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数日前に訪れた半田・矢勝川の彼岸花は、少々時期が早く殆どが蕾でした。雨降りが続いた4日後、連休明けの晴れた日に再訪し、童話作家・新美南吉の生家と満開の彼岸花を楽しんできました。<br /><br />表紙は、満開の彼岸花。

小さな旅●半田・南吉の生家と矢勝川ででむし広場の彼岸花

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2009/09/24 - 2009/09/24

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シベック

シベックさん

数日前に訪れた半田・矢勝川の彼岸花は、少々時期が早く殆どが蕾でした。雨降りが続いた4日後、連休明けの晴れた日に再訪し、童話作家・新美南吉の生家と満開の彼岸花を楽しんできました。

表紙は、満開の彼岸花。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
  • 辻にお地蔵さん<br /><br />八幡社の裏手の路地にあった地蔵さま・・。<br />今日の散策は、ここからスタートです。<br /><br />目鼻立ちがクッキリ・・。<br />周りの草地には彼岸花とオシロイバナが<br />色をそえていました。

    辻にお地蔵さん

    八幡社の裏手の路地にあった地蔵さま・・。
    今日の散策は、ここからスタートです。

    目鼻立ちがクッキリ・・。
    周りの草地には彼岸花とオシロイバナが
    色をそえていました。

  • 白い彼岸花<br /><br />八幡社の東の入口にひっそりと咲いていました。<br /><br />矢勝川への交通は、シャトルバス利用の車、又は名鉄河和線・半田口駅からの散策が便利です。<br /><br />半田口駅〜 5分で・南吉生家〜 5分で・ででむし広場〜 15分で・ごんの橋(はんの木)〜 8分で・弘法橋〜 12分で・新美南吉記念館。時間はおおよそです。

    白い彼岸花

    八幡社の東の入口にひっそりと咲いていました。

    矢勝川への交通は、シャトルバス利用の車、又は名鉄河和線・半田口駅からの散策が便利です。

    半田口駅〜 5分で・南吉生家〜 5分で・ででむし広場〜 15分で・ごんの橋(はんの木)〜 8分で・弘法橋〜 12分で・新美南吉記念館。時間はおおよそです。

  • 南吉の生家<br /><br />常夜燈のある辻から見た生家の佇まい。童話「狐」や小説「雀」「帰郷」などの舞台にもなっっている南吉の生家。大正2年にこの家で生まれた。<br /><br />旧街道(道路)から見る建物は平屋建てに見えますが、傾斜地に建つため裏側は2階建ての造りです。

    南吉の生家

    常夜燈のある辻から見た生家の佇まい。童話「狐」や小説「雀」「帰郷」などの舞台にもなっっている南吉の生家。大正2年にこの家で生まれた。

    旧街道(道路)から見る建物は平屋建てに見えますが、傾斜地に建つため裏側は2階建ての造りです。

  • 下駄屋の部屋<br /><br />1階中央の玄関から土間に入ると、<br />左側に継母・志んが<br />営んでいた下駄屋の部屋がありました。<br /><br />親夫婦はそれぞれが別の商売を営む<br />共稼ぎだったようです。<br /><br />土間との境に<br />素木のカウンターがあり、<br /><br />床は畳敷きでした。

    下駄屋の部屋

    1階中央の玄関から土間に入ると、
    左側に継母・志んが
    営んでいた下駄屋の部屋がありました。

    親夫婦はそれぞれが別の商売を営む
    共稼ぎだったようです。

    土間との境に
    素木のカウンターがあり、

    床は畳敷きでした。

  • 畳屋の部屋<br /><br />右側には、父・多蔵が営んでいた<br />タタキで固められた<br /><br />土間の畳屋スペース。

    畳屋の部屋

    右側には、父・多蔵が営んでいた
    タタキで固められた

    土間の畳屋スペース。

  • 上の1階から下の1階へ<br /><br />道路側の1階から、<br />奥の1階に降りる急角度の階段がひとつ。

    上の1階から下の1階へ

    道路側の1階から、
    奥の1階に降りる急角度の階段がひとつ。

  • 茶の間<br /><br />階段を下りると土間の台所。台所の左には茶の間があり、イグサで織られた茣蓙(ござ)が敷かれ、卓袱台と欅(ケヤキ)の角火鉢が置いてありました。<br /><br />天井は低く、高さ1.5mほど・・。今の人では、頭をかがめないと歩けません。

    茶の間

    階段を下りると土間の台所。台所の左には茶の間があり、イグサで織られた茣蓙(ござ)が敷かれ、卓袱台と欅(ケヤキ)の角火鉢が置いてありました。

    天井は低く、高さ1.5mほど・・。今の人では、頭をかがめないと歩けません。

  • 井戸とクドのある台所<br /><br />タタキの床にクド(かまど)があり、茶釜と羽釜(はがま)、鍋。そして手押しの井戸ポンプ。<br /><br />私の生まれた時代の田舎も、子供のころは同じカマドと鍋でした。めし炊きは子供の仕事・・。でも、大正生まれではなく昭和二桁の生まれです。

    井戸とクドのある台所

    タタキの床にクド(かまど)があり、茶釜と羽釜(はがま)、鍋。そして手押しの井戸ポンプ。

    私の生まれた時代の田舎も、子供のころは同じカマドと鍋でした。めし炊きは子供の仕事・・。でも、大正生まれではなく昭和二桁の生まれです。

  • 吹き抜けに天窓<br /><br />天井は2階分の吹き抜けで、小さな明りとりの天窓が一つあいていました。<br /><br />壁はどの部屋も石灰入りの土壁塗。

    吹き抜けに天窓

    天井は2階分の吹き抜けで、小さな明りとりの天窓が一つあいていました。

    壁はどの部屋も石灰入りの土壁塗。

  • 所縁の品の展示<br /><br />道路側1階の玄関の間には、<br />南吉ゆかりの品や<br />写真など資料が展示されていました。<br /><br />巴紋の提灯がぶら下がる空間。<br /><br />サイン帳や<br />パンフレットが置かれていました。

    所縁の品の展示

    道路側1階の玄関の間には、
    南吉ゆかりの品や
    写真など資料が展示されていました。

    巴紋の提灯がぶら下がる空間。

    サイン帳や
    パンフレットが置かれていました。

  • 板の間<br /><br />畳屋の作業場の奥には<br />板の間がありました。<br /><br />こちらも天井は1.6mほどの高さ。<br />畳を運搬したであろう<br />荷車の車輪が展示されていた。<br /><br />質素ですが、<br />柱も太く壁の多い建物で、<br />地震にも強そうな造りでした。

    板の間

    畳屋の作業場の奥には
    板の間がありました。

    こちらも天井は1.6mほどの高さ。
    畳を運搬したであろう
    荷車の車輪が展示されていた。

    質素ですが、
    柱も太く壁の多い建物で、
    地震にも強そうな造りでした。

  • 南吉生家の裏庭に咲く<br /><br />日蔭を背景に、陽が差し赤く輝くように咲く<br />彼岸花が数輪・・。

    南吉生家の裏庭に咲く

    日蔭を背景に、陽が差し赤く輝くように咲く
    彼岸花が数輪・・。

  • 民家の玄関で・・<br /><br />南吉の生家を後に、路地を歩いて<br />ででむし広場に向かいました。<br /><br />民家には、色とりどりの夏や秋の花が<br />咲き乱れていました。<br /><br />赤紫に白い縁取りの<br />ジュランタが咲きチョウやハチが<br />飛び交っていました。<br /><br />この花は、タカラズカと言う<br />種類のようです。

    民家の玄関で・・

    南吉の生家を後に、路地を歩いて
    ででむし広場に向かいました。

    民家には、色とりどりの夏や秋の花が
    咲き乱れていました。

    赤紫に白い縁取りの
    ジュランタが咲きチョウやハチが
    飛び交っていました。

    この花は、タカラズカと言う
    種類のようです。

  • 路地の垣根脇で<br /><br />さすがに彼岸花の里。<br />民家の路地や神社の土手などにも、<br />草花に混じって<br />たくさんの彼岸花が咲いていました。

    路地の垣根脇で

    さすがに彼岸花の里。
    民家の路地や神社の土手などにも、
    草花に混じって
    たくさんの彼岸花が咲いていました。

  • 路地で咲く白彼岸<br /><br />木漏れ日にぽっかり浮かぶ、<br />咲きはじめたばかりの<br /><br />初々しい白花の彼岸花が数輪・・。

    路地で咲く白彼岸

    木漏れ日にぽっかり浮かぶ、
    咲きはじめたばかりの

    初々しい白花の彼岸花が数輪・・。

  • 南吉も遊んだ八幡社<br /><br />南吉は毎日この境内を通って、<br />離れの家と店のある生家を往復していたそうです。<br /><br />童話「狐」「久助君の話」「疣(いぼ)」などに<br />登場する社。

    南吉も遊んだ八幡社

    南吉は毎日この境内を通って、
    離れの家と店のある生家を往復していたそうです。

    童話「狐」「久助君の話」「疣(いぼ)」などに
    登場する社。

  • 境内に咲く彼岸花

    境内に咲く彼岸花

  • 八幡社の彼岸花

    八幡社の彼岸花

  • ででむし広場<br /><br />安川が矢勝川に合流する<br />三角地に整備された小さな公園。<br /><br />ででむしの像や<br />狐の滑り台があり、四季折々の花が咲く。<br /><br />広場の名は、南吉と教え子の<br />女高生たちがつくった<br />詩集にちなみ付けられたそうです。<br /><br />モザイクタイルの模様は<br />ガウディ風・・。<br /><br />

    ででむし広場

    安川が矢勝川に合流する
    三角地に整備された小さな公園。

    ででむしの像や
    狐の滑り台があり、四季折々の花が咲く。

    広場の名は、南吉と教え子の
    女高生たちがつくった
    詩集にちなみ付けられたそうです。

    モザイクタイルの模様は
    ガウディ風・・。

  • ででむし広場遠望<br /><br />満開の彼岸花に飾られた広場。<br /><br />2007年秋“きつね”になった少年<br />〜新美南吉・童話の世界〜 が、<br />NHK総合で放映されました。<br /><br />南吉最晩年の童話「狐」を中心に、<br />南吉童話の世界が<br />ふるさと岩滑(やなべ)の<br />四季の風景とともに紹介されました。<br /><br />女優の浅野温子さんが<br />「ででむし広場」や「南吉の養家」で<br />「狐」を朗読されたシーンが<br /><br />懐かしく思い出されます。

    ででむし広場遠望

    満開の彼岸花に飾られた広場。

    2007年秋“きつね”になった少年
    〜新美南吉・童話の世界〜 が、
    NHK総合で放映されました。

    南吉最晩年の童話「狐」を中心に、
    南吉童話の世界が
    ふるさと岩滑(やなべ)の
    四季の風景とともに紹介されました。

    女優の浅野温子さんが
    「ででむし広場」や「南吉の養家」で
    「狐」を朗読されたシーンが

    懐かしく思い出されます。

  • ででむし広場から

    ででむし広場から

  • ごんごろ緑地に向かう道

    ごんごろ緑地に向かう道

  • 矢勝川の堤にて

    矢勝川の堤にて

  • 稲穂と彼岸花<br /><br />一面に咲く真っ赤な彼岸花は<br />見事な眺めです。<br /><br />ご存じの彼岸花は、<br />ユリ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属の<br />有毒多年生の球根植物。<br /><br />日本には、中国からの<br />稲作伝来時に土に球根が混ざって<br />入り込み株分けで各地に<br />広まった帰化植物だと言われています。<br /><br />別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)。<br /><br />花が終わると深緑色の細長い葉を出し、<br />冬を越し初夏には枯れてしまいます。<br />秋、葉のない状態で<br />花をつけるので少し異様です。<br /><br />

    稲穂と彼岸花

    一面に咲く真っ赤な彼岸花は
    見事な眺めです。

    ご存じの彼岸花は、
    ユリ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属の
    有毒多年生の球根植物。

    日本には、中国からの
    稲作伝来時に土に球根が混ざって
    入り込み株分けで各地に
    広まった帰化植物だと言われています。

    別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)。

    花が終わると深緑色の細長い葉を出し、
    冬を越し初夏には枯れてしまいます。
    秋、葉のない状態で
    花をつけるので少し異様です。

  • 堤の土手は赤い絨毯

    堤の土手は赤い絨毯

  • 土手の上は散策路

    土手の上は散策路

  • 彼岸花と青い空

    彼岸花と青い空

  • 水路脇の彼岸花

    水路脇の彼岸花

  • 凛として

    凛として

  • タニシとメダカ<br /><br />一時、農薬が使われ水辺の生き物が<br />激減した時期がありました。<br /><br />生き物の住む田圃の水路は、<br />綺麗な水が流れている証拠です。<br /><br />環境問題が叫ばれる今、<br />地域の方々の努力で<br />蛍なども生息場所を増やしており、<br />昔のような豊かな自然に<br />戻りつつあることは嬉しいことです。

    タニシとメダカ

    一時、農薬が使われ水辺の生き物が
    激減した時期がありました。

    生き物の住む田圃の水路は、
    綺麗な水が流れている証拠です。

    環境問題が叫ばれる今、
    地域の方々の努力で
    蛍なども生息場所を増やしており、
    昔のような豊かな自然に
    戻りつつあることは嬉しいことです。

  • 色ずく稲穂と赤い矢勝川堤

    色ずく稲穂と赤い矢勝川堤

  • 権現山の見える土手

    権現山の見える土手

  • 童話の森の方角

    童話の森の方角

  • 日傘をさして

    日傘をさして

  • 行きかう人たち

    行きかう人たち

  • 農道から見上げる堤防道路<br /><br />

    農道から見上げる堤防道路

  • 矢勝川堤に咲く曼珠沙華

    矢勝川堤に咲く曼珠沙華

  • トゲトゲの白い花<br /><br />田圃の草地に咲いていたワルナスビ。<br />花は清楚で綺麗ですが、葉や茎に棘があり、<br />うっかり触ると引っかけてしまいます。<br /><br />ご注意を・・。

    トゲトゲの白い花

    田圃の草地に咲いていたワルナスビ。
    花は清楚で綺麗ですが、葉や茎に棘があり、
    うっかり触ると引っかけてしまいます。

    ご注意を・・。

  • 蛇行して流れる矢勝川

    蛇行して流れる矢勝川

  • 農道を散策する人<br /><br />この日は、先日も見ている<br />「ごんの橋」付近には行かず、<br /><br />ででむし広場から<br />1kmほどの地点で折り返しました。<br /><br />矢勝川の堤防道路を<br />ブラブラ・キョロキョロしつつ<br /><br />「ででむし広場」に・・。

    農道を散策する人

    この日は、先日も見ている
    「ごんの橋」付近には行かず、

    ででむし広場から
    1kmほどの地点で折り返しました。

    矢勝川の堤防道路を
    ブラブラ・キョロキョロしつつ

    「ででむし広場」に・・。

  • 白い曼珠沙華

    白い曼珠沙華

  • 紅白の彼岸花<br /><br />白い彼岸花は、花数がかなり減っているように感じました。<br /><br />以前、赤い彼岸花に囲まれ白い彼岸花の「キツネの模様」がクッキリと見えていたのですが・・。

    紅白の彼岸花

    白い彼岸花は、花数がかなり減っているように感じました。

    以前、赤い彼岸花に囲まれ白い彼岸花の「キツネの模様」がクッキリと見えていたのですが・・。

  • 開花まもない花

    開花まもない花

  • 紅一色

    紅一色

  • 矢勝川堤散策路<br /><br />岩滑西橋から上流を見ています。<br />200万本の彼岸花が咲く散策路は約2kmです。<br /><br />フラットなので歩きやすい。

    矢勝川堤散策路

    岩滑西橋から上流を見ています。
    200万本の彼岸花が咲く散策路は約2kmです。

    フラットなので歩きやすい。

  • ででむしの広場<br /><br />広場の奥には、常福院が見えます。<br />常福院は、永禄年間に<br />建立された浄土宗西山派の寺院。<br /><br />南吉が子供のころは<br />境内で盆踊りが行われ、<br />南吉もよく踊っていたそうです。<br /><br />童話や小説にも登場するお寺。

    ででむしの広場

    広場の奥には、常福院が見えます。
    常福院は、永禄年間に
    建立された浄土宗西山派の寺院。

    南吉が子供のころは
    境内で盆踊りが行われ、
    南吉もよく踊っていたそうです。

    童話や小説にも登場するお寺。

  • 畑の周りの彼岸花<br /><br />彼岸花は、開花後3,4日で咲き終わって<br />しまいます。<br /><br />広範囲に渡って咲く矢勝川の彼岸花は、<br />かなりの咲きむらがありました。<br />すでに咲き終わった所や<br />まだ蕾の状態で、これからといった所も・・。<br /><br />一斉に咲いてくれればいいのですが、<br />そんなことは無理な話・・。<br /><br />でも、ながい間に渡り入れ替わりながら<br />咲いてくれるので<br />長期間、我々を楽しませてくれます。<br /><br />以前より、株数も増えているようです。<br />200万本とも言われる彼岸花でした。<br /><br /><br />〜おわり〜

    畑の周りの彼岸花

    彼岸花は、開花後3,4日で咲き終わって
    しまいます。

    広範囲に渡って咲く矢勝川の彼岸花は、
    かなりの咲きむらがありました。
    すでに咲き終わった所や
    まだ蕾の状態で、これからといった所も・・。

    一斉に咲いてくれればいいのですが、
    そんなことは無理な話・・。

    でも、ながい間に渡り入れ替わりながら
    咲いてくれるので
    長期間、我々を楽しませてくれます。

    以前より、株数も増えているようです。
    200万本とも言われる彼岸花でした。


    〜おわり〜

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