2009/08/01 - 2009/08/01
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shioriさん
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普段は非公開の迎賓館ですが、
年に一回の特別一般公開に行ってきました。
5月頃、内閣府で募集をしています。
往復はがきで応募します。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル
-
迎賓館に行って来ました。
聞いたことはあっても中に入ったことがある人は少ないと思います。
普段は非公開なのですが、年に一回、抽選で見学をすることができます。
その抽選に当たりました!
長くなったので、ちょっと読む気しない方は、写真だけご覧下さい。
四谷駅から歩いてすぐ、大きな門が見えます -
【建物の案内図】
残念なことに館内は撮影禁止です。
入館に際して、身分証明書の提示が求められます。
見学の当選は
がきに書いてある名前の本人か確認するためです。 -
【正面入り口】
東京にもこんな西洋風の素敵な建物があるんですね。
建築家はジョサイア・コンドルです。
(三田の綱町三井倶楽部の設計もこの人です。)
ちょうどこの前の週にフランスでベルサイユ宮殿を
見たのですが、迎賓館はベルサイユ宮殿のミニ版という感じ。
これがバロック風ってのなんでしょうね。
素敵ですよねー。 -
でも・・・良く見てみると・・・
武将!!!鎧兜の武将がいますね!!!
びっくりします。 -
建物の裏には庭園と、噴水があります。
日が傾いてきて、噴水のシルエットが素敵です。
ほんとうに綺麗ですねー。 -
でも・・・・ ん??
噴水・・・・に松の木の取り合わせ!
独特の感性ですね〜〜。
他にもチョコチョコと、このように
「和」が主張している箇所がありますので、
もし見学をする機会があったらその辺りにも
注目してみると面白いかもしれません。 -
館内の撮影ができないのが本当に残念ですが
簡単に各部屋の内容(パンフレットより抜粋)・感想を書きます。
参考:公式HP 各部屋の写真
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/photo.html
【彩鸞の間】
白い壁に金色の浮き彫りで豪華な感じ。
10枚の鏡が部屋を広く、輝かせて見せている。
暖炉のそばには「鸞」といわれる架空の鳥がモチーフ
になった浮き彫りがあることから、部屋の名前となった。
条約・協定の調印や、国賓のテレビインタビューなどに使用。
天井画無し。
【花鳥の間】
部屋の名前の通り、天井の絵も壁に埋め込まれた七宝焼も、
どれも花と鳥がモチーフ。
この七宝焼が本当にきれいです。
画集があったら買いたいと思ったのですが、
お土産コーナーにありませんでした。
日本画家の渡辺省亭が下書きをし、
濤川惣助が七宝焼にしたもの。
7/5に「美の巨人たち」で特集しており、
ばっちり予習しました。
天井画についてですが、
海外旅行などに行くと、お屋敷の天井には、
神様とか、天使、裸の人間などの宗教絵のような、
ものが描かれていることが多いですが、ここでは
花と鳥と空が描かれています。
この屋敷が森の中にある一軒の家のように
思えるような絵です。
しかし、気になったのは、天井の4隅に鹿がいたことです。
鳥じゃない・・・
花鳥の間で異質な存在でした。
でもこの鹿が飛び跳ねながら体を捻って、
ひっくり返って喜んでいるって感じの
すごくアクロバティックな体勢を
していて、元気が良さそうで気に入りました。
写真に残せないのが残念でした。
晩餐会の大食堂として利用。
【朝日の間】
天井に描かれた
「朝日を背にして女神が公車を走らせている姿」
に由来して部屋の名前がつけられた。
ここの天井の絵は、神様です。
たぶん天照大神だと思います。
背中に太陽しょってるし。
先ほどの、花鳥の間で、「天井に宗教っぽくないもの」
というコンセプトに感動したので、
この部屋はあまり好きになれませんでした。
サロンとして使われたり、会議などが行われる場所。
【羽衣の間】
こちらの天井は
(天井のことばかりで申しわけありませんが)
青空に花びらが舞っている絵です。
心地よい風を感じるような、素敵な絵です。
また、じっと天井を見ていると、花びらが空から降ってきているのか、
空に浮かんで行っているのかわからなくなるような錯覚に陥ります。
そして、自分が空に落ちていくような感覚。
上下の感覚があいまいになります。
しかし部屋の名前になっている「羽衣」はどこにも描かれておりません。
謡曲の「羽衣」の景観を描いたそうです。
謡曲について知識がないので、説明できませんが、
いわゆる羽衣伝説のことです。天女が出てくるあの話。
先ほどの浮遊感が、この羽衣伝説をあらわしているのかもしれません。
良く注意してみると、天井がのところどころに、楽器の絵があります。
今まで弾いていたけれど、ちょっと置いた、というような佇まいで。
また白い壁には、楽器をモチーフにした金箔の浮き彫りがあります。
この部屋ではダンスパーティーや音楽会が行われていたそうです。
オーケストラボックスもあります。
良くできた装飾だなぁと思いました。
他にレセプション会場や、食前酒・食後酒を飲む部屋に使用。
以上、各部屋の説明は終わりです。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
【メモ】
迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷だった場所に
明治42年、東宮御所として建設されたもの。
日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風建築物。
昭和天皇や現在の天皇が一時期お住まいになったこともある。
昔は、国会図書館だったことも・・・!!
(こんな素敵な建物が図書館なんて・・・行ってみたいですよね)
現在は、国賓などが来日された際の宿泊や、歓迎行事のパーティー
、先進国首脳会議、オリンピック組織委員会などで使用。
緊急で国賓が来た場合などは一般公開が突然中止になることも。
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