アラゴンでひからびたい　１７　アルケサルで歩け猿

2009/08/26 - 2009/08/26

アルケサルは古い街並みが今なお残る
アラゴンの街です。

丘の上に建てられ
実にフォトジェニック。
太陽が傾くのを待って
そぞろ歩きをはじめます。

エリア スペイン

アルケサルのお宿は、ホテル・サンタマリア。
フルリーナさんが４年前１泊した、眺めのよい宿です。
チェックインカウンターには、女将のマリアさん。
残念ながら英語は全く通じませんが、チェックインをし、鍵を貰い、部屋へ向かいます。
部屋からはアルケサルの町の風景が見事に見えます。
バルコンにでる窓には、木製の重い簾が掛けられています。これで外の過酷な太陽光線と熱気を遮断するのでしょう。

日差しがやや和らぎ始めた午後４時半、町歩きを始めます。

アルケサルは、上から見るとブーメランというか、「く」の字になっていて、片方の端に
このホテルやサン・ミゲル教会(San Miguel) 、
反対の端には山の上に城壁に囲まれた
サンタ・マリア教会
（Colegiata de Santa Maria (1099)）、
その間に古い街並みがあります

街は山の斜面にあるのですが
緩やかに川に向かって
傾斜をしており、
向こう岸には
切り立った灰色の崖が
むき出しになってそそり立っています。

空の青、建物と岩の茶色、
木々の淡い緑色。

サン・ミゲル教会はすぐそこです。
　

入ってみましょう。

おお、
新調されたような
感じがします。

聖ミカエル、ですね。

まちを下から見上げると
こんな感じです。

さて、そうしたら
まち歩きをしましょう。

左手の戸口のところに。。。

ホタテ貝の刻印が
戸口にあります。

Blason de la Casa del Medico
お医者さんの家の紋章
下にホタテ貝のレリーフがあるのは
Saint-Jacques de compsotellaの巡礼者の
お墓があるからだそうです。

　Porte de d'acces にあります。
このあたりはアルケサルで一番古いそうです。

光と影のコントラスト

昔、出入り口があったのが
わかりますね。

こちらは
アルケサルらしいレリーフ

新しいけど
楽しいレリーフです。

ancienne Calle Mayor 付近です。

これはお店の入り口です。
午後５時にならないと
開きません。

こちらには
ちゃんと書いてあります。

半分開いた入口をはいると

中は教会になっています。

狭い路地、大好きです。

観光客相手のお店は
ごくわずか。

殆どが住居のようです。

ノッカーです。

割とゴツイ感じです。

あ、帽子をかぶったみたいな、煙突ですね

広場に出ました。

Place Rafael Ayerbe

アーケードの下は日陰で
涼しいです。

昔はこの広場に市が立ったそうです。

アラゴン地方の典型的な風景。

石造りの家
戸口は木製
入口に縄ひもの暖簾
窓にはブラインド

夏の暑さ
冬の寒さは
これで万全なのでしょう。

アルケサルで非常にたくさん見かけた
木製のブラインド。

見かけ以上の重さ。
これを巻き上げるのには
非常に、非常にちからのいる
仕事です。

桃が甘いにおいを
放っています。

日陰最高！

上に家が乗っています。

昔はアルケサルの端から端まで
通りに降りることなく行くことができた、そうです。

空が真っ青になってきました。

夕方なのに気温も上昇中。

トンネルの上はたぶん住居です。

要塞の近くの
水飲み場。

水は冷たくないです。

立派な煙突！

まだ新しい看板ですが
アルケサルらしくて
よござんす。

サンタマリア教会の城塞が建つ
岩山へと続く尾根。

一番左手の方向です

ちょっと右に振ります。

崖の中に沢山洞窟がありますねぇ。
人工のものか？
自然にできたのか？

不思議です。

さらに右に振ります。

洞窟だらけです。

さらにさらに右に振ります。

尾根の最後、
岩山の上に城塞。

見事！

洞窟にズームイン。

洞窟の中には
古代人が描いた絵があったり
するそうです。

城塞を見ながら
Lue la Tallada を
登って行きましょう。

あつい！
あつい！

５時前なのに
日差しが厳しい。

はやく城塞の中に
入ってしまいたい。

この旅行記へのコメント （2）

• あんみつ姫さん 2009/11/25 16:19:28

  こういう狭い路地もステキですね。

  カヌ太郎さん、こんにちは。
  
  外国には行ったことがないあんみつですが（飛行機苦手なの…）
  こういう感じの露地に憧れます。
  
  しかし、本当に暑い夏のところなのですね。
  ドアに暖簾は、初めて見た景色です。
  
  　　　　　あんみつ

  カヌ太郎さん からの返信 2009/11/25 20:15:15

  RE: こういう狭い路地もステキですね。

  あんみつ姫さん
  
  こんばんは。
  海外での一番の楽しみは
  ぶらぶらと歩く街歩きです。
  そして通りがせまいほど、
  人々の生活が感じられるところほど
  楽しいのです。
  
  昼間はからからで人の気配はないですが
  夕方になると椅子を通りに出して
  井戸端会議。
  なかなかいい感じですよぉ
  
  カヌ太郎