2009/09/13 - 2009/09/13
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すぱーくりんぐさん
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レトロな世界を求めて行った、週末の都電散歩。
後編では、飛鳥山と鬼子母神、そして人の少ない日本庭園を
訪れます。
帰り道では、運転手さんの苦労をかいま見ることにもなり、
また少し都電がお気に入りになりそうな予感です。
【旅の参考サイト】
東京交通局 都電荒川線
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/
【旅のガイド】
散歩の達人 2008年5月号
http://www.kotsu.co.jp/magazine/sanpo/tachiyomi/200805.html
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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-
「荒川遊園地前」から乗車した私たちは、「王子駅前」で下車。
子供の頃から「おーじ」という真っ平らなイントネーションを度々耳にしていました。
そこに「王子」という字が当てはまることを知ったとき、プリンスと結びつけるという発想がなく、何の感慨もありませんでした。
この地名を知らず、いきなり「王子」を見せられたら、やはりびっくりするものなのでしょうか?
私も一瞬、ときめいてみたかった気もします。(笑)
それはさておき。
飛鳥山を目指します。 -
山に登るのは大変なのかなぁ……なんて考えながら歩いていたら、前方にガラスの箱が見えてきました。
エレベーターかと思いきや、何と、モノレール!
今年の7月21日から運用が始まったばかりだそうです。
新しい匂いがプンプンしました。
嬉しいことに、料金は無料。 -
かなりの急勾配。
これを登るのは、なかなか大変そうです。 -
2、3分で上に到着。
15人も乗ったらいっぱいになってしまう可愛いモノレールです。
このときは車いすやベビーカーで利用している方がいました。
近隣の方にとっては、「待ちに待った」モノレールなのかもしれません。 -
子供の頃に来たことはあるのかもしれないけれど、とりあえず私の思い出せる範囲内では、初めて飛鳥山に来ました。
まさに、都会のオアシス。
さっきまでの暑さが、かなりやわらぎました。飛鳥山停留場 駅
-
さすが王子!?
遊具が、お城です。(笑)
小さい子供もたくさん遊んでいました。
(ここは木がないから、やっぱり暑い……) -
そして、広場の一角には忘れ去られたように、SLが。
D51の文字がすぐに目に入ってきました。
「あっ、デゴイチだ!」
「ほんとだ、ほんとだ」
ちょっぴり興奮する私と夫っち。
D51=デゴイチということを私が知ったのは、この数日前たまたまテレビを見ていたときでした。馬鹿にされるので、夫には内緒です。(^_^;) -
中はこんなすごいことになってます。
何が何だか分からないけど、すごい。(笑)
ものすごく大きくて、やっぱり迫力があります。
「一度SLにも乗ってみたいねぇ……」
「手近なところで、真岡鉄道かなぁ」
などとまた一歩、鉄の世界に足を踏み込む私たち夫婦なのでした。 -
山を下り(今度はほんのちょっとの階段でした)向かったのは、「飛鳥山停留所」です。
そうそう。ずっと「駅」だと思っていたのですが、「停留所」が正解のようです。(たった今知りました)
旅行記に既に「駅」と表記したところがあったかもしれないけれど……、まぁ、いいか。(笑)飛鳥山停留場 駅
-
前方に陣取って、電車が進んでいく景色を見るのは爽快。
でも、都電は前乗り後ろ降りの、バスのような運行ルール。したがって混んでいるときは、いつまでも前に居座っていると周りに迷惑です。
混んできたので、一番後ろに移動してみました。
すると。
これはいい!
何ともレトロな運転席が、観察し放題。(^_^)v -
だいぶビルが増えてきました。
サンシャイン60も見えましたよ〜。 -
「鬼子母神」で降りて、ちょっとだけお参りしてみることにします。
この日の散歩、下車するところをあらかじめ決めていたわけではありません。
都電に揺られながら、夫っちと相談して次の目的地を決めていきます。
もちろん、ガイドブックと地図を持っているので、ある程度はそれを見ながらですが。文字通り「気まま」な散歩です。 -
なかなかいい感じの道のりではないですか。
ケヤキの立派な木がずらりと並んでいます。
建っている家も、なかなかオシャレ。
建築中のところも多かったです。
次に行くと、今度はまたオシャレな家が増えているのかな? -
古い建物をリノベーションして使っていました。
喫茶店だったり、デザイン事務所だったり、
いろんなお店が入っています。 -
ほどなく鬼子母神に到着。
緑の多い、静かな境内です。 -
仁王像は、怖いというより何だかお茶目。
割と小ぶりだからでしょうか。 -
鬼子母神の絵馬には、ざくろの絵が。
何でも、昔は子供を食べてしまう神様(?)だったそうで、お釈迦様の力で改心した後は、子供を食べるのを我慢してざくろを食べることになったのだとか。
その後、何と鬼子母神は安産・子育の神様に……。
お釈迦様、本当にそれでいいのでしょうか。(^_^;)
と思いつつも、引き続き楽しい散歩ができるようお参りをし、鬼子母神を後にしました。 -
いぇ〜い!
次の車両はピンクです。 -
比較的新しい車両なので、中の掲示も液晶です。
-
運転席周りもこの通り。
新しいです。
レトロなのもいいけれど、これはこれで楽しい!
見ていて安心感があります。(^_^;) -
終点、早稲田停留所に到着。
三ノ輪から12.2kmの道のりでした。 -
早稲田と言えば、早稲田大学!
ぐるぐると散歩をしたのですが、本当に大きな大学ですね。
あちこちに建物があって、どこへ行っても、大学の建物や案内板が見えていました。 -
甘泉園という公園を目指していたのですが、間違って隣りの神社に入ってしまいました。
ちょうどお祭りの日だったので、人がいましたが、普段なら静かで結構いいところかも。 -
今度こそ甘泉園公園に到着。
徳川御三家の下屋敷→子爵の邸宅→早稲田大学の施設→都立公園→新宿区立公園
と、めまぐるしく変わってきた公園です。
入口を見ると、ごく普通の公園ですが……。 -
こんな立派な門があり、そこを通ると……。
-
中には日本庭園が!
夕方だったせいか、人影もまばら。
たまにはこうした静寂に包まれるのもいいですね。
途中、持っていった果物を食べて休憩しました。 -
秋には紅葉が綺麗かもしれません。
冬は、雪吊も見られるのだとか。 -
この公園に立ち寄った一番の目的がコレ。
スッポン注意の看板が見てみたかった!(笑) -
もしかして、あれ?
スッポン?
見つけましたー。 -
少し歩いて、早稲田から1つめの停留所、「面影橋(おもかげばし)」から乗ることにしました。
これが、面影橋。
なかなか素敵なネーミングですよね。面影橋停留場 駅
-
窓の外、じゃなかった……、橋の下には神田川。
この堤防の高さ、半端じゃありません。(^_^;) -
面影橋から都電に乗り、三ノ輪方面を目指します。
この電車、予定よりも遅れ気味なのか、随分飛ばします。
それに、何度も入るアナウンスからも、焦る気持ちが伝わってきます。
「この電車は予定よりも○分の遅れで運行しております」
「皆様のご理解、ご協力が欠かせません」
等々……。
停留所に着く度毎に、何度も繰り返されるアナウンス。
次第に緊迫感が漂ってきました。(^_^;)面影橋停留場 駅
-
遅れているものだから、どの停留所でも人がたくさん乗ってきます。
すると、1人1人運賃を払うために当然ながらまた発車が遅れます。
「この電車の遅れ、とうとう10分の大台に達してしまいました」
あわわわ。大変っ!
それにしても、大台って……大げさな。(^_^;)
でも、なんか笑いが止まらない。(笑)
夫っちと目が合うと笑ってしまうので、横を向いて笑いを堪えて。
お腹が痛〜い。(笑)(笑)(笑)
「都電は通常の電車とは異なり……云々」
とうとう言い訳まで出てきた!
遅れたからって、誰も怒ってないと思うんだけど……。(笑)
「この遅れを取り戻すのは不可能です。したがいまして、次の電車のダイヤでの運行に切り替えさせていただきます」
あーあ、とうとうダメだったか……。
ちょうど運転手さんは交代の時間だったらしく、荒川車庫前でトボトボと事務所に向かっていきました。
その後ろ姿が、実に寂しそうでした。 -
私たちも「荒川車庫前」で下車します。
-
目の前にあるのが、荒川電車営業所です。
そう言えば、オリンピックは東京ではなくなってしまいましたね。 -
営業所の建物の隣りには、車庫があります。
そのまま入って行けそうだけど、当然ながら立入禁止(だと思います)。
すっかり辺りも暗くなってきました。 -
すでにこの日は閉まっていましたが、ここには「都電おもいで広場」があり、古い車両が展示されています。
土日祝の午前10時〜午後4時まで開放されています。 -
行き先が「銀座」になってる!
そう言えば、「ALWAYS3丁目の夕日」にも都電が出てきましたよね。 -
ここでは、自動販売機も車両カラーです。
-
せっかくなので一駅分歩いて、荒川遊園地前から乗ることにしました。
昼間とは随分雰囲気が変わった気がします。
ここから乗ったのも、私たちだけでした。 -
最後は、日暮れの中を行く都電をパチリ。
普段は便利な地下鉄やJRを使ってばかり。
でも、たまにはこうやってのんび〜り都電に乗って散歩をしてみるのも楽しいですね。
それにしても、たくさん歩いて足がガクガク。
お腹も空いたぁ。
(おわり)
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