フランス　ブルターニュ　日本で知られていない小さな村を訪ねて②　Rochefort en terre

2009/01/01 - 2009/01/01

モンサンミッシェル、サンマロ、レンヌ、カンペール　と見どころいっぱいの　フランス　ブルターニュ地方。

春は野生の小鹿やウサギに出会い、夏は透明度の高い美しい海辺で海水浴、秋は特産の生牡蠣やキノコ狩り、冬は昼間はモンサンミッシェルやカンペール焼きの窯めぐり、夜は暖炉を囲んで焼き栗、と1年中楽しめるブルターニュ。

今回はモルビアン県の小さな村をご紹介します。

エリア フランス

Rochefort en terreはなぜか日本人にはほとんどなじみがない村なのですが、フランス人、イギリス人、アメリカ人の観光客がいっぱい来る村です。
感じとしては、ブルターニュのかわいい村としてとっても人気のあるロックロナンがもっと規模が小さくなって観光地化されていないような感じとでも言ったらいいのでしょうか?
17世紀にたてられた小さなコテージが丘のてっぺん周りに這うように立っていて、細い小道が村中をめぐっているのでお散歩にぴったりなところです。

村の奥、丘の一番てっぺんにはお城があり、ここは小さな美術館となっています。
この村はアメリカの団体旅行客がバスで乗り付けるところなのですが、なぜかというと、19世紀にこのお城にアメリカの有名な画家が住んでいたからなんだそう（画家の名前は忘れました）。
中の美術館はこのエリア近辺の地元画家の作品や、ブルターニュの古い日常雑器などが展示されていますが、お庭のほうにはこのアメリカ人画家のアトリエがそのまま残っています。
この庭からの眺めが絶景です。
Rochefort en terreはその名の通り、岩の丘の上に建てられているのですが、周りの岩山の景色がとってもきれいです。

村の中は小さなお店がいっぱいです。
おいしいと地元でも評判のレストラン（私のお勧めはＬｅ　Pelican)、ここ近辺では一番おいしいと地元で評判のクレープ屋（Sarrazan)、手作りのビスケット＆チョコレートを売っている店、などなど、観光地なのに結構地元密着型な店がいっぱいあります。　また村の中心から300ｍぐらい行ったところに結構大きめのアンティーク屋さんがあって、掘り出し物をたまに見つけることが出来ます。（村の中心にも何件もアンティーク屋さんがあります）

村から5分ぐらい行ったところにPont D'Arzというところがあるのですが、ここのレストランのお昼の定食はとってもリーズナブルでおいしい♪
４コース（前菜、メイン、チーズ、デザート）にワインかシードル、ミネラルウォーターもついて、10ユーロ。　地元のお客さんでいっぱいのレストランですが、夜と、月曜日は開いていませんのでご注意を。

昔の木組みの家が普通に使われています。
この写真はおいしいクレープ屋さんの写真なんですが、この日はお休みでした。
お店なので、もちろん中に入れますから、17世紀築の家が今現在、どんなふうに使われているかもわかる★

（ちなみにこのクレープ屋さんは猫を飼っているのですが、糖尿病で死にそうなので、クレープの食べ残しなどはあげないでください〜とのことでした）

観光地だけれども、観光地ずれしていないので、村の人々はみんな親切。
車でしか行けないところ、というのも、村を古いまま残せている要因なのではないか?と思います。

ロックロナンが気に入った方は絶対ここもすきなんじゃないかな〜って思います。