方向に歩くひとは旅行客くらいのものでした。 -
チベットの弦楽器。
ラサのレストランにてTry♪ -
仲良しになったチベタンのルプサンと。
ラサの街頭でシシカバブーを頬張っていたときのこと。 寄ってきたチベタンの子供に、一緒に旅していたPhilipがシシカバブーを分けてあげました。すると、彼の父親とおぼしき人物が流暢な英語で話しかけてきて、彼と仲良くなることができました。 彼はスイスに留学したこともあるというチベタンの中ではエリートのルプサン。
なんと、(中国当局にはナイショで)翌日、彼の村に招待してもらうことになったのです。 -
ルプサンの村にて。
ラサからバスで小1時間ほどにある、チベットの村です。
その村にもチベット仏教のお寺があるのですが、ある時中国軍隊が侵略してきて村民を殺され、寺も破壊されたそうです。 FREE TIBET と叫ぶ人たちの心が分かった気がしました。 -
ルプサン一家に招かれてヤクバター茶(ドロドロしてしょっぱい!)を振舞われました。
彼らに着せてもらったチベット民族の民族衣装です。
モンゴロイドの彼は、同じ東洋民族の私にとても好意的で、彼が半生大事に使ってきたナイフと、カシミヤの紫色のセーターをプレゼントしてくれました。 セーターは薄手なのに暖かく、いまでも冬場になると着ています♪ -
ラサを出てしばらくのところにあるヤムドゥク湖です。
ラサで知り合った日本人、韓国人のバックパッカーたちとチベットを縦断すべく、ランクルをチャーターしました。 -
チベット高原をランクルで行く。
ミリタリージャケットを羽織ってちょうどいいくらい寒いです。 -
チベットの名もなき村にて。
空は蒼く、水は透き通り、心地よい風が吹いています。 -
エベレスト!
チベット側のエベレストベースキャンプ手前にあるロンボクゴンパ(僧院)に一泊泊めてもらいました。
エベレストはその高さゆえに、ロンボクの谷に日が落ちてきても、いつまでも夕日を浴びて赤々と輝いていました。 そのサミットが夕闇のなかに三角形に赤く光っている姿はまさに神々しいものでした。
電気、水道がない場所なので、日没とともに就寝するのですが、夜中に起きて見た夜空は星が降っているようで驚きました。 (ラサへのバスの中でメガネを破損してしまったのが悔やまれました・・・)
中国コカコーラが美味い♪ -
ロンボクゴンパの朝。 正面がエベレストです。
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エベレストB.C.を後にして振り返るヒマラヤ山脈。
写真を二枚貼り合わせたものですが、左側の写真の中央がエベレストです。 -
チベット高原にて。
ランクルをチャーターしたバックパッカーたちと。 -
ゴルムド⇒ラサ間のジャンピングバスを共に乗り切ったデンマーク人のカップルからの手紙。
カトマンズで再会したときにもらいました。
なぜ stomach かというと、私はカトマンズで細菌にやられて痩せこけていたからです。
二人とばったりカトマンズの路上で再会した喜びも束の間、痩せこけた私を見た二人は驚いて『どうしたの?大丈夫?何があったの!?』と気遣ってくれました。
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