2009/04/29 - 2009/05/03
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kuroneko12さん
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4月25日~5月4日という日程でウィーン、ブラチスラバ、ブダペストとハンガリーの街を旅行した。
ハンガリーについては、完全にイメージ先行である。
ヨーロッパにありながらアジア系民族が建てた国であり、中世の東欧を制していた歴史をもつ。
東欧旅行ツアーにはほとんど必ず組み込まれる場所だが、オーストリアやチェコのような華やかさは感じない。
どんな場所なんだろう?という興味から、ハンガリーに行ってみた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- オーストリア航空
-
●ブダペスト初日●
前日の夕方、ブラチスラバからの列車でブダペストに着いた。
ブラチスラバ〜ブダペスト間のチケットは、日本にいるうちにインターネットで買った。
手数料等込みで3500円である。
翌朝、さっそく街歩きを始める。
ホテルを出て、ヴァーツィ通りを北に歩き、少し左に行くとドナウ川沿いに出る。
対岸には王宮を眺めることができる。
いわゆる西欧国家の王宮とはデザインや雰囲気が違う気がする。
このブダペストの王宮は、二次大戦等で何度か焼けてしまい、その後「再建」されたものの、当時の姿を「復元」することはなかったらしい。
もともとの姿が気になりますね。 -
王宮の丘に向うには、もちろんいくつかルートがある。
私は、国会議事堂前のコッシュート・ラヨシュ広場から地下鉄2号線に乗り、モスクワ広場で降りた。
ヴァーツィ通りのホテルからなら、本当はデアーク広場から地下鉄2号線に乗るか、バスを使えば早かったんだろうと思う。
本当は国会議事堂の見学を先にしたかったのだが、ウクライナの要人が訪問するとかで見学はお休みだったのだ。
(写真の通り、ウクライナの旗がはためいている)
そんなわけで、仕方なく王宮の丘観光に切り替えることにして、地下鉄に乗ったのだ。 -
▼地下鉄の話▼
ブダペストの地下鉄のエスカレータは早くて、角度が急である。
地下鉄に乗るにはもちろん切符が必要なのだが、券売機がとにかく使いにくい。
どうやっても紙幣を受け付けてくれない券売機が多いし、この国ではそんなに小銭が多く手元に入ってこない。
紙幣が入らないものかと苦戦していたら、通りがかりのおばちゃんに窓口に行ったほうがいいと言われるぐらいだ。
かといって、どの駅にも窓口があるわけじゃない。
結論からいえば、大きな駅の窓口で24時間チケットや72時間チケットを買ったほうがいい。 -
だったらブダペストカードのほうが、美術館なんかの割引もあってお得じゃないか?
と思うかもしれないが、これについてはホテルのフロントで買おうとしたら、「もったいない。やめろ」と説得された。
ブダペストカードだと、相当回らないと元が取れないらしい。
ホテルのフロントが2人して旅行者相手に力説するのだから本当なのだろう。
というわけで、検札を気にする必要もなくなるし、バスやトラムにも乗れるし、公共交通機関の24時間券や72時間券を買った。
値段は、一回券が290Ft。
24時間チケットが1500Ft。
72時間チケットが3700Ft。
一日4回も乗ればもとが十分取れるでしょう。
ちょっと関係ないですが、写真は地下鉄の1号線の車両。
世界で2番目に古い歴史をもつ地下鉄で、世界遺産だそうです。 -
▼王宮の丘への道▼
モスクワ広場の駅で降りると、どっちが王宮の丘だかわからない。
案内もないし、目印になるものも見当たらない。
そこで地図と、周りの地形、道の流れを見比べて、あとは自分の方向感覚を信じて歩いてみた。
本当は王宮の丘に向かい、そのまま丘をぐるりと回るバスも出ている。
歩きたかったから歩いてみた。 -
だが、結局ちょっと道に迷ってしまった。
道路沿いは排気ガスがきつかったので、近くの公園に入って地図を見直してみる。
すると、散歩していたおばちゃんが、カタコトの英語で「どうしたの」と話しかけてくれた。
こちらも負けないぐらいカタコトの英語で、王宮の丘に行きたいこと、ここはどこなのかということを聞いてみた。
すると、どうやら自分が王宮の丘の裏手に当たる、「血の原」にいることがわかった。
「血の原」を出て、道沿いに歩いていけば丘に登れる場所があることも分かった。
おばちゃんにお礼を言って歩きだす。
で、たどり着いたのがこの階段である。 -
階段を登りきって、城壁が見えるところまで来たが、中への入口は見えない。
結局、城壁沿いに歩いて、モスクワ広場からのバスも通る道である、ウィーン門まで行かなきゃならなかった。
なんたる遠回りであることか。
写真は、門を入ってすぐのところにある、マーリア・マグドルナ塔。
もとは13世紀に建てられた教会とのことだ。
中には入れない。 -
▼王宮の丘▼
王宮の丘の目玉の一つが、マーチャーシュ教会がある三位一体広場周辺だろう。
私が行ったときは、教会は改修中だったが、中には入
ることができる。
(2010年まではこの様子らしい)
もともとは13世紀にベーラ4世が創建した。
その後、マーチャーシュ王が教会を増築し、結婚式を挙げたことから後世マーチャーシュ教会という名になったそうだ。
ハンガリーがオスマン帝国に占領されると、教会はモスクとして使用されたらしい。
ちなみに、マーチャーシュ王は一時オーストリアにも進出し、ハンガリーの最大版図を実現した王なのである。 -
ハンガリーの初代国王、聖イシュトヴァーンの像。
イシュトヴァーンは洗礼名で、本名はヴァイクとのことである。
マジャル人の大首長としてハンガリー地域の統一を推し進め、エステルゴムで戴冠し、ハンガリー国王となった。
「イシュトヴァーン」という名前の音が個人的に気に入っている。
リアルな発音だと、「スティーヴン」に近い音に聞こえる。 -
王宮の丘からは、ブダペストの景色がよく見える。
特に、「漁夫の砦」からの夜景がとても綺麗であるらしい。
というわけで、夜にもう一度来てみようと思い、今度は王宮のほうへ向かうことにする。
写真は、国会議事堂である。
その前に、漁夫の砦のそばにあるジェラート屋さんで、ジェラートを買って食べた。
日本と比べたら、だいぶ安かったと思う。 -
また、三位一体広場から王宮へ向かってちょっと歩くと、金の鷲薬局博物館がある。
入ると、白衣を着た「医者風」の老人の男女が出迎えてくれた。
展示品は、古い時代の医者の器具や、ローマ時代の薬品つぼや、行商の医者?が使っていた道具箱、錬金術師の使った道具などである。
おばちゃんの説明によれば、錬金術師は、医学の発展に貢献したそうだ。
古い医療道具なんかは見慣れないので、ちょっと面白い。
この看板が気に入った。 -
もうちょっと進むと、レストラン「シシィ」がある。
ジェラートではやはり空腹は癒せなかったので、昼食にした。
注文したのは魚のスープ。
オーダーした時、ウェイターに「これだけ?」という反応をされた。
昼だし、パンがあるし、十分ですよ。
ちなみにこのレストランは、王宮の丘の中にあるためだろうか。ちょっとお値段が高めだった。 -
王宮への道の途中で、気になった鳥を激写してみた。
なんだろう? カラス?
写真だと大きさが伝わらないと思うが、けっこう大きい。 -
王宮は、今は国立美術館と歴史博物館になっている。
そのせいだと思うけど、ウィーンの王宮と比べると外だけでなく、内側も「王宮」という感じが全然しない。
値段は、美術館が800Ft、博物館が1200Ft。
こういうのは、日本と比べると安くていい。
展示されている絵は、分量としてはボリュームがあるが、けっこう地味である。
色調が全体的に暗く、わざわざそんな絵を集めたんじゃないかという感じさえした。
王宮の丘には観光客がいっぱいいるのに、この美術館にはあまりお客さんがいない。
館内は静かで、歩き疲れたせいもあって、立ったまま眠くなったぐらいだ。
ただ、オスマン・トルコを強く意識してるんじゃないかという気がした。
ハンガリーは、オスマン帝国に対するヨーロッパの防衛線の役割を果たしていた。
オスマン帝国の勢力を恐れるようなテーマの作品や、対オスマンの戦いを描いた作品が多い印象があった。
そういえば、日本にはそういう強烈な歴史性を込めた絵画ってあるのだろうか? -
▼ローマの遺跡▼
元王宮の美術館と博物館を出ると、午後5時ぐらいだった。
丘からブダペストの夜景を見たいが、日没にも夕食にもまだ間がある時間帯である。
そこで、オーブダ地区にあるという、ローマ時代の円形劇場跡に行ってみようと思った。
ブダ側で時間がつぶせそうなアイデアが他になかったのと、ローマの遺跡にはもともと興味があったからだ。
地図を見ると、バッチャーニ広場 (Batthyany ter) にあるハンガリー国鉄の駅まで行くのに19番トラムを使うと便利そうである。
しかし、19番は線路の工事で運休していて、また予想外の徒歩になってしまった。
でも、線路の上を歩く機会なんてめったにない。
気分は『スタンド・バイ・ミー』である。(←単純!) -
国鉄のSzepvolgyi ut駅で降りて、北に向かって歩く。
すると、交通量の多い車道沿いに、アパート風の建物群の間に、突然ローマの遺跡があった。
もとは、1万人規模の観客を収容できる大劇場だったらしい。
遺構に腰かけて、しばしローマ時代に思いをはせ、当時の劇場の様子を想像してみた。 -
ところで、ここは現在ドッグラン状態だった。
もとは舞台部分であったろうこの広場で、犬が放し飼いにされてびゅんびゅん走っていた。
おかげで、下に降りたくなかったし、実際降りなかった。
広場の真ん中にも立ってみたかったのだが、ちょっと残念である。 -
▼夜景へ▼
遺跡から戻ってきて、夜景に備えて夕食である。
バッチャーニ広場から、王宮の丘へのケーブルカー乗り場があるクラーク・アーダーム広場までの途中の道にある、
レストラン「ホルガースタニャ」で食べることにした。
某歩き方に、「魚料理がおいしい」というようなことが書いてあったので気になっていたのだ。 -
で、コイのフライを食べてみた。
あっさりした白身で、見た目よりもさっぱりしていて美味しかった。
ハンガリーの川魚の料理に興味があれば、行ってみていいと思う。
ところで、白い小山は白米である。
やっぱり、米は日本米ですよ! と強く感じた。
あと、ソースが根本的に白米に合わない味だと思った。
(意見には個人差があります) -
ブダペストの街を見下ろせる「漁夫の砦」は、昼間は有料らしいが、夜になると自由に出入りできる。
ライトアップされた国会議事堂からくさり橋まで見渡せる、絶好の夜景スポットである。
あんまり遅くなってからうろうろするのも良くないと思ったので、まだ真っ暗ではないけど行ってみた。
そんな深い黄昏時のブダペストの景色である。
一人で観るにはもったいないが、残念ながら一人旅なのである。 -
「漁夫の砦」以外のビューポイントとしては、ケーブルカーの乗り場の近くがいいと思う。
ここからでは国会議事堂は見えにくかったと思うが、くさり橋と聖イシュトヴァーン大聖堂のアングルはこの場所のほうが好きだ。
帰りのケーブルカーを待つ間に、ひとしきりこの風景を楽しんだ。
夜とはいえ、それなりに観光客は集まっているので治安の不安はそれほど感じない。
途中の道が不安なら、ケーブルカーを使えばまちがいない。
このケーブルカーは、往復で1400Ft(だったと思う) -
ケーブルカーでクラーク・アーダーム広場に下り、ライトアップされたくさり橋を歩いて渡る。
そして、ドナウ川沿いを朝とは逆方向に向かってホテルまで歩いて帰る。
朝は青空の中にみた王宮も、夜はライトの光の中で金色に輝いている。
なるほど、見事な夜景であったよ。 -
ところで、夜のヴァーツィ通りには、日本語の客引きが現れる。
男が「コニチハ。ドデスカ。イッパツ。ミルダケ。」と言って立ちはだかるのだ。
無視してスルーすると、「バカヤロ。マヌケ。ウスノロ。×××…」と罵詈雑言を浴びせてくる。
誰が教えたんだ。
ホテルのフロントは言いました。
「客引きについて行ってはいけません。法外な値段を取られます。学生風の若い女の子が声をかけてきても相手にしてはいけません」
デアーク広場からヴァーツィ通りにかけては、ちょっと荒んだ感じの若者もうろうろしてるので、気をつけたほうがいいかもしれない。
そんなブダペスト。
翌日は次の旅行記で。
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