2005秋、秋色の徳川園：地下鉄大曽根駅から歩いて徳川園へ、ガマズミ、寒椿、四睡庵

2005/11/18 - 2005/11/18

秋の色が深まる徳川園の紹介です。尾張徳川家ゆかりの庭園です。

エリア 愛知

• 交通手段: 私鉄

2000年の春に徳川園を訪れた際の写真は、グルメシリーズ5に収録しました。今回はそれに次ぐものです。

徳川園とは反対側の歩道です。黄葉を始めたのは桜のようです。緑と黄葉が混在しています。

地下鉄大曽根駅で降りて、ここまで歩いてやって来ました。結構時間はかかりますが、散歩にいい距離です。

緩い坂を登って、ここは正門の近くです。銀杏の大木が黄葉を始めていました。薄雲がありますが、まずまずの好天です。

写真は撮ってみましたが、赤い実の潅木の名前は分かりませんでした。図鑑では、ガマズミのようでした。

紫式部の実です。クマツヅラ科の落葉低木です。実紫(みむらさき)、小式部(こしきぶ)等とも呼ばれます。

欄干の左手には『虎仙橋』、右手には『虎の尾』の文字があります。『虎の尾』は、橋の下の渓谷を示します。

寒椿の花のようです。寒椿は、ツバキとサザンカの中間の園芸品種です。季語では、冬椿とも呼びます。

徳川園の庭園は、結構高低差があります。橋の上から見下ろした下の道です。左側の渓流が『虎の尾』と呼ばれています。

ピンクに白の絞りが入った椿です。徳川園のホームページを調べても、この椿の名前は載っていませんでした。

このあたりの景観は、野趣味たっぷりです。自然林を残してあるのかも知れません。

1つ前の写真と同じ場所で撮ったものです。植樹されたものではなく、在来種の黄葉のようです。櫨に似た葉の形をしています。

細い花茎に濃い紫の実を付けたヤブランです。花の色は薄い紫色です。

『四睡庵』です。禅の境地を示す画題の一つで、豊干、寒山、拾得の三人が虎と一緒に眠っている情景です。

蕗の一種の石蕗(ツワブキ)の花です。キク科の多年生植物です。俳句では蕗(つわ)の花として詠まれます。

中国杭州の景勝地、西湖の堤防を縮景したものです。名前も、西湖堤と呼ばれています。

幻想的な青色の鯉です。水が冷たくなったようです。ゆっくりと泳いで岸に近づきました。

全体は池泉回遊式庭園の形式となっています。地下水を水源としています。紅葉がその湖面に映えます。

庭園の中心の池は龍仙湖と呼ばれています。その岸に配された小船です。実用と言うより演出のようです。

龍門の滝と呼ばれる巨石を配した滝です。尾張家江戸下屋敷跡地にあった滝の石を使用しています。