念願のイエローストーン！充実の6日間--①ノリス・マンモスエリア

2009/09/19 - 2009/09/19

半年かけてユナイテッド航空のマイレージを使った旅行を企画し、
キャンセル待ちを繰り返してやっと全工程を押さえ、ほぼ
完璧に準備し、今年のゴールデンウィークに行く予定でした。
しかし、なんと、出発の2日前に「新型インフルのため、
海外渡航一切禁止令」が会社から出て、やむなく中止に
追い込まれました（涙）。

いったん『しぼんだ気持ち』を立て直して、秋のシルバーウィークに合わせて、
休みの算段をし始めたのは、もう8月に入っていました。
公園内の宿もたまたまこの順番でしか取れず（しかも高かった！）、
結果として１泊ごとに宿を替わる、以下の順となりました。
正直、あの時期から準備してよく来られたなというのが実感。
ただ、天候にはすばらしく恵まれて本当にラッキーな
旅行となりました。
また他の皆様の旅行記にもずいぶん助けられました。
この紙面を借りてお礼申し上げます。

初めての旅行記ですが、６日間を記載しながら
次にこられる方の為のお役に立てばと思い
ガイドブックには載っていない、いくつかのポイントを毎日
お話していきたいと考えています。

なお、表紙の写真の「ビリー君」はHoriday Inn Codyの
ベッドの上に住んでいるバッファローで、われわれが今回
初めてであった動物でした。「もって帰らないでね！（笑い）」
と書いてありましたので、最後の宿泊時に買って帰りました。


●旅行日程
　9月19日（土）成田-サンフラン-デンバー-コーディー　コーディー（泊）
　　①20日（日）ノリス、マンモスエリア　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マンモス（泊）
　　②21日（月）ルーズベルト、キャニオンエリア
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キャニオン（泊）
　　③22日（火）ウェストサム、オールドフェイスフル　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レイク（泊）
　　④23日（水）オールドフェイスフルエリア　
　　　　　　　　　　　　　　　オールドフェイスフル（泊）
　　⑤24日（木）グランテイートン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャクソン（泊）
　　⑥25日（金）テイートン＆オールドフェイスフル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コーディー（泊）

　　26（土）-27日（日）コーデイー-デンバー-ロス
　　　　　　　　　　　　-成田

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　以下、役に立ったWEB SITEです。

　●イエローストーン国立公園・公式HP（英語）
http://www.nps.gov/yell/index.htm
特に、[photos & multimedia]には、オールドフェイスフルガイザーの現在の映像や
公園内の概要や動物などの動画の案内が入っています。
英語ですが出発前に是非一度ご覧ください。小生の１００回の説明よりよくわかります（笑い）

●Xantra・公園内ホテル宿泊予約（英語）
http://www.travelyellowstone.com/what-to-know-113.html

●イエローストーンドライブガイド（外部情報・日本語）
http://silvil.com/ntlpk/npdrive/yell/index.html

●西部５州観光局HP（日本語）
http://www.uswest.tv/wyoming/wy_02.html

●モンタナ州観光情報（日本語）
http://www.bigskyjapan.com/national_park/yellowstone.html

●Weather Chanel (英語）
http://www.weather.com/outlook/recreation/ski/tenday/USWY0183?from=36hr_topnav_undeclared

●Teton 国立公園・公式HP（英語）
http://www.nps.gov/grte/index.htm

●Teton 公園内ホテル宿泊予約（英語）
http://www.gtlc.com/

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◎今日のポイント

　1.パンと具材を事前に買って、準備すべし。
　　（朝食や移動中の昼食）

　　公園内に売店はありますが、万全ではありません。
　　できれば事前に基点となる町や出発地で
　　購入しておくと便利。

　2.写真を撮る際、メモが必要。

　　次々にいろんな自然の造形物が出てきます。
　　なるべく名前の看板を入れようとするのですが
　　撮りにくい位置だったり、逆光位置だったりします。
　　まあ、気にしなければイインですが・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エリア イエローストーン国立公園周辺(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ユナイテッド航空

第1日目。

前日夜、スーパーで買っておいたパン、ヨーグルトや
バナナ＋コーヒーで朝食。
節約の意味もありましたが、自分の時間で食事を摂れるため、有効でした。昼食をトレッキングのトレイルの途中で摂るときにも便利でした。こういった食材はほとんどのビレッジにある「売店兼ミニグロッサリーストア」で買えました。是非お勧め。

期待に胸を膨らませ、Cody Horiday Inn
を午前7時に出発。

Codyから東ゲートに向かう１時間のうちにもにも奇岩絶壁があり、「すごーい！」を連発しながら、車から降りて写真を撮る。

東口ゲートで、入園料を25ドル払う。
パンフレットと1週間有効の通行レシートをくれる。
この通行証はイエローストーン南側にある
グランドテイートン国立公園と共通。

「日本から来ました」というとこんな日本語のパンフも
くれました。

公園内に入るとこういった焼けた木々が目立ちます。
20年前の1988年の大火災（公園の36％が焼け野原になったらしい）の名残とのこと。
しかし生命力はすばらしく、他のエリアではすでに
松や杉の木が生えてきている場面にも遭遇しました。

○道路の閉鎖箇所

　旅行を3週間前に控えた8月末に
　「8の字ループのノリスとマディソン間が
　　道路工事で閉鎖」とホテルから一方的に
　連絡がありました。

　これでマンモス方向からオールドフェイスフル
　方向へは、行かれないことになってしまいました。
　だいぶ行動の制約を受けます。

　この新聞はビジターセンターでもらった
　「Yellowstone Today」という季刊の新聞でも
　大きく示されていました。

東口ゲートから進むこと1時間でフィッシングブリッジのインフォメーションセンターへ。
ココでトイレ休憩と情報を仕入れ、いざ「８の字ループ」へ。最初に行ったのは、ここMad Volcano。
その名の通り、泥の温泉地です。
日本だと箱根大涌谷、秋田の後生掛温泉辺りで見られるですが、規模と勢いが違います。

辺りには硫黄のにおいがぷんぷんしてます。

トレイルの案内板。通路はどこへ行ってもこんな木道が整備されていて、歩きやすいです。

Mad Volcanoをでるとすぐに,ヘイデンバレー・Hayden Valleyと呼ばれる草原。アメリカンバイソン（バッファロー）の群れが間近で観られました。

バッファローの拡大写真。本当に大きい。
（北半球最大の生物らしい）

ヘイデンバレーでバッファローを見た後、
キャニオンビレッジを左折。約２０分で
Norris Geyser Basinへ。

ココは小規模なGayser,Poolが数多くあるところ。
この写真は有名なColloidal Pool
透明度はないが神秘的な雰囲気を持った
Poolでした。

名前も覚えていません。　
こちらは透明度が高いきれいな
青色のPoolでした。

北側のポーセレイスンベイスン、約20分のトレイルを
歩くと色んな色をした水面に出会う。
最初は水草でも生えているのかと思うが
よくみると「藻」の一種で、相当小さい微生物だと
判る。温度によって植生が変わるらしい。

そんな微生物による色の違いを解説した看板。

あとここNorrisには
・吸い込まれそうになるほどきれいな
　Emerald Spring
・全く気まぐれで噴出す間隔が4日から50年ながら
　噴出せば世界最大の大きさと言われている
　Steamboat Gayserもある。

Norisから車で約30分。
今日の目玉、マンモスカントリーにやってきました。
ココだけは冬もオープンしているようです。
道路からも見える、シンボルのLiberty Cap。
以前から温泉を噴出していたが、自らの噴出物で
蓋をしてしまったらしい。

テラスマウンテン・Terrace Mountainの中の
ミネルバテラス・Minerva Terrrace。
噴出物に石灰成分が含まれているためこのような
見事な温泉による段丘が出来る。
トルコに行ってパムッカレを見てみたいものだ。
ただ、自然に任せているため、温泉が流れなくなったところは、無残にも崩れ、ただの白い灰と化しているところもかなりあった。

ココも少し崩れつつあります。

写真だと雪の様に見えるかもしれませんが
テラスマウンテン南側の斜面です。

同じく南側拡大写真。

テラスマウンテンの西側に広がる、大小５-６個の
マウンテンエリア。車の一方通行路となっており
観るだけなら１週１５分で回れます。
これは、中ほどにある、Orange Spring Mound。
色のコントラストが見事な自然の芸術品です。

White Elephant terrace(と思います）。

マンモスのホテル横の芝生に陣取るエルク（鹿）。
雄なのでこの時期、立派な角を持ち、
数匹のメスを従えて「ハーレム」を形成します。
ただ、まもなくこの角は落ちてしまうそうです。

この晩は、Mammoth Hot Spring Hotelへ宿泊。
100年前に建てられたホテルらしく、ギシギシ音が鳴る。バスなし（共同シャワーのみ）で96＄と
中ではリーゾナブルな価格だった。

この旅行記へのコメント （1）

• M-koku1さん 2010/06/06 15:32:26

  行ってみたいアメリカの国立公園

  1billy さん
  
  お誘いにのって、旅行記を拝見しに来ました。
  素敵な旅行記にまとまっていると思います。
  
  こういうところがお好きでしたら、
  是非Tomさんのあたりにも足を伸ばされては?
  
  時間ができたら、
  Tomさんにおねだりして、
  いつの日か、ボスケに行って見たいと思っているMでした。
  
  お気に入りにお誘いしますので、
  どうぞOK印をくださいね。
  
  ではまた　M