信州塩田平の古塔と東信の懸造りめぐり　～３日目～

2009/07/26 - 2009/07/28

長野県の上田市一帯に広がる塩田平には、国宝や重要文化財に指定された見ごたえのある三重塔があちこちに点在する。また、千曲川に沿った上田～小諸～佐久の東信地方には、奇妙な木造の懸造り（かけづくり）建築がいくつかあり、それらの寺院、神社をめぐってきた。
３日目は上田の信濃国分寺の三重塔、東御の海野宿、佐久の鼻顔稲荷神社をまわった。

エリア 佐久(長野)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

別所温泉の宿を出発して、まずは上田市街にある信濃国分寺へ...

ここの本堂も見慣れた善光寺タイプの造りだ

軒下の組物の彫刻もなかなか見事

本堂の右手にある三重塔
手前の枯れたヒノキがちょっと不気味

この三重塔は重要文化財に指定されている
今回見た４つの三重塔の中では、一番どっしりと立っている感じ

本堂の裏手にはハス園があって、ちょうど見頃の時期だった

信濃国分寺を出て、国道１８号を東へ進み、古い街並みが残る海野宿（うんのじゅく）に寄ってみた

格子戸と、屋根の上に壁が張り出す出桁造り（でげたづくり）が特徴的

伝統家屋の軒下には、ツバメの巣がたくさんあって、間近に観察できた

あまり人間を恐れないツバメの親鳥

次は佐久市岩村田にある、鼻顔稲荷（はなづらいなり）神社にやってきた

神社ではそれほど見られない、懸造り（かけづくり）の社殿

横に長い朱塗りの建物が、川に面した崖沿いに建っている

石段を登って社殿に近づく

ここが社殿の入口
伝統的な神社の雰囲気がしない妙な造り

木造の廊下がずっと続いていて、学校みたい

懸造りではあるけど、廻縁や舞台はなく、壁と窓の下がいきなり斜面になっている