2009/09/26 - 2009/09/26
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morino296さん
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川崎市多摩区の生田緑地にある日本民家園に行ってきました。
日本を代表する古民家の野外博物館といわれ、全国から移築された20数軒の文化財建築物が見学できます。
萱葺きの建造物は、白川郷、大内宿、美山などが有名ですが、ここ川崎でも手軽に見学できます。
また、日本民家園の後は、岡本太郎美術館へ寄り、太郎さんのパワーを感じてきました。(前回は次郎さん、今回は太郎さんです)
日本民家園のHPはこちらです。
http://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm
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生田緑地の案内板
川崎市多摩区にある広大な公園
この中に日本民家園、青少年科学館、岡本太郎美術館があります。
小田急線「向ケ丘遊園駅」から徒歩約13分です。 -
日本民家園の案内図
なくなりつつある古民家を将来に残すことを目的に、昭和42年に開園した古民家の野外博物館。
東日本の代表的な民家をはじめ20数件の建物が見学できます。 -
本館
1階は展示室、2階は事務所、研究室。
展示室では、古民家に関する基本的な知識を学ぶことが出来ます。 -
原家住宅
【旧所在地】神奈川県川崎市中原区小杉陣屋町
【指定】川崎市重要歴史記念物
【建築年代】1911年(明治44年)
川崎市中原区小杉陣屋町から移築した総ケヤキ造りの2階建ての民家。
明治24年から22年をかけて大正2年に完成。
日本の木造建築技術が高度に磨かれた明治時代の建物。 -
原家住宅 玄関前の庭から
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原家住宅 式台
冠婚葬祭で使われる表玄関
立派な彫刻が施されています。 -
原家住宅
玄関を入ると迫力のあるトラの置物が出迎えます。 -
原家住宅
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原家住宅 座敷
鳩さんは「友愛」、こちらは「博愛」です。 -
原家住宅 廊下
廊下の床の輝きも違いますね。 -
宿場の入り口
右手は、鈴木家住宅。 -
1.鈴木家住宅
【旧所在地】福島県福島市松川町
【建築年代】19世紀初期
奥州街道の八丁目宿にあった馬宿。
市に向かう馬とその馬方が泊まる宿屋で、土間に内馬屋を設け、12頭の馬がつながれた。 -
2.井岡家住宅
【旧所在地】奈良県奈良市下高畑町
【建築年代】17世紀〜18世紀の境
・柳生街道に沿ってたてられていた油屋。
・正面に丸太格子や「あげみせ」を設けている。
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井岡家住宅
「油屋」の帳場 -
井岡家住宅
土間の入り口。
床上(左側)と土間部分とで二分割し、縦一列の平面となっています。 -
井岡家住宅 台所
この日は、「おくどさん」で実際にご飯を炊いていました。 -
3.佐地家の門
【旧所在地】愛知県名古屋市東区長塀町
【建築年代】19世紀初期
・尾張藩250石取りの武家屋敷の入り口部分 -
佐地家の門の内側
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4.三澤家住宅
【旧所在地】長野県伊那市西町
【建築年代】19世紀中期
・伊那街道の伊那部宿にあった薬屋
・屋根は石置きの板葺き、江戸時代には組頭役を代々務めていた家柄であるため、門構えと前庭付きの式台が許された民家。 -
三澤家住宅 帳場
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三澤家住宅 薬の札
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5.水車小屋
【旧所在地】長野県長野市上ヶ屋
【建築年代】19世紀中頃
車輪の直径3.6mの水車小屋。木製の歯車装置によって、製粉・精米・藁打ちができるそうです。
ここからは、信越の村です。 -
水車小屋の前の六地蔵
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水車小屋の前 六地蔵の内の3体(もう3体はどこへ行ったのでしょうか?)
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6.佐々木家住宅(改修工事中)
【旧所在地】長野県南佐久郡佐久穂町畑
【建築年代】1731年(享保16年)
・千曲川沿いの名主の住宅
・降雪量の少ない地方のため、柱や梁は比較的細い材料を使用
・東側の屋根は半切妻(いわゆる「兜造り」)の構造 -
7.江向家住宅
【旧所在地】富山県南砺市上平細嶋
【建築年代】18世紀初頭
・富山県と岐阜県との境に位置する越中五箇山の合掌造り
・豪雪地帯であることから柱や梁の材料が太く、また屋根の勾配が急傾斜 -
江向家住宅 囲炉裏端
この日は、床上公開されていて、囲炉裏を囲み係の方の説明も聞けました。 -
江向家住宅と山田家住宅(左側)
コスモスとススキ、秋景色をスケッチする方もいらっしゃいました。 -
山田家住宅
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8.山田家住宅
【旧所在地】富山県南砺市桂
【建築年代】18世紀初頭
・越中五箇山の桂集落から移築した合掌造り
・浄土真宗の信仰の篤い地方のため立派な仏壇をもち、さらに「仏間」をも有する間取り。 -
9.野原家住宅
【旧所在地】富山県南砺市利賀村
【建築年代】18世紀後期
・越中五箇山の利賀集落から移築した合掌造り -
野原家住宅
梁は傾斜地で成長した根元の曲がった大木を用い、屋根裏の広い空間は、養蚕や食糧・燃料を蓄える場所であった。 -
10.山下家住宅
【旧所在地】岐阜県大野郡白川村
【建築年代】19世紀前半
・飛騨白川郷の合掌造り。
・もと川崎市の小川町にあって、観光料亭として活用していたものを再移築した合掌造り
1階には、そば処白川郷があります。 -
そば処 白川郷のお品書き
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そば処 白川郷の冷やしトロロそば
山梨県の忍野村の湧き水を使って製麺しているそうです。
雰囲気のある店内でしたが、残念ながら団体客が入っていて騒がしかったです。 -
11.作田家住宅
【旧所在地】千葉県山武郡九十九里町
【建築年代】17世紀後半
・九十九里浜の地引き網漁の網元の家で、棟を別にする分棟型民家。
ここからは、関東の村です。 -
作田家住宅の軒下
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作田家住宅
居間の梁は松の曲材を巧みに組み合わせています。 -
作田家住宅
棟と棟との間には大きな丸太を2つに割って作った雨樋が設けられています。 -
12.沖永良部の高倉
【旧所在地】鹿児島県大島郡和泊町
【建築年代】19世紀後半
・太い4本柱の上部に穀物を収納する場所を設け、ネズミ等の進入を防ぐようにしています。
(これは、関東の村ではありませんが) -
石敢当(いしがんとう)
【旧所在地】沖縄県宮古郡宮古島
・中国から沖縄地方へ伝わった民間信仰で邪鬼を防ぐ門口などを建てるもの。 -
13.広瀬家住宅
【旧所在地】山梨県甲州市塩山上萩原
【建築年代】17世紀末
・切妻屋根で、軒が低く、壁の多い閉鎖的な甲州民家。 -
広瀬家住宅
土間には鳥居柱と呼ばれる2本の柱が立ち、居間には板床を張らない土座形式の住まいが特色。 -
14.太田家住宅
【旧所在地】茨城県笠間市片庭
【建築年代】17世紀後半
・作田家住宅とは異なった形の分棟型民家。 -
太田家住宅
土間部分を釜屋と呼び、ここには馬屋も設けられています。
釜屋ではカマドの火を使っての炊事の他に農作業も行われたそうです。 -
15.北村家住宅
【旧所在地】神奈川県秦野市堀山下
【建築年代】1687年(貞享4年)
・解体移築の際、その材木から貞享4年(1687年)の墨書年号が発見された貴重な民家。
ここからは、神奈川の村です。 -
北村家住宅
正面の格子窓、居間部分の押板や竹すのこ床など古い特色を持つわりには、開放的民家。 -
北村家住宅
十五夜(年中行事展示)
旧暦8月15日を「十五夜」「お月見」などと呼び、月にお供え物をし、昔から月見の夜を愛でる習わし。
多摩丘陵近辺では次のようにしていたそうです。
月の出る前に供え物を縁側の台に備え、月の出を待ちます。供え物として御神酒、米の団子15個を皿または升にのせ、他に里芋、栗、柿などを大皿に盛ります。そして豆腐1丁も備えます。豆腐は白い壁の蔵が建つようにという意味があったそうです。
また、ススキ5本、オミナエシ、ガマズミ、マレモコウなどを添えて一升瓶にさして供えます。
「十五夜」を祝うと必ず「十三夜」を旧暦9月13日に行います。どちらか一方だけを行うと「片月見」といって「縁起が悪い」とされました。十三夜では団子は13個、ススキも3本にして供えたそうです。
夜になると、近所の子供たちが棒の先に釘や針金を取り付けて、団子を盗みに来ました。団子を盗られるほど良いとされ、大目に見てもらえるばかりでなく、むしろ喜ばれたそうです。(多摩文化財愛護ボランティアの印刷物より) -
北村家住宅の庭先の石仏
厄除地蔵(左)
【旧所在地】川崎市多摩区長尾
【年代】明和3年(1766年)
安産子育地蔵(右)
【旧所在地】川崎市多摩区長尾 -
馬頭観音
【旧所在地】川崎市麻生区片平富士塚
【年代】天保5年 -
菅原家住宅(23番)の裏側
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16.清宮家住宅
【旧所在地】神奈川県川崎市多摩区登戸
【建築年代】17世紀後半
・家の正面を除き三方が土壁で塞がれ、また格子窓が土間と床上境にも設けられているという極めて閉鎖的な民家。 -
清宮家住宅の道具小屋
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清宮家住宅の前の石仏
弁財天と石祠 -
清宮家住宅の前の石仏
右から、
庚申塔
【旧所在地】川崎市多摩区登戸
【年代】元禄15年
庚申信仰は近世の農村で最も指示された民間信仰の一つだそうです。
庚申塔
【旧所在地】川崎市多摩区登戸
【年代】元禄15年
青面金剛神を主尊に下部に3猿が刻まれています。
馬頭観音
【旧所在地】川崎市多摩区登戸
【年代】文政12年
三面六臂の観音で炎髪中に馬の顔を表しています。
文字塔の馬頭観音
【旧所在地】川崎市多摩区登戸
【年代】明治17年 -
17.伊藤家住宅
【旧所在地】神奈川県川崎市麻生区金程
【建築年代】17世紀末〜18世紀初頭
・入り母屋造りの農家。正面の格子窓をシシマドと呼び、狼や猪などの獣を防ぐためのものだといわれています。 -
伊藤家住宅
居間の竹すのこ床、1間ごとに立つ柱など古い形を持っています。 -
18.蚕影山祠堂
【旧所在地】神奈川県川崎市麻生区岡上
【建築年代】1863年(文久3年)
・養蚕の豊作を祈り、その神様を祭るお堂。 -
19.岩澤家の住宅
【旧所在地】神奈川県愛甲郡清川村
【建築年代】17世紀末
・土壁と板壁を併用した愛甲地方の上層農家
・正面と側面につく格子窓、押板を有するなど、古い様式をとどめています。 -
岩澤家の住宅
間取りは3つの部屋で構成する広間型。 -
ここからは、かなり急な階段を上ります。
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20.船越の舞台
【旧所在地】三重県志摩市大王町船越
【建築年代】1857年(安政4年)
・志摩半島の漁村にあり、歌舞伎芝居などを演じていた舞台。
・正面に花道、両袖に出語り、そして直径18尺(5.45m)の回り舞台を備えています。
この日は特別公開されており、解説付きで見学できました。
特別公開は9月末〜10月中旬の土日(詳しくは、日本民家園のHPに載っています)
また、11月3日には、この舞台で子供歌舞伎が演じられるそうです。 -
船越の舞台
屋根瓦も立派です。 -
船越の舞台の天井裏
雪を降らせたり、緞帳や引き幕をぶら下げたりします。 -
船越の舞台
直径18尺(5.45m)の回り舞台 -
船越の舞台
舞台裏には、歌舞伎役者の名前が書かれた額が飾られています。 -
船越の舞台
舞台裏の梁には墨書きがあります。
寄付をされた人や建築に携わった人の名前が書かれているらしいです。 -
船越の舞台
奈落から舞台へ上る階段です。 -
船越の舞台 奈落の底(舞台の地下)
ここの棒で回り舞台を回転させます。 -
21.菅の船頭小屋
【旧所在地】神奈川県川崎市多摩区菅
【建築年代】1929年(昭和4年)
・多摩川の渡し場にあって、船頭が客待ち・休憩・川の見張りなどに使用した小屋。
・小屋が移動できるよう、四隅の柱には丸太を通し担ぐための鉄の輪が取り付けられています。
増水時などは、担いで避難したのでしょうね。 -
23.菅原家住宅
【旧所在地】山形県鶴岡市松沢
【建築年代】18世紀末
・出羽三山の麓から移築した妻入り農家。
・屋根の途中にハッポウと呼ぶ曲線の美しい高窓を有しています。
ここは、東北の村になります。
東北の村では、もう一軒、工藤家住宅(22番)がありますが、残念ながら見落としてしまいました。 -
菅原家住宅
豪雪地帯の建物らしく内部へ直接に入れないように入り口にアマヤを設けています。 -
菅原家住宅の台所
凄い数の古民家を見学させてもらいました。
小学校の社会科の勉強などにも利用されるのでしょうね。
係の方の話では、紅葉のシーズンも良いそうです。
この後は、奥門から出て、岡本太郎美術館へ向かいます。 -
岡本太郎美術館
日本民家園の奥門から直ぐです。(徒歩2〜3分) -
岡本太郎美術館
階段に沿って水が流れています。 -
岡本太郎美術館
カフェテリアTAROと樹霊(1970年作品)
1970年大阪万博の太陽の塔の地下展示室に展示されていた作品だそうです。
見覚えのある方もいらっしゃるのでは? -
岡本太郎美術館 母の塔
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岡本太郎美術館 母の塔
躍動感あふれ、人が今にも飛び降りてきそうな感じがします。 -
岡本太郎美術館 母の塔(後ろ側から)
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岡本太郎美術館 入り口
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岡本太郎美術館 入り口のマットレス
(ここから中は、撮影禁止です) -
館内で唯一、写真撮影が可能な場所です。
「記念撮影にどうぞ」ですって。 -
岡本太郎デザインの椅子
「そっと座ってね」と。
岡本太郎の作品は、皆さんご存知のように、強烈なパワー漲るものが多く、印象に残ったのは「赤」。
とにかく、どの作品も「赤」でした。
また、面白かったのは、「河童の像」です。
岡本太郎がイメージする「河童」、なるほど!
思わず笑ってしまいました。
日本民家園、岡本太郎美術館を約3時間楽しませてもらい、14時過ぎに、失礼しました。
(おしまい)
この後、実は、もう一か所(正確には2か所)行きたいところがありまして・・・。(次の旅行記でご紹介します。)
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この旅行記へのコメント (2)
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- Rさん 2009/10/02 14:52:50
- 近場でタイムスリップ
- morino296さん、こんにちは♪
こんなに古民家がたくさんあるとは驚きました。
岡本太郎美術館もあるし、ゆっくり見ていたら一日過ごせますね。
文化財だから許されないのでしょうが、ちょっと上がらせて頂いて
お茶でも一杯飲みたくなるような雰囲気ですね。
写真には全然人が写っていませんが、貸切状態だったのでしょうか?
岡本太郎美術館は主人が以前から行ってみたいと言っている場所でして
寒くなってアウトドアが厳しくなったら行こうか?と話していました。
その頃が楽しみです。
Rita
- morino296さん からの返信 2009/10/03 23:58:57
- RE: 近場でタイムスリップ
- Ritaさん
こんばんは。
いつも有難うございます。
返事が遅くなって済みません。
1日から関西へ行っていて、先ほど戻りました。
川崎の日本民家園、岡本太郎美術館、なかなか楽しめましよ。
紅葉シーズンが良いようです。
床上公開されている建物がいくつかあって、上がることができます。
食事は駄目のようですが、お茶は飲んでも良さそうです。(お酒はxですが)
岡本太郎の作品、私には理解が難しいですが、「赤」の印象が強く、パワフルですね。
是非、一度お出掛けください。
morino296
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