世界一周旅行（ビクトリアの滝　編）

2004/10/01 - 2004/10/01

　
　第７日目（2004/10/1)

　朝５時おきをしてヨハネスブルグから次の目的地ジンバブエのビクトリアフォールズに移動。
　飛行機は２時間弱で到着。アフリカの南部は初春でいろいろな花が咲き始めていた。
　飛行場に着き外に出ると目の前に日本の桜よりきれいであるという“ジャガランダ”の木が花を咲かせていた。

　ホテルは英国王室もよく利用したと言う落ち着いたリゾートホテル風のたたずまいであった。（ビクトリア　フォールズ　ホテル）　玄関前で車を降りると遠くに滝の音が聞こえた。

　チェックイン後、昼食を採ってすぐ待望の滝を見に行く。車で近くまで行き、そこから遊歩道を歩いて滝に近づく。ものすごい音と、水しぶき。

　ザンベジ川のビクトリアフォールズは中学の教科書で探検家のリビングストンが発見したと書いてあった記憶がある。
　そのときアフリカ、探検、大自然と言うものを意識し、なんとなく冒険心というものが心のどこかに芽生えるきっかけになった地であったような気がする。
　その後冒険そのものはする機会が無かったが、仕事でのチャレンジ精神というものには影響があったような気がすう。
　そういう点でこのビクトリアフォールズを訪れる事が出来たことは感慨深いものがあった。

　今は小雨季だそうで水量は少ない時期との事。したがって巾約１Ｋｍ以上有る滝が良く見ることが出来た。所々岩盤も良く見えて大変良い眺めであった。
　滝から舞い上がった水しぶきで虹が何本も出来て大変幻想的な眺めであった。
　滝巡りをしながら遊歩道を歩いていると地元の子供達が先生に引率されて来ていた。ビデオを撮っているとニコニコしながら珍しそうに寄ってくる。写してやると喜んでいた。

　滝はさすがに迫力があり、高さ、広さ、水量そして流れ落ちる水の音いずれも初めて見聞きする大自然の迫力。

　今回の旅では、世界三大瀑布全てを見ることになるがさらに楽しみが広がった。

　滝見物から帰って今度は、ザンベジ川上流２Ｋｍの所から“サンセットクルーズ”に出る。
　船着場で現地の民族音楽、民族舞踊で迎えられる。
　船に乗って暫くすると突然岸辺に象が水のみに現れた。これぞアフリカ、親子がのんびり水を飲んで去って行く。
　次に現れたのがカバの群れ、そしてワニ、ヒヒがご挨拶に出てくれる。カバが大きな口をあける。皆歓声を上げて興奮する。
　「ただ当たり前に日常生活を営んでいるだけなのに、よそから来たあんた達何騒いでいるの！」と言っている様に思えた。

　やがて日が沈み始める。横で民族楽器をひいて聞かせてくれる。そして水平線の先の大地が赤く焼けて水面も赤く染まっていく。夕日が肌に痛いように射してくる。初めて見る夕日である、川風も肌を優しくなでていく、感動的であった。皆静かに遠くを眺めている。

　夜のディナーショーは近くのレストランでバーベキューバイキング。しかしここはアフリカ。ただのバーベキューではない。ダチョウの肉、インパラ、ワニ、イモムシ他なんだかよくわからない肉が盛りだくさん。恐る恐る少しつまむ。

エリア ビクトリアの滝周辺(ジンバブエ)

　日本の桜に似た“ジャガランダ”の木
　紫の花が綺麗であった

　ホテルの部屋はアンティックな調度品で出来ていて
　天井からは蚊帳がぶら下がっていた

虫がいたわけではないがせっかくであるから試しに使ってみた

ビクトリアの滝周辺を紹介したパネル

いよいよ滝が見えてきた、飛沫が舞い上がっている

地元の子供達が、先生に引率されてきていた
大変人懐こい子供達であった

国境にかかる橋、この中央付近でバンジージャンプもしていた

ザンベジ川クルージングの乗り場で民族音楽の演奏で歓迎してくれた

船内で食事をしながらゆったりとザンベジ川の川を遡って行く

川辺に野生の象の群れが水を飲みの現れた

カバの群れも川の中に現れる、カバは意外と凶暴で危険であると言うことで余り近づかなかった

やがて日が落ちてきて夕日が川面に輝き始めた

船に同乗した地元の青年が民族楽器で民族音楽を静かに奏でてくれた、物音一つしない静かな大自然の中で静かに太陽が地平線に沈んで行った。

夜には民族踊りを見ながら食事する

朝ホテルのレストランのテラスで食事をしていると前庭をヒヒの群れが横切って言った

再びヨハネスブルグに向って飛びたつ