その9　スダ・メ・ムーチョ！　スペイン奇行　2009.8 　その前にフィンランド　・　リンダ、貴女もか！？

2009/08/07 - 2009/08/07

2009.8.7

fさん念願のムーミンワールドも無事に見終え、再度トゥルクに戻ります。
今のところ旅も予定通り、順調に進んでいます。

夕刻ヘルシンキ到着後、急いでタクシーに乗り込みリンダラインの出るマカシーニターミナルへと急ぎます。

途中、トラム３Tの後になり、いやな予感を抱えながらも高速艇のチェックインに向かいましたが・・・。

エリア フィンランド

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー
• 航空会社: フィンランド航空

長い長い桟橋を渡って、ムーミンワールドを後にしました。

「ヨットには、いろいろな女の人の名前が付けられているね。」
と、ｆさん。

桟橋を渡り終えて、少し行ったところに丁度タクシーが来ていたのですが、
すかさず他の人に、そのタクシーに乗られてしまいました。

教会でしょうか？

その先の芝生の木陰では、
御年配の方々がくつろいでおられました。

その先を左に曲がると、
観光用らしきバスが停まっておりました。

その道の脇に経つマンションを見ては、
「おお、フィンランド・デザイン！」
と、画像を撮りまくる私。

さらに歩いて20分位で、
ナーンタリのバスターミナルに着きました。

まずは、案内図に見入ります。

トゥルク行きのバスも見つけたのですが、

結局また、タクシーに乗りました。

トゥルクの駅まで、タクシーで26.9ユーロでした。

結構、タクシーにて降り立つ人がたくさんいました。

出発の16時までには、まだまだ時間がありそうです。

「タンペレに行くのも　あるんだね。」
と、ｆさん。

あちらも、ムーミンゆかりの地でしたっけ。

しばらくすると、空が暗くなり、大粒の雨が降り出しました。

ほんの1時間前には、青空だったのに。

私たちの乗る列車も、
雨に濡れていました。

出発まで、あと十分少々。

インターシティー２
144号です。

今回も、2等車です。
車内の様子は、こちら。

ｆさんが、前の座席に付いている、ターンテーブルの下のラックから、このようなものを見つけました。

どうやら、車内販売を行っているようです。

雨が上がっても曇っていた空は、
次第に明るくなってきました。

こちらでは、すっかり青い空です。

そして18時、ほぼ予定通りに列車はヘルシンキ中央駅に到着いたしました。

タリンへの高速艇は、19時に出発します。

とにかく、急げ！
と、タクシーに飛び乗りました。

と、まさにその時、
トラム３Tがタクシーのすぐ前になり、
タクシーは、そのままその後をノロノロと走ることになりました。

「さ、３のトラムだ。。。
なんだか不吉な予感がする・・・。」

ヘルシンキ中央駅からマカシーニターミナルまで、
9.10ユーロでした。

時間も大丈夫そうです。

「良かった・・・。」

さっそく、リンダラインのチェックインを！
と、いうところで、私たちは電光掲示板の運航状況を見ると、そのまま固まってしまいました。

「ちょっと待って！19時の高速艇が運休！？」
「どうなってるの、一体！？」

急いでチェックインカウンターに行きますと、
そこには重〜い空気が漂っておりました。

カウンターのお姉さんは英語にてその状況を説明してくれましたが、私にはさっぱり分からず、

ｆさんのヒアリングによれば、船の故障らしいとのことでした。

「でも、次が21時の出発っていったら、タリンのホテルに着くのは24時ちょっと前位・・・。」

しかも、カウンターのお姉さんは御丁寧にも、翌日タリンから戻るために予約していた12時発の便を、10時発に書きなおしてくれました。

これって、一体。。。

仕方がないので、ホテルを予約したサイトの緊急連絡先（ロンドン）に、タリンのホテル到着が24時を過ぎるかもしれないということを　ホテルに連絡してくれるよう、携帯からお願いの電話をしました。


一方、その横でｆさんは、すっかり固まっておりました。

「ｆさん、とりあえずここに　このままいても仕方ないにで、ごはん食べに行きましょう！」

と、私たちは、一旦マカシーニターミナルを後にすることにしました。

トラムの走る道沿いにレストランを探しますが、
この時すでに19時少し前となっておりまして、
行く先々のお店は店じまいを始めておりました。

結局そのままトラムの停留所1個分歩いてしまいまして、とりあえずやっていそうな大きなカフェ・レストランに入りました。

目の前にある食べ物を選び取り、トレーにのせて会計を済ませます。

後になり調べてみましたら、このお店、地○の歩き方にも載っている、＜カッぺリ＞というレストランでした。

サラダとミートパイとビールを選び、20ユーロ払っておつりをもらいました。

値段は、忘れてしまいましたが、確かにフィンランド・プライスだったと思います。

しばらくいろいろと考えておりましたが、
それではどんどん時間が過ぎていくだけなので、
思い切ってｆさんに切りだしてみることにしました。

「ｆさん、ｆさんとしては、フィンランドではムーミンワールドに行ければ　恩の字ってとこだったんですよね。」


画像は、3回目にしてようやく撮ったバー・トラムです。（カッペリにて）

「去年の旅で、ほら、ボリビア行きに乗れなくてマイアミで1泊したじゃないですか。

今回も、なんだか同じニオイがするんですよね。
このままタリンに行っちゃったら、
下手したら明日のマドリード行きの飛行機に乗れなくなりますよ。

下手したら、全部パーになります。」

「・・・うん・・・・。」
私も重〜い一言に、ｆさんも重〜く答えました。

「タリンのスリーシスターズ・ホテルには、
本当に泊まりたかったんですけど。」

「今の時間、20時まで後30分あります。
今ならまだ、観光案内所が開いていますよ。

そこで今夜のヘルシンキでの宿を紹介してもらえるかもしれません。
・・・場所は・・・。バルト海の乙女像の近くだそうですよ。」

「・・・ｇさん、それって　ここの目の前ですよ！」

「えっ・・・！？」

「あ、あれ、あそこ！」

ｆさんとの夏旅3回目にして、またしても起こる現地2日目の悪夢。

まずは、とにかく、観光案内所に急ぐべし！