伝建・世界遺産・雲上の世界・清流：懐かしの岐阜を探る三日目

2009/08/18 - 2009/08/18

夫婦車中泊の旅もいよいよメインディシュの郡上八幡へ最終アプローチとなった。

あちこち寄り道しながらであるが、蛭ヶ野での分水嶺に感動し、旧越美南線（長良川鉄道）終着駅の北濃で旅の醍醐味を感じ、懐かしのダイナランドで百合まつり、長良川の清流を下りながら今回の目的地郡上八幡に入った。

郡上一揆と郡上踊りで知られる町であるが、長良川最大の支流である吉田川が町の中心を走り、湧水があちこちに点在しまさに水の都。地元の方に交じってannakも川に入ってみた。実に気持ちの良い川である。

そして郡上八幡城を中心に素敵な城下町の町並みは流石である。

最終宿泊地「道の駅大和」で、一ケ月間も車中泊しながらアユ釣りを楽しんでおられるご年配の方との素敵な出会い。
旅のだいご味ここにあり・・・

また新しい発見がありました。

エリア 郡上八幡(岐阜)

「道の駅荘川」から蛭ヶ野を目指して走っていると
でかい水車発見。
迫力満点ですね。

蕎麦の花が雰囲気を最高潮に盛り上げてくれます。
蕎麦打ち体験もできるそうですが、まだまだ早朝で
すので、先を急ぎましょう。

蛭ヶ野あたりを走っていると、分水嶺の文字が見えてきて・・・
昔から分水嶺に妙なあこがれがありましたが
annak見たことなく（昨年上下ではよくわからなかった）ここにはあるのです分水嶺。

感動の現場分水嶺です。
右は庄川として日本海に、左は長良川となって太平洋に・・・・
まさにここは日本の真ん中？だと感じますね。

そして着きました、ダイナランドスキー場。
ここは思い出がたくさんあります。
京都在住の頃、３月道に雪が無くなったころ
よく片泊まりで来たものです。
帰りに名神が通行止めになり会社に遅刻したり・・・
気が付いたら片方のタイヤチェーンが外れていたり・・・
スキー場で素敵なウエディングを見たり・・
（新郎が新婦を抱きかかえて滑って来られました）

そうそう、息子君が幼稚園の頃本物のスキー（プラスキーではない）デビューもここです。
いきなりてっぺんに連れていったな（笑）
今でこそ「お父さんゆっくり降りてこいよ・・」
なんて偉そうですが
「ふん、俺が教えてやった・・」（笑）
今では娘君にも置いていかれるannak夫婦です。

スキー場の夏の活用方法。
最近ところどころで百合園を見ますね。

百合の季節としては最終ラウンドで
カサブランカ系が咲いていました。
流石標高が高いですね。
annakが年間パスポートを持っている
大山山麓の「とっとり花回廊」ではこの季節
百合と言えば「たかさごゆり」しかありません。

昔よく利用したホテル「ビラモンサン」が見えますね。

長良川鉄道（旧ＪＲ越美南線）の終着駅「北濃」です。
その昔annakが女房殿を行き先も知らせず旅行に誘い
越美北線の終着駅九頭竜駅で降り、終着駅の旅をしたことを思い出しました。
そして「そうかこれが本来であればあの越美北線九頭竜と繋がる予定であった越美南線か・・・
と妙な感動がありました。

最果ての線路から・・・

良いもの見つけ〜た

転車台があります。
そりゃそうだ・・・機関車は前後入れ替えないと

迫力がありますね

奥美濃の終着駅「北濃」
この景観で感傷的になるのはannakだけか？

長良川沿いに車を走らせて郡上へ向かいます。

アユ釣り人

流石長良川、ものすごい透明度ですね。
annakも田舎暮らし（鳥取）ですが
ないですねこんな川・・・

そして着きました、メインディッシュ郡上八幡。
運よく観光案内所横の駐車場が空いていました。
郡上八幡詳しくはhttp://www.gujohachiman.com/kanko/

見た事ありませんか、郡上の子供たちがこの橋から飛び込むのを・・
吉田川に架かる新橋です。

この高さ（ひえ〜）ビルの５階相当だそうです。

「観光客の皆様はむやみに飛び込まないで
郡上の子供達は小さいころから、少しづつ馴らしていき、ここから飛べるようになるのです」ですって。

もちろんannakここから飛んだりはしません。

郡上城を中心に発達した城下町である郡上八幡。
ちょっと町歩きをしてみましょう。

期待膨らむ・・
わくわくしますね。

郡上踊り・・・・・クライマックスの徹夜おどりは、8月13,14,15,16日の4日間ですが
基本一般的には7月中旬から9月上旬にかけて32夜にわたって踊られます。
これは町内のあちこちでの縁日祭りにちなんでおこなわれるもので、新旧入り交じった感じがしないでもないですが、そのうちの多くからこの町に残る伝統や風習を垣間見ることができます。

踊り会場はひと夏で市街地を一巡し、城下の町並みの中や辻の広場で踊る日もあ れば、昔ながらに神社の境内が会場になる日もあります。

ガイドまる写し

なかや水の小道です。
ここではこのような景観はたくさん・・・あちこちに

素敵ですね。
町中にこんなきれいな泳げる川があるのって。

えへへ、annak水着持参なのですよ・・・・
ってことで実は地元の方に仲間入りして
「どぶ〜ん」最高です。

有名お蕎麦屋さんですが、並んでいらっしゃるのでもう少し町歩きしましょう。

郡上八幡博覧館
ここでは郡上八幡の歴史と、郡上踊りの資料、実演が体験できます。
郡上踊りって１０種類（１０曲）有るのだそうだ。
そしてすべて実演で、テープとかの使用はないそうです。
それでクライマックスの徹夜おどり（8月13,14,15,16日の4日間）はすごいですね。

郡上八幡には長良川の支流吉田川が流れますが、そのまた支流の小駄良川。
こちらでも地元の方が泳いでいらっしゃいます。

朱塗りの欄干は清水橋、その横には宋祇水があります。
川の中を歩いていこう・・・

川の中をじゃぶじゃぶ歩いて

若鮎弾けて・・・

着きました宋祇水
御存じ環境庁選定日本の名水１００選の第１号に指定された清水です。
美味しい・・・・

この水ですがじゃぶじゃぶと小駄良川に流れていきます。きっとあちこちそうなのでしょう。
そして町の方が環境を守る取り組みをされて、川がきれいなはずですね。

アイスキャンディ下さい。
「写真撮っていい？」
「はい」
「ブログに顔を載せるかも？」
「はい」
素直な子だ（笑）

仲間登場

そして先ほど行列があったお蕎麦屋さんへ
並ぶことなく「いらっしゃいませ」

お蕎麦屋さんのテーブルから・・・

郡上八幡城へ
戦国時代の名残を見せる荒々しい石垣も魅力的です。

美しい

こんな町です、郡上八幡

もう少し町歩き

家の前を水が流れ・・打ち水涼しく
まさに生活の水です。

う〜ん郡上八幡・・・期待通りの素敵な街でした。
そして本日の宿泊地「道の駅大和」には温泉が併設されてと聞いていましたが、なんと本日お休み。

仕方なく１０分ほど走りお立ち寄りの湯「美人の湯しろとり」へ。

温泉を楽しんだ後、道の駅大和に帰って車中泊。
郡上八幡名物豚のホルモン味噌漬を炒めて本日の夕食。安い美味しい簡単の三拍子揃い組み。

夕食をしていたら、年配の男性が話しかけてこられた。出身は大分の竹田、現在の住まいは三重の関の近く、奥様の実家は島根の石見銀山の大森・・・・
驚きももの木・・・annakの旅行記そのもの（笑）
現在はもう退職されていて毎日が日曜日、一か月にわたり車中泊でアユ釣りをされているとのこと。
羨ましい限りである。
そして釣ったアユは近所の料亭や旅館で買ってもらえるとのこと。ここにはそんな仲間が全国から１０人ほどいらっしゃっているそうで、毎年元気に会うのが楽しみですと・・

この先輩と話をしていてふと会社の大先輩「長谷川平蔵」殿を連想した。きっとこんな感じで旅をされているのだろうな。
そして別れ際に一言言われた「定年後の時間が長くとれるように体に気をつけて・・・」
「ありがとうございます」

この写真は彼たちが明日のアユ釣りに使うおとりのアユを道の駅の鯉が泳ぐに池に入れていらっしゃる様子です。

こんな楽しいやり取りをしながら岐阜の旅最後の夜は更けていきました。

この旅行記へのコメント （2）

• Rさん 2010/09/03 23:48:03

  郡上八幡へ…

  annakさん、はじめまして♪
  
  月曜日に急に郡上八幡へ行けるかも…という状況になったので
  慌てて下調べをしており、こちらに辿りつきました。
  とても素敵な街並みですね〜。
  街中を水が流れていて気持ちよさそう。
  私も水着を持っていって地元の人に混じって
  泳いでしまおうかと計画中です。
  さすがに橋から飛び込むのはやめておきますね。
  
  参考になりました。
  ありがとうございます！
  
  Rita
  

  annakさん からの返信 2010/09/04 00:32:24

  RE: 郡上八幡へ…

  Ritaさん初めまして、御訪問、書き込み
  そして御褒美ありがとうございます。
  
  郡上八幡ですか・・・
  落ち着いたたたずまいの素敵な街でしたよ。
  清流の町としての顔、城下町としての顔
  古い商家が並ぶ街道筋としての顔。
  是非楽しんできてください。
  
  Ritaさんの旅記、またじっくりお邪魔させてください。
  取り急ぎ御礼まで。
  
  annak