2008/11/12 - 2008/11/26
7593位(同エリア9073件中)
YUKIKOさん
- YUKIKOさんTOP
- 旅行記58冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 32,475アクセス
- フォロワー0人
コルカタに向かう列車の中で、コルカタ在住の大学生2人と仲良くなった。
車中いろいろな話をした。
コルカタのハウラー駅からサダル・ストリートへバスで向かおうとするも..どのバス?!
ウロウロウロウロ...
運転手に聞き、乗客に聞き、やっと目的のバスに乗り込む。
下車地まで、乗客のおじさんが親切に教えてくれる。
デリーからどんどん荒んできた心に人の親切が染みる。
サダル・ストリートに宿を取り、一息。
コルカタの雰囲気はなんだか、ホッとする。
午後はいよいよ、マザー・ハウスでのボランティアのために登録会へ。
まずは、登録会の場所を探して行ったりきたり...。
ボランティア先はいくつもあってた。
午前中は一番行ってみたかった“カーリー・ガート”:(死を待つ人の家)、午後は“ダヤ・ダン”(障害児の家)で働くことにした。
登録した翌日から朝7時までにマザー・ハウスへ。
マザー・ハウスでは、朝食にパンとバナナ、チャイがもらえた。
日によっても違ったし、各施設に直接向かう人もいたけど、それでも30人前後の 国籍も年齢も職業も様々なボランティアが、毎朝集まってきてた。
他のボランティア達と、ボランティアの話や旅の話をしながら朝食をとるのは楽しかった。
朝食が済むと、賛美歌を歌う。とりあえず、なんちゃってで合わせてみるしかない。
6時までに行けば朝の礼拝に参加出来たんだけど、それには行かなかった。(起きられなかった。)
それが終わると、各施設のボランティア同士集まって移動。
“カーリー・ガート”まではバス。
着いたら、すぐに仕事が始まる。って言うより、始まってる。
簡素なベッドが並んでいるだけの、大きな部屋が2つ。男女に分かれて各50人前後の人達がここで暮らす。
スタッフはファーザーにシスター、ブラザー、ヘルパー、そしてボランティア。時々ドクターも訪れる。
仕事は洗濯(もちろん洗濯機などない)、シーツ交換、掃除、食事の配膳・介助・後片付け(ビニール袋に洗剤をつけて洗う。意外にキレイになる)、排泄介助(もちろんベッドの間に仕切りなんてない)、マッサージや話し相手などなど盛り沢山。
私は、先輩ボランティアの看護師と一緒に創傷の処置をしてまわった。仕事内容は日本でのそれとあまり変わらない。
でも、日本でだったら考えられないような事がいっぱいだった。
一緒になったオランダ人看護師は「私は受け入れられない。もう来ないと思うわ。」と、そう言った次の日から彼女の姿はなかった。
それも、わかる。
でも ここではこれが最善なんだ、とも思う。
それでも、ここは有名だから、いろいろと寄付があり 衛生材料や薬剤等も恵まれてる方だと教えてもらった。
「死を待つ人の家」って言う通称からして、重症者ばかりかと想像してた。でも実際は自分で歩けたり、食事がとれたりする人達もたくさんいた。言葉は通じなくても、笑顔で話しをしてくれる人達もたくさんいた。
それにすごく、ホッとした。
一歩施設の中に入ると、取り巻く空気が外とは全く違ってた。
屋上での休憩中、風に吹かれながら外の喧騒を聞いていると、なんだか穏やかな気持ちになれた。
だけど、 彼らはここのことをどう感じているのか。
言葉がわかったら、聞けたかな。言葉がわかっても、聞けなかったかな。
施設に入れる人達は限られてる。
いつも施設の入り口には、物乞いを生業とする人達が集まってた。
生まれた時から、どうやって生きてくかが定められてる。
12時に午前中の仕事が終わると、地下鉄で 安宿が連なるサダル・ストリートへと戻る。
この通りにある『BLUE SKY CAFE』で昼食がお決まり。アチコチで仕事してたボランティアが集まってくる。
ここでまたいろいろな話しをして、また、それぞれの午後が始まる。
私は障害児の施設である“ダヤ・ダン”へと他のボランティアと一緒に地下鉄で向かった。
ここは2Fと3Fにフロアが分かれてて、2Fはある程度自立した子ども達。英語圏のボランティアから学んだ英語を話す子や、楽器を演奏する子もいた。
3Fは重度の障害を持った子ども達でコミュニケーションもとれず、寝たきりや車椅子の子がほとんどだった。
午後の仕事は 2F、3F共に子ども達の遊び相手、夕食の配膳・介助・後片付けが主だった。
最終日に2Fも行ってみた。2Fはとにかく…体力勝負だった。
中には、仕事の終了時間になると「もう帰る時間なんでしょ?」って言う子がいて、何だか切なかったな。
5時に仕事を終えて“ダヤ・ダン”から宿に帰る頃には、外はもう暗い。
ボランティアが休みの日、メイダン公園を抜けてフーグリー河を見ようと散歩に出る。
が、予想外に広く歩きでは辿り着けず。
同じく公園内のヴィクトリア・メモリアルへ行く。
ちょうど夕暮れ時に重なり、すごくキレイだった。
なぜか、入り口の前にはド派手な馬車が。もちろん、誰も乗らないよねぇ。
その後、メトロでコルカタで最大のナコーダ・モスクへ向かう。この辺りはイスラム色一色。
モスク内をサンダル脱いで見学させてもらう。
イスラム教のモスクって美しい。すごく好き。
帰り道、道端の屋台でフレッシュジュースを飲む。搾りたてだから美味しい!若干、お腹が心配ではあるけど...。
その日の夜中に腹痛と共に目が醒める。下痢。
でも、どうやら原因はフレッシュジュースではなく夕食のようだった...。
この後、デリーへ再び...。
つづく...⇒
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
PR
-
-
-
コルカタ行きの列車で一緒になった大学生。
-
コルカタ行きの列車で向かいの席だった親子。
-
-
コルカタ、ハウラー駅到着。
-
-
サダル・ストリートでの宿。
かなり快適だった。けど、門限は23時!それ以降に帰ってきたら...開けて〜!とお願いあるのみ!! -
牛串焼きのお店。いい匂いがあたりに立ち込めてます。
-
牛串焼き、チキンロールにキングフィッシャー・ビール!このビール買うのも大変だったんだよなぁ...。
-
マザー・ハウス。
-
毎朝、この道を通ってマザー・ハウスへ通った。
-
結構、リアル。
-
-
“カーリー・ガート”へはバスで通った。
-
“カーリー・ガート”
この隣は、カーリー寺院。 -
-
“ダヤ・ダン”へはメトロで。メトロのホームにはなぜか、有料体重計。
-
コルカタ・KFC
ライス!何か独特の香辛料が使ってあって...食べ切れなかった(泣) -
需要あるのかなぁ。
-
ヴィクトリア・メモリアルの夕暮れ。
-
なぜにこの表情?天使も悪魔のような顔してるし...。
-
う〜ん...なぜに生首...?
-
ナコーダ・モスク。
イスラム独特の雰囲気が好き。 -
絞りたてのフレッシュ・ジュース。
-
サダル・ストリートにある、旅人の溜り場的な屋台。毛っこう美味しかったよ!
-
マザー・ハウスで一緒に働いた。ボランティア仲間。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
27