長春 ◆ シャングリラホテル長春 ◆ 2009/07/10 ～

2009/07/10 - 2009/07/12

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　【解説】


まずお断りしておかねばなりませんがタイトルにあるシャングリラホテル長春は、この旅行記には、その写真すら登場しません。初海外ということもあり、まして、こういう形で旅行記を掲載するとは夢にも思っておらず、完全に写真を撮り損ねてしまいました。

が長春行から何年か経った今でも、国内外を問わず最も深い記憶として残っている場所そして旅は長春だという思いに変わりはありません。今後の人生において再訪は考えておりませんが、「懐かしい恋人」のような存在として儚い記憶の海をいつまでも漂い続けて行くことでしょう。

初めての海外旅行が今回の中国・吉林省・長春。
ピンポイントで長春に行くツアーなど無く、手配旅行となり、言葉も通じないので無事帰って来ることが最大のテーマでした。

初海外であれば人気の観光地を選ぶのが無難だと思いますが、敢て知名度の低い長春を選んだ理由は、自分でもよく分かりません。

場所が場所なだけに2泊3日の計画上セントレアから出発し成田に戻ってくるという変則的な行程となっています。

長春へ・・・


7月10日（金）
中部国際空港（セントレア）から13時半くらいにほぼ定刻通り中国南方航空で出発。
乗客に病気の人がいるらしく、座席に着くや否や中国人のCAさんから座席の移動を指示されました。
中国語で話しかけられて、こちらとしては意味が全く分からないので、かなり戸惑いました。
その後、入国カード以外に検疫申告書が機内で配られたのがちょっと誤算。
しかも英語と中国語のどちらかの文章を読んで、どちらかの言語で書かなければならず、フライト気分など吹き飛んでしまいました。
相方は入国カードだけ記入して機内食を召し上がったらさっさと爆睡。結局、英語表記を辞書で訳しながら悪戦苦闘の末、何とか完成。
なんやかんやで直行便で3時間くらいのフライト後、長春龍嘉国際空港に到着。
多少セントレアで両替していたので、長春龍嘉国際空港の両替所では両替しなくて、そのままタクシーでシャングリラホテル長春へ直行。
約３０ｋｍ、４５分、料金100元。
事前に旅行会社で貰ったホテルの説明書に空港、ホテル間のタクシー料金が書かれてあったので、ぼったくられないように何台か回って筆談して注意しました。
ホテル到着後、日本語以外全くだめなので、レセプションで、日本語が分かる人を片言英語でお願いしたら、奥から出て来ました。
日本人女性のスタッフでした。
以下、帰国当日のチェックアウトの時間とタクシーの手配を依頼。帰国当日、早朝５時過ぎホテル出発なので。
しかし、問題は無いと事。
タクシーも常駐でした。
さすが５つ星。
ロビーラウンジの冷たい飲み物で、旅の疲れを癒して、部屋に荷物を運んで道を挟んだ向かい側にあるウオルマートへ。
お土産等を買って、夜はホテル地下の『大江戸』で夕食。
帰りにラウンジで女性ボーカルの生歌を聴いて満足。

7月11日（土）
朝はホテルのブュッフェで中国の味を楽しみ、タクシーで目的の偽満皇宮博物院、南湖公園へ行き、東方餃子王へ。
その後、散歩しながら、タクシーをつかまえて、ホテルへ戻る。
ウエルカム・フルーツを食べて一息つく。
ホテルのスパ・プールも試したいが、お土産が足りないので近くのデパートとウオルマートへ。
帰りに屋台通りを散策しホテルへ。
夕食は地下の『大江戸』を利用。
『大江戸』のお絞りの匂いは強くこれも旅の思い出である。
定食も６０元で満足出来たが、帰りに、女の子の店員がもう床掃除していたが微笑ましい光景である。

7月12日（日）
早朝、中国南方航空で成田へ。
この旅の３日間、湿度が少なく、カラッと晴れて恵まれました。

エリア 長春(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国南方航空

◆偽満皇宮博物院

偽満皇宮博物院ゲート前にて・・・

◆偽満皇宮博物院

入場券を買い、入場。

一人１０元の馬車で建物までちょっと贅沢な移動。

◆偽満皇宮博物院

金色の展示はこの中に・・・

◆偽満皇宮博物院

中国最後の皇帝・溥儀の時空へ・・・

◆偽満皇宮博物院

建物の中は、タイムスリップ空間でした。

溥儀が着ていたもの！？

◆偽満皇宮博物院

映画『ラスト・エンペラー』の世界へ・・・

◆偽満皇宮博物院

きらびやかな展示の他に、当時の現実が殆どそのまま現存。

生々しい展示も多くここでは掲載しておりません。


相方越しに撮ってみました

◆偽満皇宮博物院

右側中央が出口です。

２時間位で出て、タクシーをつかまえ、南湖公園へ。

街のいたるところで、ジュースやお茶を売ってます。一本買いました。

◆南湖公園

左右にまだまだ広がってます。

この人口湖の馬鹿でかさは唖然。

１枚の写真ではとても収まりきれない、市民の憩いの場。しばし湖のベンチで休憩。


そして東方餃子王へ。

厨房がみえるのが面白い。

いろんな餃子を注文。しかしここでは、餃子は主食。

見回したら、皆さん色んなものを注文してました



ご覧頂きましてありがとうございます。

この旅行記へのコメント （2）

• 真@tokyoさん 2011/05/18 23:18:29

  長春　シャングリラ

  YANMAさん
  
  こんにちは
  長春は近代的な都市構造をしている美しい中国としては珍しい都市です。
  昔仕事で数度訪れましたが、毎回良い思い出を持って帰国しました。
  南湖公園では日本語が分かる老人が声をかけてくれました。
  
  こちらに、満州時代のご両親の住まいを訪ねて長春に行かれた方の旅行記があります。
  http://4travel.jp/traveler/oneonekukiko/album/10459168/
  同じシャングリラに泊まっています。
  一度訪問してみてはいかがですか。
  
  

  Y A N M A さん からの返信 2011/05/19 19:20:43

  はじめまして

  真@tokyoさん　はじめまして
  
  私の父も戦時中は旧満州にいました。
  そういう潜在的な意識が、私を長春に向かわせた部分もあるのではないかと思っています。
  
  お勧めの旅行記を拝見させていただきました。
  気持ちは、かなり近いものがありますね。
  感動しました！
  確かに同じシャングリラホテル長春に泊まったというのも、本当に感慨深いものがあります。
  写真は余り撮ってこなかったので、懐かしい気持ちになりました。
  
  下世話な話になりますが帰国当日の長春龍嘉国際空港のチェックイン・カウンターの中年の女性だったと思うのですが、その気品ある風貌が今も脳裏に焼きついています。
  
  あと暑い中、南湖公園沿いに延々と歩き、東方餃子王にやっと着いた時の疲労感も今では良い思い出となりました。