2009/07/10 - 2009/07/21
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sakuraさん
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10日間の英国の旅日記です。
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【2009夏・英国旅行 1日目:ヒースロー空港〜Bath】
成田空港にて。渡英の際はだいたいBritish Airwaysに乗ります。が、写真はなぜかエールフランス。
飛行機って本当に美しい。だから空港って大好きです。ずっとこのまま飛行機が飛び立つを見ていたいとすら思ったり。まるで旅立つ直前の一番わくわくする気持ちを保存しておきたいと願う気持ちのあらわれかもしれません(笑)
今回は4年ぶりの英国。ああ、待ち遠しい! -
10時45分発のBA006便。
飛び立つのに1時間くらいかかりました。なのでちょっと遅れての出発。
最初の機内食(ランチ)は、コテージ・パイを選択。
最近の日系のけちけちしたサービスからすると格段によいです、BA。ワインもフランスとオーストラリアから選べたし。赤ワインのミニボトルでちょっとだけいい気分になって、でも寝ないように気をつけます。 -
途中かんたんなスナックをはさんで、もう朝ごはん。ベジタブルパスタ。全然お腹がすいていないので、あまり食べられませんでした。
12時間のフライトは、久しぶりだったのでちょっと心配したものの、全然苦にならず。これも恋焦がれたイギリス(4年ぶりなので禁断症状でした)にいけるということでテンションがマックスだったからでしょうか。映画とBBCラジオを聴いてすごしました。体内時計調整のために睡眠もかろうじて確保し、いざ、ランディングです。美しい着陸。Thanks to the captain. -
BA専用ターミナルとなったヒースローはTerminar5に到着。素晴らしい。もろもろスムーズに進んで、ヒースローエクスプレスでパディントン駅まで。
最初の目的地はMumの希望でBathです。ミステリファンの彼女が、コリン・デクスターの小説に出てくる街に行ってみたいというので、モース警部に敬意をはらい、今回の旅のルートからは一点だけちょいとそれるのですが、イギリスが誇る小さな美しい街へと詣でることにしたのです。ジェーン・オースティンファンとしても異論はありません。しかも、前回Bathを訪問したときは、何しろ無謀なプランだったために、Bath Spa Hotelに滞在しただけで市内観光全くせず、という意味不明な旅だったので、私自身リベンジでもあります。
Brit Rail Passの1等チケットを日本で発券していったので、鉄道の旅はすこぶる快適。British Rail、めずらしくオンタイムだし。1等車はとにかく座席がゆったりしているし、空いているし、お茶やお菓子が無料でサービスされるのです。たくさんビスケットをもらってほくほくです。
1時間ちょっとでBathに到着。街のどまん中のプチ・ホテルにチェックインしてようやくひと息!!1泊だけなのでとにかく立地を最優先。でもかわいくて居心地の良いホテルです。 -
Waitroseの牛乳売り場。
あーん、懐かしい、イギリスの牛乳!!というわけで、思わずパチリ。
イギリスの牛乳は、Whole(普通の),Semi-skimmed(低脂肪),Skimmed(無脂肪)とおもに3種類。牛さんたちはのびのびと育って健康なので、乳製品が本当に美味しいのです。 -
ホテルの部屋から。夕暮れ前、幻想的です。イギリスの夏は夜10時くらいまで明るいので、たっぷりと贅沢に過ごせます。
長旅で疲れたので、Waitrose(スーパー)でサラダやワインを買って夕飯はごく軽くすませました。私はイギリスのスーパーがただただ懐かしく、特に牛乳(なぜか!笑)とビスケット類の棚にへばりつく私に、Mumは「恥ずかしいからやめて!」と叫んでおりました。
Mumと二人でのんびり赤ワインを傾けて、結構元気だねーなんて言いながら。時差ぼけはなんだか全然大丈夫、でした。 -
【2日目:Bath〜湖水地方へ】
朝すっきりとお目覚め。奇跡かしらん、とすら思う。やはり好きな場所にこられたということで、脳がとても健康なのですね。
ホテルのレストラン。かわいらしいです。朝食は、フルイングリッシュからベーコンだけ抜いてもらって、結構しっかり食べました。 -
Bathといえば・・・とにかくここがお約束。ローマン・バスです。各国語対応のガイド端末を貸してもらえるので、あたかもパーソナルガイドつきツアーのような体験ができます。
ローマン・バスの感想は、なんというか、、写真で見たとおり!(苦笑)。実物をみても大きな感動はなかったのですが、まあ、バースに来たら、ここにこないとね・・・という感じ。 -
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ロイヤル・クレッセント。
世界遺産です。これは見られて良かった!こんななだらかな曲線、どうやって描くんでしょうね。とにかく美しい建物です。ちなみに、Bathにはこういうクレッセントな建物がいくつかあります。
イタリア、フランスの遠足らしいグループに遭遇しまして、とてもにぎやかでした。 -
広々とした公園があって、すごーーーく気持ちが良い。写真では雲が出ていますが、基本的にこの日はお天気で、いくらでも歩けそう!と、とにかくよく歩きました。
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Bathといえば、サリー・ランズ。というわけで、ランチはこちらで。並んでいましたが、5分も待たずに席に着くことができました。ビッグ・ブレックファストだったので、ランチはなるべく軽く。Mumはこのクリームとジャムバージョン、私はサーモンとサラダのサリー・ランにしました。美味しかったです。
ちなみに、サリー・ランとは、バース名物でパンのようなもので、お店の名前にもなっています(サリー・ランズ)。バースで一番古いレストランで、どこのガイドブックにも乗っている超有名店?です。
サリー・ランは子供の顔くらいある大きなパンですが、とても軽いので思ったよりもライトです。クロテッドクリームとジャムはハイカロリーなので、要注意ですけれど・・・。 -
サリー・ランです。
観光客と地元の人でごったがえしていました。
Bathは、本当に中世の町並みそのまま、と行った感じ、こじんまりとして上品で美しいところでした。ジェーン・オースティンファンとしても大満足です。南で気候も良さそうだし、何でも揃っているし、観光地だから穏やかで安全そうですし、なんといってもそもそもお金持ちの保養所だったので、住むには最高そうです。
でもやっぱり、私は北部(特にヨーク)が好きだなあと、思ってしまいました。
さあ、いざ、北へ! -
これから北へ大移動するので、ランチ後はのんびりせず、Bath Spa駅へ。
前もってネットで路線を調べておいたのですが、イギリスの鉄道はあてにならないから(なにしろ、遅れやキャンセルは当たりまえ。何度も痛い目にあっているのです。一度など、今日はサービスをやってないから途中でバスに乗り換えて、バスのりついでローカル線で目的地まで行って下さいと言われたことが・・・)
どうなることか・・・と心配していましたが、これが驚くほどスムーズで拍子ぬけ。
バーミンガム、プレストンを経て、オクセンホルム・レイクディストリクトまで約5時間の列車の旅は、のんびりと緑やら羊やらを眺めながらの優雅なものとなりました。
こちらは、1等車のサービスの飲み物とスナック。この列車はリンゴまでくれました。ちなみに、イギリス人は果物をむいたり、切ったりしません。リンゴは芯までかじります。桃も、ぶどうも、なしも、全部皮ごと食べます。これ、慣れてしまうとすっかりズボラになって、果物ナイフを見ると拒否反応を起こします。日本人って面倒くさい、と思ったりしたものです。 -
湖水地方なら、まずはAmblesideに泊まろうと思っていました。しかも、ウインダミア湖が目の前、Ambleside Pier(船着き場)もすぐそこ、で、ホスピタリティにも定評のあるEnglish Lake Hotelsが経営の「Water Head Hotel」にずっと泊まりたかったのです。
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思ったとおり、素敵なホテルです。
しかも、ちょっとした手違い(私のミスで)があったにもかかわらず、嫌な顔ひとつせず融通をきかせてくれた上にサービスもしてくれました。 -
さすがに長時間の移動でくたびれたので、夜はホテルのレストラン『Bay Restaurant』で頂くことにしました。
こちらはレストランも評判が良いそうです。
3コースにするとヘビーなので、スターターはスキップさせて頂いて、ワインとメインをまず。
私はラム。Mumはポークロースト。カンバーランド(湖水地方)はやっぱりラムが美味しいですね。 -
多いかなと思ったのですが、ワインでいい気分になって、ちょっとスイーツがほしくなったので、二人で一品をシェアすることに。
ステッキー・トフィ・プティングです。
私はこれに目がないのです。
もう、イギリスに来たらこれを食べるしかありません(なぜなら日本では滅多にお目にかかれないから。ねえ、なんでこれ日本にないのかなーと知り合いのイギリス人のシェフにきいたら、日本人には甘すぎるからだろう、と言ってました)
ものすごーーーーーーーーーく、美味でした。さすが、ホテルメイド。
サイドの、グラスミア・ジンジャー・ブレッドアイスクリームも持って帰りたい美味しさでしたよ。 -
【3日目:湖水地方 Ambleside Waterhead〜HillTop〜レイククルーズ〜Ambleside】
この日もパッチリ、スッキリとお目覚め。
朝食は、一番のりだったのでA seat with a viewに案内してくれました。目の前がもう湖(ウィンダミア)です!
ここで、ゆったりと朝ごはん、本当に最高でした。紅茶も、ご飯も美味しかった。ちなみに、さすがに昨夜しっかり食べてしまったので、この日はホットミールはなし。スターターとブラウンブレッドとホワイトティーのみ。
ここのホテル、ご飯とても美味しいです。 -
スターターはビュッフェで。
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Ambleside Town Center
朝食後ちょっとひと休みしたら、早速外へ。
お天気は曇ったり晴れたり。何とかもちこたえてくれよ、と。
いざ、ベアトリクス・ポター巡礼へ。ニアソーリー、ヒルトップ方面のバスに乗るべくタウンセンターまで。
Amblesideは本当にこじんまりしている。ちょうどよい栄えぶり・・・この街だいぶ気に入りました。 -
Ambleside シネマ。
とても小さな素敵な映画館。隣接のイタリアンも美味しいそうです。行けなかったけれど・・・。 -
Hill Top
ベアトリクス・ポター女史の農場だったところです。
結構こじんまりしていました。もっと大きいと思っていた! -
ポター女史が晩年すごした家。
質素なのに驚きました。とても堅実な生活をされていたようです。 -
Hill Top周辺
ただただ美しい山、緑、ひんやりと美味しい空気、ゆったりと、のんびりと、平和で、時が止まるよう。 -
多分100年前もこんな景色だったのでしょう。
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遠くに羊がちらほら見えました。
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Hill Topの有名B&B バックルイートでランチ。
イギリスのポーションが私たちには多すぎて、ランチは軽くしようと二人でCream Teaをオーダー。 -
Cream Tea2人分。スコーンは素朴な味でした。
それにしても、やはり牛さんたちが元気なのでしょう。湖水地方の乳製品ってとても美味しい。ミルクも、バターも、ホイップクリームも最高です。 -
Amblesideまで帰ってきて、ウインダミア湖。
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ウインダミア湖。
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今日はホテルとタウンセンターの間くらいにある、Ambleside屈指の名レストラン「The Log House」でディナーすることにしました。
3コースをオーダー。
前菜のオニオングラタンスープ。素晴らしく美味。 -
メインの チキンロースト。
文句ありません。 -
Mumオーダーのフィッシュアンドチップス。
美味しかったけれど、彼女には油が強すぎたようで半分でギブアップしていました。助けたかったけれど、イギリスポーションの2コースで無理でした。。残念。。 -
デザートは別バラということで・・・。
またまたステッキー・トフィ・プティング。
これ、今までイギリスで食べたものの中でピカ一の美味しさでした。ソースの濃さがたまりません。アイスクリームは素材の良さが前面に押し出されていて、プティングとの相性も抜群です。
ああ、こんなのが作れたらいいなあ。これどうやって作るんでしょうか。 -
パブロヴァ。
日本ではあまり見ませんが、イギリスでは一般的なレストランデザートです。メレンゲとフルーツコンポート。全ての組み合わせが完璧です。
The Log House.
実は、今回の英国で頂いた味の中で、もしかしたら1番かもしれません。超高級店に負けない味です。やっぱり素材とセンスですね。
もしかしたら、ランチをスコーン1個にして万全の態勢にしていたからかも、しれませんが・・・。コンディションも重要です^^; -
食事をしてホテルまでテクテク。20時過ぎているのにまだまだ明るい!
道すがら、羊がぽつんといたので思わず撮影。 -
ホテルの目の前。
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Waterhead Hotel
湖水地方にまた来られたら、またここに泊まりたいです。 -
Hallo!
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ウィンダミア。広々としています。
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Ambleside Pier
ホテルの目の前 -
Don't Disturebのワンちゃん。かわいい。和みます^^
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HotelのTeaセットかなり充実していましたが、極めつけのサービスがこれです。サラ・ネルソンズのグラスミア・ジンジャーブレッド。グラスミアのお店は行列ができていました。これ、クセになりそうな美味しさです。Mumはとても気に入ったようです。
もっと日持ちすればいいのに。 -
【湖水地方3日め Mountain Goat Tour】
Waterhead HotelとAmblesideに別れを告げて、現地ツアーに参加。これで今宵のホテルまで送ってもらえることになっているので、一挙両得です。
ツアーメンバーは、カナダ人夫妻、ニュージーランド人夫妻、アメリカ人夫妻、アメリカ人一家、我々。小さなバンは一杯です。
英語のツアーなので、いちいち最初は通訳していましたが、途中で面倒になって中断。Mumよ、申し訳ない・・・。 -
ツアーバス。
ガイドはイギリス紳士然としたオジサマ。いい人だったけどちょっとコワイ先生みたいな感じ。 -
湖でクルージング。
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ただただ美しい。風がひんやりとして心地よい。
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サプライズビュー。
本当に、サプライズ!!
キテヨカッタ! -
一日ツアー満喫。
9つの湖をめぐるツアー、これは絶対オススメです。
やっぱり現地ツアーってツボを抑えていますね。
Mumも今回の旅でこのツアーがかなり印象に残ったようです。 -
この日の宿は、どうかなーと思って予約した
Lindethhow Country House。ポター女史が所有していたカントリーハウスです。
お部屋はとても良い。 -
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ティーセットも充実。
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朝食。ホットミールは、English Breakfastからトマトとマッシュルームとカンブリアンソーセージをチョイス。
日本人のツアー客の宿泊先にもなっているらしく、団体さんがいて大変うるさかったです。 -
ドローイングルーム。
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外観。
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ドローイングルーム。ファブリック類は素敵です。
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外観。
このホテル、ものすごくレセプションの感じが悪いしポッシュだし、お客を機械的にさばいている印象をうけました。もう二度と泊まりません。カントリーハウスのホスピタリティを期待しない人にはいいかもしれませんけどね・・・メルヘンチックだし。。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- M-koku1さん 2009/08/18 08:14:31
- おいしそうなものがいっぱい
- sakuraさん
はじめまして
足跡をたどってきました。
とっても素敵な旅行記でした。
まるで私まで久しぶりに湖水地帯に戻ったみたい…
あの静かないい雰囲気を、
旅行記を通して満喫させていただきました。
ちょうど同じ頃イギリスにいらしていたんですね。
私はお写真にあった、エールフランスでいってきました。
直接いくと入国が混んでると聞いたので、
ヨーロッパの都市経由で行くことが多いです。
日本人の数がぐっと減って、
入国に並ぶ列も短いような
というか、ほとんど待ったことがありません。
ホテルの情報役に立ちました。
寂しいことに観光客を沢山泊めるようになると、
雰囲気がねえ〜 (ー_−;)
次の旅行記も楽しみにしています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
M
- sakuraさん からの返信 2009/08/30 13:17:57
- RE: おいしそうなものがいっぱい
- Mさん、
コメント有難うございます!
イギリスへはエールフランスで行かれたのですね。英国航空直行、不便なことは全然ないですよ。英国航空専用のターミナルもできましたし(ヒースローのTerminal5はBA専用です。最近できたみたいですね)。快適度合いでいうとVSのほうが良いのかもですが、私はBAが好きです。
有名カントリーハウスはちょっとがっかりでした。怪しいなーとは思っていたのですが、やはり直感を信じればよかったです。
湖水地方はとにかく癒されますね。何度訪れても良いです。また行きたいです。
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