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 一昨年、新穂高ロープウェイで山上駅(西穂高口駅)から見た「西穂山荘」があまりにも近かったので、「あそこまで行ってみよう」と思ってから2年…。<br /> 天候にも恵まれず、西穂高口駅まで行きながら引き返したときもあったりしたのですが、今日、「午後から晴れ!」の天気予報を信じて走ってみました。<br /><br /> 当日の詳細を http://homepage3.nifty.com/akira-i/monomiyusan/178-nishihosanso.htm にも記しています。よろしければ、のぞいてみてください。<br /><br />

新穂高ロープウェイ~西穂山荘

6いいね!

2009/10/03 - 2009/10/03

551位(同エリア801件中)

3

56

akkiy363672

akkiy363672さん

 一昨年、新穂高ロープウェイで山上駅(西穂高口駅)から見た「西穂山荘」があまりにも近かったので、「あそこまで行ってみよう」と思ってから2年…。
 天候にも恵まれず、西穂高口駅まで行きながら引き返したときもあったりしたのですが、今日、「午後から晴れ!」の天気予報を信じて走ってみました。

 当日の詳細を http://homepage3.nifty.com/akira-i/monomiyusan/178-nishihosanso.htm にも記しています。よろしければ、のぞいてみてください。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車

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  •  中部山岳の紅葉が気になるこのごろですが、この5〜6日、ずっと雨続き…。<br /><br /> 今日土曜日は、高速料金が1000円w。『午後から晴れ』の天気予報を見て、午前3時45分に出発しました。<br /><br /><br />← 出発を祝って、十四夜の月が雲間が顔を出しました。<br />  明日は、中秋の名月です。<br /><br />

     中部山岳の紅葉が気になるこのごろですが、この5〜6日、ずっと雨続き…。

     今日土曜日は、高速料金が1000円w。『午後から晴れ』の天気予報を見て、午前3時45分に出発しました。


    ← 出発を祝って、十四夜の月が雲間が顔を出しました。
      明日は、中秋の名月です。

  •  有料道路は、伊勢自動車道(津IC)〜東名阪〜伊勢湾岸道〜東海環状〜中部北陸自動車道〜中部縦貫道(高山IC)と走ります。<br /><br /> 伊勢湾岸道〜東海環状と通るのはちょっと遠回りになりますが、これはもちろん全線合計1000円を達成するためです(笑)。<br /><br /><br />← 東海環状「深山トンネル」<br /><br /> このトンネルを抜けると、岐阜県です。<br /> 

     有料道路は、伊勢自動車道(津IC)〜東名阪〜伊勢湾岸道〜東海環状〜中部北陸自動車道〜中部縦貫道(高山IC)と走ります。

     伊勢湾岸道〜東海環状と通るのはちょっと遠回りになりますが、これはもちろん全線合計1000円を達成するためです(笑)。


    ← 東海環状「深山トンネル」

     このトンネルを抜けると、岐阜県です。
     

  •  岐阜美並のあたりで、夜があけてきました。<br /><br /> 雲行きは、まだ怪しいですね。

     岐阜美並のあたりで、夜があけてきました。

     雲行きは、まだ怪しいですね。

  • ← ひるが野SA<br /><br /> ここは2年前の秋に寄ったときには、素晴らしい紅葉が(http://4travel.jp/traveler/akkiy363672/pict/12967125/src.html)、今年の6月には色濃い深緑が(http://4travel.jp/traveler/akkiy363672/pict/16360055/src.html)広がっていたのですが…。<br /><br /> 今日は一面、ミルク色のベールに包まれています。<br /><br />

    ← ひるが野SA

     ここは2年前の秋に寄ったときには、素晴らしい紅葉が(http://4travel.jp/traveler/akkiy363672/pict/12967125/src.html)、今年の6月には色濃い深緑が(http://4travel.jp/traveler/akkiy363672/pict/16360055/src.html)広がっていたのですが…。

     今日は一面、ミルク色のベールに包まれています。

  •  7時15分、高山ICに着きました。<br /><br /> ここまでで、もう3時間30分かかっています。

     7時15分、高山ICに着きました。

     ここまでで、もう3時間30分かかっています。

  •  高山からは、国道158号で平湯峠を潜り抜け、安房トンネルの前を直進して471号に乗って栃尾の交差点にやってきました。<br /><br />← 浦田川の橋の上で信号待ちをしているところです。<br /><br /> ここを右折して、県道475号を登れば、ほどなく「鍋平駐車場」です。<br />

     高山からは、国道158号で平湯峠を潜り抜け、安房トンネルの前を直進して471号に乗って栃尾の交差点にやってきました。

    ← 浦田川の橋の上で信号待ちをしているところです。

     ここを右折して、県道475号を登れば、ほどなく「鍋平駐車場」です。

  • ← 栃尾温泉郷も雨に濡れています。<br /><br /> 小ぶりだった雨が、ここではまた本格的に降り出してきました。<br /><br />

    ← 栃尾温泉郷も雨に濡れています。

     小ぶりだった雨が、ここではまた本格的に降り出してきました。

  •  午前8時58分、鍋平駐車場に到着。走行距離は339Km。<br /><br /> 出発から5時間少々、予定よりも2時間ほども多くかかっています。<br /><br /> でも、この時点で雨はほとんど上がりました。<br /><br />

     午前8時58分、鍋平駐車場に到着。走行距離は339Km。

     出発から5時間少々、予定よりも2時間ほども多くかかっています。

     でも、この時点で雨はほとんど上がりました。

  •  駐車場で仮眠…のつもりだったのですが、予定していた始発のロープウェイにも乗り遅れていて、長袖シャツに着替え、靴を履き替えて、あわただしく出発しました。<br /><br /> <br />← 駐車場からロープウェイ乗り場「しらかば平駅」への道です。<br /><br /> 気温は9℃…。

     駐車場で仮眠…のつもりだったのですが、予定していた始発のロープウェイにも乗り遅れていて、長袖シャツに着替え、靴を履き替えて、あわただしく出発しました。

     
    ← 駐車場からロープウェイ乗り場「しらかば平駅」への道です。

     気温は9℃…。

  • ← ロープウェイ乗り場<br /><br /> ハイシーズンの土曜日ですが、雨続きだったからでしょうか、お客さんの姿はまばら…。<br /><br /> 9時15分発の章くんたちが乗ったゴンドラの乗客は15〜6人でした。<br /><br />

    ← ロープウェイ乗り場

     ハイシーズンの土曜日ですが、雨続きだったからでしょうか、お客さんの姿はまばら…。

     9時15分発の章くんたちが乗ったゴンドラの乗客は15〜6人でした。

  •  ロープウェイは、鍋平駐車場の横の「しらかば平駅」(標高1308m)から、山上の「西穂高口駅」(2156m)まで、全長2598m・標高差848mを7分で登ります。<br /><br /> 動き出して1分もすると、ゴンドラは雲の中に入って、あたり一面は真っ白…。<br /><br /> でも、また1分ほどすると、今度は低い雲の上に出て、視界が広がりました。<br /> 目の下に雲海が広がって、章くんたち、山の素人には日常お目にかかることのない絶景です。

     ロープウェイは、鍋平駐車場の横の「しらかば平駅」(標高1308m)から、山上の「西穂高口駅」(2156m)まで、全長2598m・標高差848mを7分で登ります。

     動き出して1分もすると、ゴンドラは雲の中に入って、あたり一面は真っ白…。

     でも、また1分ほどすると、今度は低い雲の上に出て、視界が広がりました。
     目の下に雲海が広がって、章くんたち、山の素人には日常お目にかかることのない絶景です。

  •  朝日を受けた「焼岳」が見えます。<br /><br />

     朝日を受けた「焼岳」が見えます。

  •  山肌は、山上からふもとへ向かって、紅葉が下っています。<br />

     山肌は、山上からふもとへ向かって、紅葉が下っています。

  •  ゴンドラの下…。足元の木々も、色づいていました。

     ゴンドラの下…。足元の木々も、色づいていました。

  • ← 西穂高口駅の展望デッキにて<br /><br /> 傘ヶ岳・立山の方向も雲が切れて、山頂が見えてきました。<br /><br /><br /> この展望台に、10人ほどのカメラをぶら下げたスタッフがいて、「無料で、お手持ちのカメラのシャッターを押しますよ」と声をかけてくれます。<br /> 依頼すると、自分の首にかけているカメラでも1枚撮り、章くんのカメラでも2回シャッターを押してくれました。<br />

    ← 西穂高口駅の展望デッキにて

     傘ヶ岳・立山の方向も雲が切れて、山頂が見えてきました。


     この展望台に、10人ほどのカメラをぶら下げたスタッフがいて、「無料で、お手持ちのカメラのシャッターを押しますよ」と声をかけてくれます。
     依頼すると、自分の首にかけているカメラでも1枚撮り、章くんのカメラでも2回シャッターを押してくれました。

  •  焼岳も、すっきりとその姿を現しました。<br /><br /> <br /> 10分ほどの展望を終えて下りようとすると、出口に先ほど兄ちゃんのカメラで撮ってくれた写真が焼かれて、紙のケースに入れられ展示されています。<br /><br /> 1枚1000円…、「沢口靖子と一緒に写っている写真なら買うけどなぁ」と笑って、買わずに下りてきました。お兄ちゃん、ゴメンね!<br /><br />

     焼岳も、すっきりとその姿を現しました。

     
     10分ほどの展望を終えて下りようとすると、出口に先ほど兄ちゃんのカメラで撮ってくれた写真が焼かれて、紙のケースに入れられ展示されています。

     1枚1000円…、「沢口靖子と一緒に写っている写真なら買うけどなぁ」と笑って、買わずに下りてきました。お兄ちゃん、ゴメンね!

  • ← 駅周辺の「千石園地」から見た、西穂高岳。<br /><br /> 山頂まで、くっきりと見えています。

    ← 駅周辺の「千石園地」から見た、西穂高岳。

     山頂まで、くっきりと見えています。

  •  「登山届」も提出して(2km先の「西穂山荘」まで行ってくるだけなんだけど…)、いよいよ登山道に入ります。<br /><br /><br /> 案内書によると「西穂山荘」までは、約1時間30分ということです。 <br /><br /> ということは、章くんは3時間ですかね(笑)。<br /><br />

     「登山届」も提出して(2km先の「西穂山荘」まで行ってくるだけなんだけど…)、いよいよ登山道に入ります。


     案内書によると「西穂山荘」までは、約1時間30分ということです。 

     ということは、章くんは3時間ですかね(笑)。

  •  山道は、秋たけなわ…。<br /><br /> 熊笹や針葉樹林など常緑樹の間に、色づいた木々が彩りを添えます。

     山道は、秋たけなわ…。

     熊笹や針葉樹林など常緑樹の間に、色づいた木々が彩りを添えます。

  •  足元にも、小さな秋が…。

     足元にも、小さな秋が…。

  •  この辺りはまだ、ぬかるみには木の歩道が敷かれ、登りは石組みがなされています。<br />

     この辺りはまだ、ぬかるみには木の歩道が敷かれ、登りは石組みがなされています。

  •  山道の左右はすぐに急勾配の谷が落ち込んでいます。<br /><br /> 谷からは、霧が湧き出してきていて、視界は全く利きません。<br /><br />

     山道の左右はすぐに急勾配の谷が落ち込んでいます。

     谷からは、霧が湧き出してきていて、視界は全く利きません。

  •  途中、何箇所かの高い木の上のほうに、「西穂高口駅⇔西穂山荘」と書いた案内板が、高さを違えて2つ掲げられていました。<br /><br /> 冬、雪が積もったときの案内板ですね。<br /><br />

     途中、何箇所かの高い木の上のほうに、「西穂高口駅⇔西穂山荘」と書いた案内板が、高さを違えて2つ掲げられていました。

     冬、雪が積もったときの案内板ですね。

  •  歩き始めてから20分、登りが段々ときつくなってきました。<br /><br />

     歩き始めてから20分、登りが段々ときつくなってきました。

  •  もう、登山道は整えられた道ではなくなりました。よじ登り、超えていくしかない、登り道が続きます。<br /><br /> だんだんと足が上がらなくなります。<br /><br /> 平らな石を見つけると、全て休憩…。<br /><br />

     もう、登山道は整えられた道ではなくなりました。よじ登り、超えていくしかない、登り道が続きます。

     だんだんと足が上がらなくなります。

     平らな石を見つけると、全て休憩…。

  • ← 岩場の間を清水が流れていました。<br /><br /> 手を切るような、冷たさです。<br /><br /><br /> このころになると、次の次のロープウェイで上ってきた組にも抜かれました(苦笑)。<br /><br /> この岩場をピョンピョンと飛ぶように上っていく男の子たちや、平地を歩くがごとくに行くおばさんなど、世の中には信じられない人たちがいるものです。<br /><br /><br />

    ← 岩場の間を清水が流れていました。

     手を切るような、冷たさです。


     このころになると、次の次のロープウェイで上ってきた組にも抜かれました(苦笑)。

     この岩場をピョンピョンと飛ぶように上っていく男の子たちや、平地を歩くがごとくに行くおばさんなど、世の中には信じられない人たちがいるものです。


  •  もうくたくたになって…帰ろうかと思ったとき、目の前に山小屋が見えました。<br /><br /><br /> 11時55分 到着! ここまで、2時間10分かかっています。(案内書には1時間半と書いてありました。)<br /><br /> 3時間はかかるかと思っていましたが、案外早く着きましたね(笑)。<br /><br />

     もうくたくたになって…帰ろうかと思ったとき、目の前に山小屋が見えました。


     11時55分 到着! ここまで、2時間10分かかっています。(案内書には1時間半と書いてありました。)

     3時間はかかるかと思っていましたが、案外早く着きましたね(笑)。

  • ← 登山者でにぎわう「西穂山荘」<br /><br /><br /> 章くんを抜いていった皆さん、昨夜から宿泊している方々…、たくさんの人たちで山荘はにぎわっていました。<br /><br />  

    ← 登山者でにぎわう「西穂山荘」


     章くんを抜いていった皆さん、昨夜から宿泊している方々…、たくさんの人たちで山荘はにぎわっていました。

      

  •  章くんが山荘前で休憩していると、上高地からの登山道を70歳代かと思しいご夫婦が上ってみえました。<br /><br /> 「お疲れ様です。何時間ほどかかりましたか」と聞くと、「ゆっくりと6時間ほどかけてあがってきました」とご主人が答えてくれました。奥様は息が切れて、話すことも出来ないようなご様子でした。<br /> 普通は4時間ほど…と言いますから、奥様を気遣ってゆっくりと登ってみえたのでしょう。<br /><br /> でも、章くんならば、8時間ほどかかるでしょうね(笑)。<br />

     章くんが山荘前で休憩していると、上高地からの登山道を70歳代かと思しいご夫婦が上ってみえました。

     「お疲れ様です。何時間ほどかかりましたか」と聞くと、「ゆっくりと6時間ほどかけてあがってきました」とご主人が答えてくれました。奥様は息が切れて、話すことも出来ないようなご様子でした。
     普通は4時間ほど…と言いますから、奥様を気遣ってゆっくりと登ってみえたのでしょう。

     でも、章くんならば、8時間ほどかかるでしょうね(笑)。

  •  美味しいという評判の「カレーライス」を食べました。<br /><br /> 評判どおり、美味しかったです。<br /><br /><br /> 水道から出る水が、1リットル100円です。雨水を溜めて、熱湯消毒して作るのだと、山小屋につめているお兄ちゃんが言っていました。<br /><br /><br />

     美味しいという評判の「カレーライス」を食べました。

     評判どおり、美味しかったです。


     水道から出る水が、1リットル100円です。雨水を溜めて、熱湯消毒して作るのだと、山小屋につめているお兄ちゃんが言っていました。


  •  カレーを食べて、元気回復…。<br /><br /> この西穂山荘が、今回の目的だったのですが、現在時刻は12時20分…。<br /><br /> いつもの章くんならば、「遅れりゃ、山荘で泊まればいい」というところですが、明日、家に用事があって、どうしても今日中に帰らなくてはなりません。<br /><br /> 下りの最終ロープウェイは、山上駅を午後4時45分発であることを確認し、この山荘を2時に下ればOKと判断して、行けるところまで上を目指すことにしました。

     カレーを食べて、元気回復…。

     この西穂山荘が、今回の目的だったのですが、現在時刻は12時20分…。

     いつもの章くんならば、「遅れりゃ、山荘で泊まればいい」というところですが、明日、家に用事があって、どうしても今日中に帰らなくてはなりません。

     下りの最終ロープウェイは、山上駅を午後4時45分発であることを確認し、この山荘を2時に下ればOKと判断して、行けるところまで上を目指すことにしました。

  •  と…、山荘から西穂高方面へ歩き出したら、いきなり大きな岩場にかかりました。<br /><br />

     と…、山荘から西穂高方面へ歩き出したら、いきなり大きな岩場にかかりました。

  •  前を行く、30人ほどのおばさまご一行が大渋滞…。<br /><br /> 章くんは、ゴルフでも道路でも、前がつかえているのは全然気になりません。周囲の風景を眺めたり、写真を撮ったりして待っています。<br /><br /> おばさまたちは、先に上がった人が手を引っ張り、後ろの人がお尻を押し上げたりしながら、この岩を越えていきました。

     前を行く、30人ほどのおばさまご一行が大渋滞…。

     章くんは、ゴルフでも道路でも、前がつかえているのは全然気になりません。周囲の風景を眺めたり、写真を撮ったりして待っています。

     おばさまたちは、先に上がった人が手を引っ張り、後ろの人がお尻を押し上げたりしながら、この岩を越えていきました。

  •  大岩を越えたところから山荘を振り返ると、ガスが昇ってきていて、白い靄(もや)がかかっていました。

     大岩を越えたところから山荘を振り返ると、ガスが昇ってきていて、白い靄(もや)がかかっていました。

  •  さらに、岩を登り、倒木を越えて、急勾配の山道が続きます。<br /><br />

     さらに、岩を登り、倒木を越えて、急勾配の山道が続きます。

  •  這松帯のなかに、ナナカマドが鮮やかな紅色を記しています。<br /><br /> この頃から風が強くなり、下から霧が吹き上げられて、章くんたちが歩いている稜線を越えていきます。

     這松帯のなかに、ナナカマドが鮮やかな紅色を記しています。

     この頃から風が強くなり、下から霧が吹き上げられて、章くんたちが歩いている稜線を越えていきます。

  •  這松帯の薮漕ぎ道…、大きな岩をよじ登るところ…、礫岩が続くガレ場…と、まだまだ難所が続きます。<br /><br /> 章くん、ヘロヘロ…。おばちゃまたちにも置いていかれてしまいました。<br /> 日ごろの鍛錬を、何一つしていない証拠ですね。

     這松帯の薮漕ぎ道…、大きな岩をよじ登るところ…、礫岩が続くガレ場…と、まだまだ難所が続きます。

     章くん、ヘロヘロ…。おばちゃまたちにも置いていかれてしまいました。
     日ごろの鍛錬を、何一つしていない証拠ですね。

  •  前方の山が、霧の中にかすんでしまいました。<br /><br /> 天気予報は、午後から晴れるということだったのですが、山の天気はわかりませんね。

     前方の山が、霧の中にかすんでしまいました。

     天気予報は、午後から晴れるということだったのですが、山の天気はわかりませんね。

  •  大休止をとっていたおばちゃまたちにやっと追いついたのですが、このあたりからガスと風はさらに強くなり、前方が見えなくなりました。<br /><br /> 少し前にすれ違った下山中のパーティは、「上は雲も切れていて、良い眺めでした」と言っていましたが、西穂高岳まではあと1時間…、当面の目標である「独標」まででも30分ほどはかかります。<br /><br /> 時刻は午後1時10分、山荘から40分ほど登ってきています。<br /> ここから戻って、山荘1時50分…。それからの下山が2時間とすると、ロープウェイの山上駅へ午後4時前ということになります。

     大休止をとっていたおばちゃまたちにやっと追いついたのですが、このあたりからガスと風はさらに強くなり、前方が見えなくなりました。

     少し前にすれ違った下山中のパーティは、「上は雲も切れていて、良い眺めでした」と言っていましたが、西穂高岳まではあと1時間…、当面の目標である「独標」まででも30分ほどはかかります。

     時刻は午後1時10分、山荘から40分ほど登ってきています。
     ここから戻って、山荘1時50分…。それからの下山が2時間とすると、ロープウェイの山上駅へ午後4時前ということになります。

  •  下りのロープウェイの時間も気になる章くん、ここで引き返すことにしました。<br /><br /> <br /> おばちゃまたちも引き返すようです。ただ、彼女たちは今夜は山荘泊まりで、明日は天気も良さそうだから、また朝から再チャレンジだと言っていました。<br /><br /> 泊まるわけにはいかない章くん、残念ながら、今年の穂高挑戦はここまでです。<br /><br />

     下りのロープウェイの時間も気になる章くん、ここで引き返すことにしました。

     
     おばちゃまたちも引き返すようです。ただ、彼女たちは今夜は山荘泊まりで、明日は天気も良さそうだから、また朝から再チャレンジだと言っていました。

     泊まるわけにはいかない章くん、残念ながら、今年の穂高挑戦はここまでです。

  •  「独標」まで、あと30分…。(章くんならば45分…?)<br /><br /> ケルンの上に、もうひとつ小石を積み上げて、「また来るからな」と言い残し、Uターンしました。<br /><br /> 

     「独標」まで、あと30分…。(章くんならば45分…?)

     ケルンの上に、もうひとつ小石を積み上げて、「また来るからな」と言い残し、Uターンしました。

     

  •  ガスと風はますます強くなってきて、帽子が飛ばされそうでした。<br /><br />

     ガスと風はますます強くなってきて、帽子が飛ばされそうでした。

  •  ようやく「西穂山荘」が見えてきました。お昼よりもガスが濃くなって、かすんでいますね。<br /><br /> <br /> ちょっと休憩して、午後1時55分、ロープウェイ山上駅(西穂高口駅)へ向かって出発しました。

     ようやく「西穂山荘」が見えてきました。お昼よりもガスが濃くなって、かすんでいますね。

     
     ちょっと休憩して、午後1時55分、ロープウェイ山上駅(西穂高口駅)へ向かって出発しました。

  •  こんなところを登ってきたのか…と感心しながら、岩場や倒木の続く道を降りていきました。<br /><br /> 下りが続くと、膝が突っ張りきれなくなって、ともするとガクッとのめりそうになります。<br /> それをこらえて、また一歩…。次第に膝が笑い出します。

     こんなところを登ってきたのか…と感心しながら、岩場や倒木の続く道を降りていきました。

     下りが続くと、膝が突っ張りきれなくなって、ともするとガクッとのめりそうになります。
     それをこらえて、また一歩…。次第に膝が笑い出します。

  •  それでも、下りは上りに比べて、スピードは速い。出来るだけ小刻みな休憩を取り、膝の負担を軽くしながら降りてきました。<br /><br /><br /> 往きはガスに覆われて真っ白だった谷も、霧が上がって、山肌一面の紅葉を見せてくれていました。<br /><br /><br />

     それでも、下りは上りに比べて、スピードは速い。出来るだけ小刻みな休憩を取り、膝の負担を軽くしながら降りてきました。


     往きはガスに覆われて真っ白だった谷も、霧が上がって、山肌一面の紅葉を見せてくれていました。


  •  上のほうのナナカマドは盛りを過ぎていて、色も茶色く褪せていましたが、このあたりは鮮やかに色づいています。

     上のほうのナナカマドは盛りを過ぎていて、色も茶色く褪せていましたが、このあたりは鮮やかに色づいています。

  •  霧が晴れて、山肌の紅葉もきれいです。

     霧が晴れて、山肌の紅葉もきれいです。

  •  もう10分も歩けば「西穂高口駅」です。<br /><br /> 周囲の景色を眺めるにも、余裕が出てきました。<br /><br />

     もう10分も歩けば「西穂高口駅」です。

     周囲の景色を眺めるにも、余裕が出てきました。

  •  「千石園地」の水芭蕉池…です。<br /><br /> 生きて帰ってきましたね(笑)。

     「千石園地」の水芭蕉池…です。

     生きて帰ってきましたね(笑)。

  •  4時15分発、下りロープウェイに乗って降りてきました。

     4時15分発、下りロープウェイに乗って降りてきました。

  •  駐車場の車で、ちょっと休憩…。

     駐車場の車で、ちょっと休憩…。

  •  いわし雲の広がる空を、ゴンドラが降りてきました。<br /><br /> 

     いわし雲の広がる空を、ゴンドラが降りてきました。

     

  •  奥飛騨温泉郷をちょっとぶらっとしたりして、午後5時30分過ぎ、帰途につきました。<br /><br /> 西の空に、鮮やかな夕焼けが広がっていました。<br /><br />

     奥飛騨温泉郷をちょっとぶらっとしたりして、午後5時30分過ぎ、帰途につきました。

     西の空に、鮮やかな夕焼けが広がっていました。

  •  うしろ…、穂高の山の上に十五夜の大きな月が顔を出しました。<br /><br /> 今夜は、中秋の名月です。

     うしろ…、穂高の山の上に十五夜の大きな月が顔を出しました。

     今夜は、中秋の名月です。

  •  平湯峠への登り道から、うしろを振り返って、北アルプス連峰の上のお月様を撮りました。<br /><br /> 左下の明りは、安房トンネルの料金所です。<br /><br />

     平湯峠への登り道から、うしろを振り返って、北アルプス連峰の上のお月様を撮りました。

     左下の明りは、安房トンネルの料金所です。

  •  東海北陸道「ひるが野高原SA」で休憩しました。<br /><br /> 上り線(一宮方面)に隣接して、外部施設である複合商業施設「クックラひるがの」がオープンしていて、連結通路を通り、徒歩で行くことができます。<br /><br /> 章くん、その食堂街の一軒に入って、「海鮮丼」&「けいちゃん(=鶏)焼き」を食べてきました。<br /><br /><br /> 帰りは、東海北陸道〜東名〜東名阪〜伊勢道と走って、全行程669Km、午後10時50分に帰宅しました。<br /><br />

     東海北陸道「ひるが野高原SA」で休憩しました。

     上り線(一宮方面)に隣接して、外部施設である複合商業施設「クックラひるがの」がオープンしていて、連結通路を通り、徒歩で行くことができます。

     章くん、その食堂街の一軒に入って、「海鮮丼」&「けいちゃん(=鶏)焼き」を食べてきました。


     帰りは、東海北陸道〜東名〜東名阪〜伊勢道と走って、全行程669Km、午後10時50分に帰宅しました。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • すずめさん 2009/10/06 09:38:27
    難しいですよね!!
    akkiy363672さま

    はじめまして!!
    新着mailで拝見し訪問しました。

    私も新穂高ロープウエイ大好きですが...なかなか天気の良い日にあたらないです。天気予報で晴れでも乗り場で「雨」も良くある話なので天気+紅葉の両方がいいなんて凄いです。
    私も天気予報信じて今度チャレンジしてみようと思います。
    そしてロープウエイでがつんと登るのではなく歩いてみます!!
    また訪問させていただきます!

    すずめ

    akkiy363672

    akkiy363672さん からの返信 2009/10/07 01:12:11
    RE: 難しいですよね!!
    すずめさん、ご訪問いただきありがとうございました。

     おっしゃるとおり、山の天気はあてになりません。
     さっき晴れていたと思っても、5分もすれば視界ゼロになってしまいますものね。

     僕のこの日も、朝は雨、登り始めは雲が切れていましたが、西穂山荘から上ではガスと風、降りてきたら晴れてきました。
     翌日が良い天気だったのも、何か悔しい…(苦笑)。

     すずめさんは、脚力に自信はおありですか?
     僕は、日ごろの不摂生のたたりで、もうヘロヘロでした。
     鍛え直して、再チャレンジしたいと思っています。


     すずめさんの旅行記も拝見させていただきました。
     さまざまな旅をされていて、それぞれにユニークですよね。
     ロンドン一人旅なんて、ドキドキさせられます(笑)。

     よい旅を…。人生そのものが旅ですから、良い人生を…。




    すずめ

    すずめさん からの返信 2009/10/07 09:23:28
    RE: RE: 難しいですよね!!
    akkiy363672さま

    ご訪問ありがとうございます!!

    >  翌日が良い天気だったのも、何か悔しい…(苦笑)。
    えっ〜欲張りになってませんか....笑!!
    雨や雲がどこかにいなくなってくれただけでもうらやましい話です。

    >  すずめさんは、脚力に自信はおありですか?
    今は何もしてませんが若くもありませんが...
    持久力だけで何とかなるかなぁ〜って安易に考えてます...!!苦笑...

    >  僕は、日ごろの不摂生のたたりで、もうヘロヘロでした。
    怪我が無かっただけでもラッキーなのでは...
    (足がツル...息があがって途中で断念する方も多いですよ!!...辛口ですみません)

    LONの旅キチンとつくってないのでお恥ずかしいのですが...
    思いつきで旅にでたので有名な場所殆ど見逃していることを4traのサイトで知ることになりましたが良い旅でした。
    移動手段をレトロな船を選択することにより旅がすばらしいものになりました。(飛行機のチケット買ったH○Sで船で移動したいと相談したら地図で探してくれて自分でnetで予約...)

    これからも旅行記楽しみにしています。
    また訪問させて頂きます!!

    すずめ

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