会津鉄道一泊二日（番外）　五分間の世界：塔のへつり

2009/07 - 2009/07

　当初は訪れる予定ではなかった。しかしよくよく駅の時刻表を睨んで計算していると、一旦下り列車でふるさと公園から引き返して、次にやってくる上り列車（元々乗る予定だったやつ）に塔のへつり駅から乗るという手がある。しかしその際の滞在可能時間は十三分である。
　そして下り列車が、二分遅れて塔のへつりへ到着。この時点で十三分が十一分へ。
　駅から塔のへつりへは片道三分、往復六分。差し引き後の現地滞在可能時間は五分間の世界。

エリア 湯野上温泉(福島)

　走る。のんびり観光旅行で他に走っているヤツなんてもちろんいない。
　駐車場を抜けるとなんと売店群が。塔のへつりとはてっきり、奇岩だけがぽつんとへつっているだけの場所かと思っていた。これは立派な観光地ではないか。

　へつり前のこけし。

　へつりへ向かう下り階段の途中にも。人も多い。そんなにすごいへつりなのか。

　いよいよへつりが見えてくる。

　おおお、へつっとる。

　いやすごいなこのへつりは。

　いくらなんでもへつり過ぎだろこれ。

　この橋を渡るとおそらく時間オーバー。へつりはここまで。後悔はない。

　踏み切りがカンカン鳴っている。ダッシュで駅へ戻りがてら駅舎も撮影。

　息を切らせながら列車入線直前にホームとこけしも撮影。

　五分間で十分にへつれた。しかし観光の方法としてはまことに最低。

　……で、「へつり」ってなんですか。

　帰途のオマケ。
　鬼怒川温泉が誇る超ゆるキャラ・鬼怒太君。
　ターゲットがわかんねえ。

　オマケその２。
　すごいコンビニを自認するならまず営業時間からであると愚考するがどうか。