2009/08/07 - 2009/08/12
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dancingriverさん
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家内と二人でアンコールワットへ。
iPhoneのカメラで撮影したちょっとアートな写真とアジア料理を中心に、個人旅行向けのヒントをまじえてご紹介します。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 大韓航空
-
以前からアンコールワットに行きたいと思っていたところ、今夏は家内が自分の給料でその夢をかなえてくれました。
iPhoneで撮影したアートっぽい写真のアップを目的にしていますが、グルメ情報やいくつか個人旅行者へのTIPSも出てきますのでご参考に。
以下、手配内容を簡単に記しします。
訪問先
アンコールワット、バイヨンとその周辺、タ・プローム、トンレサップ湖、国立博物館、シルクファーム
エアー
日程、料金、マイレージの関係で仁川経由コリアンエアー
ホテル
シェムリアップで最高におしゃれな「Hotel De La Paix」
http://www.hoteldelapaixangkor.com/
どちらもWEBで手配。
帰りは機中泊の4泊6日です。 -
シェムリアップには夜の10時半ころ到着。
ホテルまでの足は手配していなかったけど、案の定出るとすぐに個人タクシーからオファーが。
今までの経験から、一番先に声をかけてくるドライバーは「すれている」ことが多いのですが、まあよしとしましょう。結果的には多少がめついお兄さんでした。
ホテルまでは正規料金と同じ7ドル。
ホテルに着くまでの間しつこく一日貸切のオファーがあり、翌々日の一日観光を30ドルでお願いしました。 -
Hotel De La Paixは本当におしゃれなホテルです。
アジアンモダンを基調にし、アンコール遺跡のエッセンスをとりいれたインテリアにまったく隙がない。徹底しています。
あまりにおしゃれなためか、中年白人のゲイカップルが多かった。でも、そういうホテルではないのでご心配なく。
日本語を話せるスタッフはいませんが、ホテルスタッフはホスピタリティにあふれていて特に困ることはないと思います。 -
ホテルの中と外は別世界。
メインストリートの交差点に立つホテルの窓からはガソリンスタンドやケンタッキーが見え、永久に終わらないのではないかと思われる道路工事が行われています。
写真はホテルの前。 -
翌日はホテルで朝食。
7−8種類のメインから1品を選んで注文し、パン、サラダ、フルーツ、シリアル、飲み物類はブッフェというスタイル。洋食中心ですがとてもレベルの高い朝食です。
ただしお値段は1人2000円。これは市内の高級レストランの夕食よりも高い。 -
このホテルのロビーはアートギャラリー&カフェとなっており、寝転がることができるベッド型のシートもあります。無線LANが無料で使えるのでノートPCを持ち込んでゆったりしている欧米のお客さんが多い。
iPhoneは無線LANでメールチェックやWEBサーフィンができるので重宝しました。 -
プールは2階。ホテルは通りに面していますが、プールエリアは建物に囲まれているため騒音はほとんど気になりません。
-
ホテルからシェムリアップの繁華街「Pub Street」までは歩いても5分程度ですが、暑いのでもっぱらトゥクトゥクを利用。短距離でも2ドルと言ってきて、すぐ1ドルになります。これでも外人価格でしょうが、それ以上の交渉はしませんでした。
-
「Pub Street」の路地に入るとテントやカフェチェアが張り出していて、ブリュッセルあたりのレストラン地区にアジアのスパイスをふりかけたイメージ。
-
TripAvisorで評価が高かった店から2軒。
「Le tigre de papier」
http://www.letigredepapier.com/
チキンのAmokは平均的な味。Amokはカンボジアの代表的な料理で、マイルドなココナッツカレーソースを使った蒸し物、って感じのものですが、そもそもそんなにおいしいものではないと私は思います。
チキンとバジルの炒め物は残念な味。鶏肉がぱさぱさ。
ここのレストランはピザがおいしくてtripadvisorでは上位に入っているようです。値段はどれも3-4ドル。
「Red Piano」
http://www.redpianocambodia.com/
魚のカンボジアスープ(写真)を注文。
これはかなりおいしかった。簡単にいえば辛くないトムヤムクン。レモングラス、カー、カイアムリーフとカイラン、ねぎが入っており、魚は多分トンレサップのナマズ。
あと、グリークサラダ(フェタチーズとオリーブ)を注文。付いてくるバゲットともどもヨーロッパで食べるそれと全く同じ。ここの料理は結構レベルが高い。かつ、3-4ドルとリーズナブル。ウエイトレスの接客がいま一歩なのが残念。 -
シェムリアップには地元民向け+お土産物のオールドマーケット、新しく土産物中心のセンターマーケット、夜だけやる観光用ナイトマーケットの3つの市場があります。
観光客向けの店はどこへいってもほとんど品ぞろえは同じ。1か所みればあとは同じです。
写真はオールドマーケットの果物屋。
オールドマーケットのローカル向け生鮮品売り場は見る価値があります。
センターマーケットで言い出し値10ドルの商品を5ドルで購入。あっさりとした価格交渉しかしていないのでもっと下があると思いますが、5ドルなら十分満足なので購入しました。
色違いがほしくなり、オールドマーケットで同じものの価格を聞いたら言い出し値38ドル!! すぐに10ドルに下がったのですが、5ドルにするなら買う、といっても売ってくれませんでした。
アジアの商品の値段はいまだに謎です。 -
2日目はTripAdvisorで評価No1の「Abcus」で夕食。
ここはホテルのレストランを除けば多分シェムリアップで一番のフレンチでしょう。オーナー、シェフともに欧州人。
料理のレベルは高く、値段はリーズナブル。
フィックスメニューはアジアンフュージョンで1種類、その他洋食のおすすめアラカルトは大きな黒板書き。日本語メニューなし。黒板の手書き文字は読みにくいので、なれないとちょっと厳しいかもしれません。
メニューを注文。Amok、カンボジアスープなどの地元定番メニューをアレンジした料理はハーブの使い方が繊細でした。価格は1人1500円程度。
お店もおしゃれです。
国道6号を空港の方に少し行った右側。
http://abacuscafe.com/ -
3日目の朝食はホテルのスタッフに聞いた「マスタースキ」でローカルフード。
私は汁ビーフン「クイッティオ」これはタイ、マレーシア、シンガポールなど東南アジアではどこにでもあるものと基本的に同じ。
家内は、白身魚の切り身がはいったおかゆを想像して魚のおかゆを注文したところ、白いおかゆと煮魚がきてびっくり。多分トンレサップの小さいフナのような魚で、甘辛くにてあり、まさに煮魚。煮魚でお茶漬け食べる感覚で、これはちょっと厳しかった。
この店は英語メニューもあり清潔な店なのでハードルは高くないです。
シヴォタ通りのプリンスホテルの横。 -
日本の観光ガイドに必ず載っているパブストリートの「スープドラゴン」でカンボジア鍋。最初の日の夕食です。これ食べてるのはみんな日本人でした。
おいしいけど、自宅でも作れる料理ですね。
時間がなければパスしてもいい一品だと思いました。 -
食べ物の話はこれで最後にしましょう。
最終日は豪華にホテル De la Paixのメインダイニングで夕食。ここは文句なく最高のレストランだと思います。
ここでもアジアンフュージョンのメニューを選択しましたが、ハーブの使い方や素材のチョイスが繊細で、とても楽しめました。最初の一品はエビのかき揚げをライムソースで食べるという意表を突くもの。その後、クズイモのサラダ、コーンペッパーとイカの炒めもの、バナナの花芽のカレーなど。
値段は東京並みですが、それに見合った食事ができます。
iPhoneはフラッシュがないので料理の写真は撮れませんでした。写真はレストラン中庭。 -
遺跡:チケットについて
アンコールワット、バイヨンなどへの入場にはチケットが必要。1日券、3日券、7日券があり、通常の旅行者は3日券を購入することになると思います。
写真はその場で撮ってくれるので用意は不要。
ここでの注意は3日券にも「3日通し」と「任意の3日間」の2種類があるということ。
「コンセクティブ スリーデイス オア セパレート スリーデイズ」と聞かれますが、カウンターの中から言われると殆ど何をいっているのか聞き取れません。
スケジュールが未定の場合は後者の方が使い勝手がいいでしょう。 -
遺跡:アクセスについて
もっとも安いのはバイクタクシー、次がトゥクトゥクです。
トゥクトゥクの場合、アンコールワット往復で5ドル、アンコールトム往復で7ドル、アンコールワット+バイヨン+タプロームで10ドルといったところが交渉価格の落ち着きどころだと思います。
クルマをチャーターすると一日30ドル程度はかかります。メリットはエアコン、乗り心地、スコールでも濡れない、といったところでしょうか。
まあ、いずれにしても大した距離じゃないし、3日間行くことを考えればトゥクトゥクがリーズナブルでしょう。 -
日の出観光
雨期には美しい朝焼けは望めませんが、聖地で闇から現れるアンコールワットは経験する価値があるでしょう。
個人旅行で行く場合はクルマを手配するか、または朝5時に路肩で寝ているトゥクトゥクのドライバーを起こして連れて行ってもらうことになります。
ベストポジションは向かって左側の池の前。ガイド付きツアーは皆ここに向かって歩いて行くのですぐわかります。
土産物やが椅子を1ドルで貸す商売をしています。試しに「コーヒーサービスなら借りるよ」といってみたらあっさりOKでした。 -
トンレサップについて
トンレサップ湖とその水上生活者を見たければ、ツアーに参加するか、トゥクトゥクかクルマをチャーターして現地で船をチャーターするしか方法はありません。
しかし、残念ながらトンレサップ観光はぼったくりシステムに満ちています。
そうはいってもカンボジアにきたからには、トンレサップの水上生活者の暮らしを見ておいた方がいいと私は思います。 -
船のチャーター
まず、船ですがガイドブックには「10人程度集まったら船を出す、1人10ドル〜15ドル」と書かれていますが、このシステムは変更になっています。
何人であろうが、そのパーティーは一艘の船をチャーターしなければならず、1人30ドルかかります。
私たちの場合は2人で一艘。60ドルです。
はっきりいって60ドルの価値はありません。
漁船にのって10キロほど走るだけです。
どうやらタイの政情不安や不況で観光客が減り、船の稼働率を上げるためのオペレーション会社の作戦のようですが、こちらとしては全く納得いかない話です。
乗合でいいから安くしろ、と交渉したら30ドルが25ドルになり、最終的には20ドルになりましたが、結局それでも2人で一艘のチャーターでした。 -
あやしい孤児院
船は湖まででてから、帰路、養魚場と称する土産物屋によります。ここで缶飲料の購入を強制させられます。
養魚場といっても、小さないけすにナマズやワニがいるだけ。
次に、ガイドは「水上孤児院にいくから、孤児へのお土産にノートと鉛筆を買っていこう」と言います。
この時点であやしさ満点。
雑貨を売るボートにノート12冊と鉛筆10本が束になっており、なんとノートが12ドル、鉛筆が5ドル。日本より高い。
99%だましだとわかっていても、1%の真実の可能性があれば、これは断れません。両方の購入をしつこく勧められましたが私は鉛筆だけにしました。
小さな「孤児院」にはいかにも慈善家といった風体の老人がおり、机は並んでいるものの子供はいない。ガイドが「子どもたちは英語の勉強で教会のボートに行っている」という。でも、老人と話をしていないガイドになんでそんなことがわかるのか?
壁には寄付をする各国旅行者の写真がたくさん貼られているけど、あまり子供たちと交流しているような写真はない。
そもそもノートも鉛筆もそんなにたくさんいらないでしょ?一本で1カ月はもつ。何百人もいる孤児院ならわかるけど。
要はパチンコの両替品みたいなものでしょう。
それでも孤児の養育費になるならいいけど、そこがどうもあやしい。本当に孤児がいるのかどうか。
ということでその老人に鉛筆をわたし、握手をして出てきましたが、人間の善意を利用するこうしたやり方は非常に後味の悪いものでした。
写真は孤児院とは無関係です。 -
写真はトンレサップの湖畔にたつバラック。
15年前までさまざまな内戦にさらさせてきたカンボジアがアジアの最貧国のひとつであることを認識させられます。どこでも子供たちが働いている。
シェムリアップはまだ観光という資源があるものの、それも不況でビジターが減少している。
そんな中で目先の利く人たちは懸命にお金を稼ごうとしているというのはわかりますが、そのやり方に問題がある。
わたしたちは彼らの年収以上のお金を旅行で使うわけなので、必要以上の値引き交渉をするべきではないと思っていますが、一方でインチキまがいの商売をみすごしたら正直者がいなくなる。
必要なものは学校と職業訓練でしょう。
信頼できるNGOへ寄付をすることにしようかと思っています。 -
ここからは写真と簡単なコメントだけです。
はるか遠くまで続くアンコールワット第二回廊。 -
いたるところに残る精緻なレリーフ
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アンコールワット第2回廊外壁 乳海撹拌のレリーフ。
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第2回廊
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作りかけで放置されたアプサラのレリーフ
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美しいアプサラのレリーフ
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バイヨン
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バイヨン西門の仏像
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らい王のテラス。この中には迷路状の通路がある。
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タ・プローム 廃墟へ続く道
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幽玄な廃墟に差し込む光
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向こうはがれきの山
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ここが一番有名な写真ポイントでしょうか。
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廃墟に根をおろす
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根が食い込んでいる外壁
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シルクファームの中の田舎道
フランスのNGOにより設立され、現在は企業化されている「レ・アーティザン・ダンコール」のシルク工房。
http://www.artisansdangkor.com/ -
どこか懐かしい、生糸工場の裏口
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商店はどこも色の洪水
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たむろするTUKTUKドライバー
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ホテル内で
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ホテル内で
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おわりに
写真はすべてiphone(有料アプリケーション「TOY CAMERA」を使用)で撮影しました。
無線LANポイントが街中いたるところにあり、iPhoneのおかげでWEB、メールにも不自由しませんでした。
シェムリアップは世界不況による観光需要低迷で、経済的には厳しいようです。特に最大のお客さんである韓国人の減少が痛いのでしょう。
LOWシーズンであるにしても、レストランやマーケットはがらがら。新たに開発されたショッピングセンターはほとんど空き家状態でした。
目があうと自然と笑顔を見せてくるカンボジアの人たちがとても印象に残った旅行でしたがこの素朴さと国の発展をうまく調和させていってほしいものです。
なにかしら参考になったと思われたら、是非一票投票をお願いします。
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