2009/05/30 - 2009/06/03
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warajiさん
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長いようで短い4泊5日だった。この時期は一部地域を除いて最も観光客が少ない。でもこの頃が北海道で一番輝いている。地元の人の話しを聞いても今が一番ホッとして落ち着くと言っていた。私もそう思う。旅人ともほとんど会うことも無く、のびのびと気ままないのちの洗濯をした。
ひたすら走り続けた北海道。この旅で何を学んだのか・・・とにかく広い!デカイ。この雄大な大地を確かに私は踏みしめたのだ。この果てしなく続く広がるものを学んだ。
再び帯広空港から空に旅立ち、大地を眺めながら去る時にまた涙が流れ、踏みしめた大地に想いを馳せながら心でつぶやいた。
さようなら!また会う日まで・・・・
羽田空港に向かう機内は時間が止まった空間に居たよう。天気はくもり。雲間から見えた都会の雑踏。ああ、これが同じ日本なのか・・・・?
だまって考えながら品川で少しくつろいで新幹線に乗り、帰途に着いた。
品川は父の生まれ育った所。かつての面影は全く見ることは無いだろう。品川に立つとき、必ず私の脳裏には父のふるさとを思い、そして旅立ちを思うのだ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
-
糠平湖に戻ってタウシュベツ新展望台に行き、いよいよ幌加温泉。幌加は昨日巡ったが、ここにはとてもいい温泉があると聞いてやってきた。
糠平YHでは夜、ここの温泉ツアーをやっている。私は今回はサミットの関係でダメだったが、その代わり糠平温泉全ての宿がタダで入れた。
幌加温泉は急な坂道を登って山奥にひっそりとあった。2軒ほどあるらしく、よく分からなかったが鹿の谷という元湯宿に入った。YHのお得意さんらしい。割引券を見せ、さっそく入浴。
フロアーには猟師禁止の札。余程嫌いなのだろう。私は猟師そのものは存在していいと思っている。全く否定する事はむしろおかしい。そうしたら食肉業者はすべてダメという事になるし、肉を使ったものを食べてる人は全ていけない人間になってしまう。
気持ちは分かるのだが・・・・。
温泉は混浴で、いわゆる着替え別々中一緒という方式だ。露天も周りに何も無い。ただ湯船があるだけ。
ここはまさしく秘境。何も無い。温泉宿が山の中にポツンとあるだけ。それもとても質素だ。
お湯は源泉が4つもあり、それぞれ違う。それが直接掛け流しで湯船に惜しみなく流れている。
とてもすごい温泉だった。造りは単純で素朴な古びた建物だ。
来る価値は十分にある。
幌加を過ぎると三股。ここは2軒しか家が無い。まさしく陸の孤島だ。かつての士幌線の終着駅。
ここまで来ると広い明るい原生林が視界を覆う。 -
ここで少し休憩した。そよ風が気持ちよい。青空はどこまでも続き、大雪山系の前衛の山々だろうか?これから越えていく峠に向かって山々が広がっていた。
写真の建物は昔の車両基地だろうか?もう廃屋でボロボロ。でもとても存在感があった。大草原の大きな家って感じ。どこかの映画に出てきそうな雰囲気であった。
周りにはいたる所にルピナスが・・・・花の時期はきれいだろうなぁ〜♪ -
この辺で唯一の喫茶&山荘。YHのPさんによると、以前からずっとあると言っていたから30年以上はがんばっているのではないか?ホステラーにも人気らしい。まあここしか店が無いのだからここに寄るしかないのだが・・・。でもここは本当にいい店で、居心地もよかった。オーナーとその夫人の2人の経営らしい。もうだいぶ年配のようだったが、とても元気で旅人を迎え入れる。
来た旅人にはいつも挨拶をしてはどこから来たのか訪ね、話しをするのが好きな人だった。
また来たくなる所だった。この日はランチがあったのでポテトランチを注文。もう1つの名前は忘れたが美味しそうなのがあったので注文したら売り切れだった。
ポテトランチはとても美味しかった。北海道特有の年越しジャガイモというものだという。去年の秋に収穫したものを雪の中に貯蔵して冬を越すと、とても甘味が出て美味しくなり、特産品にもなっている。
いつまでも続けて欲しい店だった。 -
山荘の前はきれいな高原が広がり、すがすがしい気分にさせてくれた。
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山荘を出てしばらく走ったらキタキツネが!これが最初で最後に見た野生動物だった。
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峠まではひたすら原生林の中を走り続けた。そしてついに峠。かつて山の中を深い砂利にタイヤを取られながら必死に走り抜けた姿は無い。
北海道はオフロードという言葉があった程。今では考えられない景色だ。 -
先ほどまで走り抜けてきた道は原生林の中に。こんな中を走ってきたのか・・・・?
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自然破壊をしながら作られたであろう橋。しかしこういった整備のおかげで冬期閉鎖も無くなった。
そして皮肉だが、この景観は実に見事!
本当はこのあと引き返すつもりだったのだが、先に行ってみたくなった。そして行ってしまった。 -
大雪山へ。
空気が一変した。これは。。。
ずっとこのまま先に進みたくなった。でもここは我慢。景色を堪能しながら大雪高原温泉入り口手前まで来てやめた。この先の銀泉台も雪で通行止め。秋はすごい人だと聞いた。この時期に雰囲気だけ味わいたいと思ったのだが。
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大雪高原温泉入り口の風景。大雪山が急に懐かしく思えてきた。また来たい。いつか必ず・・・
大雪山のこんな眺めは実は初めてだと思う。記憶が無い。いい景色を見させてもらった。ありがとう、北海道!
惜しくはあったが、時間も迫ってきてるので帯広十勝川温泉を目指した。
本日の宿は北帯広トイピルカYH。これまでの長い長い走る旅は今日で終わり。明日は旅立ちの日だ。
泊まりはやはり一人。なかなかいい宿だった。
夜は十勝川温泉のモール泉を楽しんだ。のんびりくつろいで寝る。 -
この宿も確か出来て10年ほど。八千代YHより先輩だ。初老の夫婦がやっている。ログの大きな美しいYHで、食事などにも気を使ったくつろげる宿。
元々都会の人で、いわゆるUターン組。その前はいろいろ経営したりしていたらしい。YHとは無縁だったのだが、結局この形に収まったらしい。最初はもう無我夢中で何年か過ぎたという。今ではすっかり落ち着いてマイペースで経営。とても経営は大変なようで、苦しいと言っていた。
宿自体は素晴らしいのだが、YHという所にちょっとした難があると感じた。ニーズに違和感がある。
民宿かペンションだったら少しは違ったかも。とにかくいろいろ話せてよかった。ここはまた来てもいいな。もう年間通してほとんどオフみたいなもんだから、と笑っていた。ちょっと気の毒。
先輩のアドバイスで稼げる時にどんどん稼ぎなさい!と教えられてるらしく、その時は死活問題なのでがんばって働くと言っていた。そんな時は来たくないのでこういうオフの時にまた来たい。 -
朝食を終えてYHに別れを告げた。最初に向ったのはスズラン公園。どうしても帯広とスズランというのが頭から離れなくて訪れてみた。
大した事はなかったが、それでも公園に植えられた花がポツポツ咲いていて可愛かった。時間も無いのでそのまま先を急ぐ。 -
最後にもう一度士幌の美しい景色を見て南に南下する事にした。
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いつ見ても美しい風景が広がる。この景色とももう少しでお別れだ。
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ロケなどにも使われる美林地帯に来た。
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ここは農場と牧場が広がり、立ち入りが制限されていた。しかし、この辺りには車を止める所が少なくて悩んだ。仕方なく空いてるスペースに車を止めてサッと撮影して離れる。シーズンは一体どうなるんだろう?
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この美林地帯はかなり距離があるし進めるのだが、止めておいた。あまり興味なかったし。とりあえず記念に。
そしていよいよ士幌とさようならする時が来た。
帯広市内に入り、いったんここでガス補給。とにかく北海道は広くてあっという間にガソリンが無くなった。ちょっと走ればすぐ100キロの世界である。
時間がもったいないので無料区間の高速バイパスを使って愛国へ。 -
愛国駅は初めて来たと思う。ちょっと忘れてしまった。日記を見れば分かるのだが・・・。
今は記念館として残っている。ここまで高速を使ったが、とにかく北海道は広い。帯広の町から20キロも離れている。本州だったら隣町だ。 -
かつての広尾線のなごり。案内板を写しておいた。
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当時の面影を残す駅看板だが、新しすぎて味が無い。
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知らなかったが、こんな機関車が走っていたようだ。
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その機関車の案内があった。
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駅の中はこんな感じでした。
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廃線当時の名残り。こんな事もあったんだなぁ〜。
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次に向ったのは幸福駅。再び高速バイパスを使ってカッ飛んだ。
ここがいわゆるブームの火付け役となった愛の国から幸福へのキャッチフレーズで有名になったところ。北海道に来たら必ず寄るといわれた所だ。
ここには私も来て切符を買った。ここだけで売り上げ利益があった。 -
幸福駅の案内板。当時が懐かしい。
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周りは整備されて公園になっていた。
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まだ需要があるのだろう。細々かは知らないが、がんばって営業していた。
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かつての駅前の姿もこんな感じになってしまった。
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いよいよ旅立ちの時間が迫ってきた。残りの時間で想いやりファームに再び寄った。今度はやっていて、念願の牛乳とソフトを食べる。牛乳1本180?が360円。ソフトが480円だった。もう驚きの値段だ。
売店というものは無くて、事務所がそのまま売店といった感じだった。座れてテーブルもあるが、なんか落ち着かない。ま、そういう所なのだろう。
気付いたのは牛乳の色。少し茶色がかっていた。これが自然の色と聞いてビックリした。味がなんか違う。甘味とコクがある。ここはすべて生乳で、本当の生乳はお腹の弱い人でも下痢しないのだそうである。
次にソフト。これも美味い!バニラなのにこれも茶色っぽい。これもなんと砂糖無し!驚いた。生乳だけで作った味なのだそうだ。それでも甘くて美味しかった。値段だけの事はある。ここは以前から気になっていた会社で、全国に販売網を持ち、静岡にも販売店がある。来てよかった。
最後に速攻で花畑牧場に行って友達のお土産を買う。相変わらずすごい人だった。
これでタイムアウト。空港に向かい、レンタカーを返してそのまま空港まで送ってもらった。搭乗1時間前。空港着。 -
最後、出来ればお昼をゆっくりとって去りたかったが、時間が無かった。
じゃがポックルがあったので2つ買った。あと、花畑牧場で常に売り切れ状態だったチーズカチョカバロも買う。結構高い!
時間になって搭乗。やはり人は少ない。帯広の町が流れた。上空から見た街の景色はやはり美しかった。さっきまで確かに自分はここにいたんだなぁ〜と感傷にふけった。最後に残念だったのは化粧柳の群落には行けなかった事か・・・。北海道はやはり広い。でも私はそう何度も来れるような人間では無いのだ。もうこの先いつ来れるかは分からない。来れたとしてそれがいつなのか?それも分からない。再びまた気の遠くなるような年月の果てに訪れるかもしれないし、すぐまた来るかも知れない。でもその旅がどんな形の旅になるか・・・思った旅が出来るのか?それは分からないのだ。だから私は旅を続ける。旅が出来る時は思いっきり。
羽田に近づいてきた。空はどんよりとしていた。
灰色の空、密集した住宅、コンクリート、工場。まるで違う世界だ。
羽田空港は今日も何分か置きに発着を繰り返す。
品川で少し休んだ。旅の想い出を脳裏に焼き付けながら東京の空気を吸う。
しゃれた店でイブニングティーとしゃれ込んだつもりが場所が違ったみたい。雑然とした都会にはお似合いかも。
帰りは新幹線ぷらっとこだまで。旅はこうして終わった。
END
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