2009年夏・青春18きっぷで行く京都・大文字送り火　鉄分補給の旅

2009/08/16 - 2009/08/16

大阪から京都まで、新快速に乗れば20分ほどで着いてしまうところを、「青春18きっぷ」を利用して9時間あまりの大回り旅行をしてきました（「乗り鉄」ともいいます）。
ルートは以下のとおり。

新大阪-尼崎-（福知山線）-福知山-（山陰本線）-綾部-（舞鶴線）-東舞鶴-（小浜線）-敦賀-（北陸本線・湖西線）-京都（大文字送り火鑑賞）-新大阪

日本海と琵琶湖を見て、締めは大文字の送り火です。
（旅行のテーマはいちおう「イベント・祭り・花火」ってことで…）

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

旅のスタートは新大阪駅。
改札口で日付スタンプを押してもらい、長い一日の始まり。
自宅を出るときはかなり雨が降っていたが、大阪駅を出る頃には雨も上がり、福知山線に入ってからは晴れ間も見え始めました。
宝塚駅を出ると周りの景色は急に山深くなり、最初の小休止は新三田駅です。

新三田からは丹波路快速に乗り換え。
お盆休みの後半ということもあってか、車内はかなりの混み具合。
辛うじて座席を確保。

その後、篠山口で30分ほどの小休止。
ちょっと時間があったので駅の周辺を散策してみました。

篠山口は山間ですが交通の要衝のようで、構内も広々としていました。

今日は「丹波篠山デカンショ祭り」があるそうです。

バス停もお祭りの提灯で飾り付けられていました。

「名所」だけでなく「迷所？」もあるようです。

駅周辺の散策から戻ると、ちょうど折り返し福知山行となるワンマンカーが入線してきました。
ホームには既に結構人が並んでいて、慌てて私も列に。
幸い、シートは確保できたものの、当初予定していた次の「丹波路快速」で来ていたら、しばらく立ちっぱなしになるところでした。
ちょうど１時間ほどの走行の後、福知山へ到着。

福知山では「ドッコイセ福知山踊り」というのが開催されるようです。

福知山では20分ほどの小休止。
ちょうどお昼時でもあり、南口を出て正面に見えたコンビニで食料を調達。

駅の南口は公園として整備されていました。
SL（C11 40号機）と転車台がキレイに保存されていました。

福知山からは舞鶴線・小浜線と乗り継いで敦賀を目指します。

東舞鶴まではこの電車で向かいました。
ところが、山陰本線の下り列車遅延の影響を受けて、途中の綾部駅を10分ほど遅れて出発。
東舞鶴での接続時間は２分しかないのに、間に合うのか？

と心配していたのですが、もともと乗り継ぎを想定したダイヤになっているためか、敦賀行の電車はちゃんと待っていてくれました（他にも乗り継いだ人多数）。
小浜線も立ち客が出るほどの盛況でした。
海岸沿いを走っているようで、実はあまり海の見えない小浜線ですが、数少ない海の見える場所で一枚。

敦賀への途中、美浜ではなぜか駅の横に漁船のオブジェ（？）が。

乗ること２時間、敦賀へ到着。
夏休みということもあったせいか、ずっと立ち客がいるほどの盛況でした。

敦賀では50分ほど時間があるので、駅から徒歩10分ほどの場所にあるショッピングセンターを目指します。

駅を出たところに観光案内図。

ここにもSLの動輪が置いてありました。

そしてなぜか「銀河鉄道999」の歓迎看板が。
（後で謎は解けます）

駅前の商店街は、雪国ならではのアーケード付。
（道路に雪が積もってもアーケードの下には雪が積もらない）

こんなところにも「銀河鉄道999」が！？

その横にあった説明文を読んでみると…謎が解けました。

敦賀での駅前散策を終え、湖西線経由の新快速で一路京都を目指します。
途中では琵琶湖も見えました。

京都に着いた後は、地下鉄で今出川へ出て、そこから東へ向かい、出町柳近くの賀茂川の土手を目指しました。
送り火が始まる１時間半ほど前に着いたのですが、既に観覧客でいっぱいでした。

20：00ちょうどに始まった大文字の送り火。
三脚を持っていなかったので、なかなかキレイな写真が撮れず…
デジカメよりも携帯の写メールで撮った写真の方がブレずに写っていました。

その後、15分ほどすると他の送り火を見に行こうとする人たちが動き始め、肝心の「大」の字が見えなくなってきたため、早々に退散。
来た道を戻り、今出川から地下鉄で京都へ向かい、新快速をつかまえて一路新大阪へ。

半日がかりの大文字送り火見物でしたが、久しぶりに日本の田園風景に触れて、改めて日本の良さを感じることができた旅でした。