チュニジア・東欧旅行記27（リュブリャナ）

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私はこの日リュブリャナから町全体が世界遺産に指定されているオーストリア・グラーツか、もしくは最悪スロベニア・オーストリアとの国境の町であるマリオボールへ行こうと考えていた。

しかし、私は前日にブレッド湖からリュブリャナに帰ってくると雨が降っていて市内観光できなかったことから、リュブリャナの町でうろうろすることにした。特にリュブリャナは見所が無い町なので、今回はリュブリャナの町並み見ながら散策することにした。

一時間にも及ぶ友人との朝食を終え、友人と別々に行動することにした。私は土産物とこの日の夕食を買うために、青空市場へ向かった。青空市場はリュブリャナ大聖堂に隣接するヴォードニク広場周辺で開催されており、肉・野菜・花などの市民を対象にしたものから、観光客を対象にした土産物に至るまで、リーズナブルな値段で売られていた。

私は最初に青空市場を周回し一通り売られているものを見た後、スロベニアは地中海に面しており、地中海＝オレンジという単純な発想からオレンジを100円分（６個）購入した。

私はそのオレンジを購入した後に、以前スロベニアにきた際に欲しかったのに、時間が無くて買うことのできなかった「花の絵」を買うためにお土産が売られているゾーンへ向かった。

その「花の絵」の値札を見てみると、約１５００円だった。私達は翌日にクロアチアへ向けて出発することになっていたということもあり、お金はほとんどなかった。私は１５００円をまともに払ってこの絵を買ってしまうと、昼食に食べるつもりのスロベニア料理を食べることができないと思ったので、値引き交渉をすることにした。

しかし、この商品を売っていたおばちゃんは「値引きはできない」と言ったり、「この商品はハンドメイドだから素晴らしい商品だ」などといって話をそらされた。それでも私はどうしても花の絵が欲しかったので、粘り強く値段交渉をした。それでも相手は値段を引くことができないと言ったので、私は何気に売り手のおばちゃんに先ほど買っていたオレンジをおばちゃんに渡した。

そうすると、売り手のおばちゃんは諦めたらしく、値段を約５００円引いてくれ交渉が成立した。値段交渉を楽しみ気が付くともう午後１２時をまわっていた。私は「ロンリープラネット」に書いてあったスロベニアの伝統料理を食べさせてくれる店へと向かった。

そのレストラン（Tav arjev Hram)は青空市場から北の方向へ向かって歩いて行くとあった。レストランはMiklosicev Park近くの建物の一階にあり、レストランの前には看板が出ていたのですぐに見つけることができた。

レストランの中へ入り、ワインなどの酒を飲むことのできるバーがありそこを通り過ぎると、レストランになっていた。中には私以外に中年の女性が三人でワインを飲みながら会話を楽しんでいた。

私が席につくと、バーにいた店員がメニューを持ってきて、「飲み物は？」と言ってきた。しかし、私は持っているお金が残り僅かしかなかったので、私の持っているスロベニアのお金（宿代を抜いて約700円）を店員に見せて、「悪いけれど、これだけしかお金が無いので何も飲むことができない」と言うと、「じゃ、何を食べる？」と言ってきたので「ランチ」を注文した。

ランチは、スープ・サラダ・川魚のソテー・デザートと言う構成でした。つい久しぶりに肉料理が食べられると考えていたのに、魚のソテーがでてきたので少々不満ではあったが、約650円という値段の割には十分お腹を満たすことができた。

食事を終え、店員に感謝の言葉を述べて、レストランを出た。私はお腹が満たされ、昼寝をしたい気分だったが、リュブリャナ最終日と言うこともあったので、再び何の当ても無く町を散歩した。スロベニアはワインの産地ということもあり、以外に立ち飲み形式の酒場（多くの人はワインを飲んでいる）があることに気付いた。

その他、三本橋の近くのマクドナルドの壁に貼ってあるマクドナルドの広告を見ると、この時フィッシュバーガーのフィッシュが二枚挟まっている物や、ビッグマックに普通は肉が2枚しか挟まってはいないのに、四枚挟まっているという滑稽なハンバーガーが売られていることを知った。しかし、これらは一個400円という高額なものだったので、少ししかお金を持っていない私は当然ながら食べることができなかった。

食事をとった後は結局歴史的な建物の見物をすることなく、リュブリャナの町を散歩をして時間をつぶし宿へもどった。