Wien 2 ★ June 2009

2009/06 - 2009/06

初夏のウィーン２日目





breakfast

ナッシュマルクト

蚤の市

応用美術館

グロリエッテ

lunch

ハイリゲンシュタット

dinner

エリア ウィーン(オーストリア)

ウィーンのホテルは
朝食別のところが多い。
しかも10〜12€と、結構いいお値段。

豪華なのかもしれないけどビュッフェだし、
ウィーンで行ってみたいカフェは沢山あるし…
というわけで、朝食はつけず。

この日は土曜日開かれる蚤の市の前に
ナッシュマルクトで
ショーケースのサンドイッチを指差し
ささっと朝ごはん。

魚が美味しい！

ナッシュマルクト

野菜や果物、魚はもちろん
花やスパイスワインにチーズ…
どの店もディスプレイが違っていて素敵！


朝早い最初のころは
ショーケースに品物を並べていたりしていて
それほど人もいなかったのだけど、
奥に行くにつれだんだん人が多くなってきて、
比例するように、それまで
おとなしかった店のひとたちも
しきりに試食をすすめてきたり声をかけてきたり。

それが途切れるころ、今度は蚤の市が。

蚤の市

日本の骨董市みたいなかんじで、たぶん玉石混合。
食器はもちろん燭台、シャンデリアから
ピアスとかのアクセサリー、古いカメラ…

じっくりみたら色々掘り出し物がありそう！

しかし、ナッシュマルクトと違って、こちらは
屋根がなくて、人が多いので、とにかく暑い！

余裕があったら半日使ってじっくり見たかったなー。

蚤の市に夢中になってると、
その背後にある
メダイヨンハウス
マジョリカハウス
ロースハウス…と
素敵建築を見逃しそうになる。
あぶないあぶない。

そして、後ろ髪ひかれつつMAKへ。

応用美術館

なんかこう、とても大きな美術館だと思っていたのに
道路沿いにあって、庭とかがないせいか
意外にアッサリした外観。

土曜日は入場無料ということで、
混んでいるのかと思っていたのだけど、ひっそり…
ここにもクリムトが…と
ドキドキしながらドアを押して中に入ると
「こんにちは！」と言われて…なんと受付が日本人女性！
中が広くて迷うと思うから、と、丁寧に
館内案内図に印を付けてくれたので、
「クリムトはこのへんですね」って言ったら…
なんとこのとき、諸事情で絵がないという…

！！！！　

大ショック！！！！

ウチにあるのはああでこうだから貴重なんですよー
というのを聞いて、更に更にショック！
たぶん涙目だったと思う…
でもマッキントッシュはあるし…と慰めてもらい
ついでにお勧めのお店も聞いて館内廻る。

美術館の建物自体がすばらしく、価値のあるものだ、
という彼女の説明どおり、
各部屋の天井画や装飾がすてき！
天井が高くて、採光がとてもよい。
それに展示の仕方が工夫してあって、とても面白かった。
クリムトはなかったけど
マッキントッシュの絵は素敵だったし…
残念なことには変わりないけど、仕方ない。

色々な裏話も聞けたし、なによりウィーン在住の
素敵な日本人女性とちょっとでも話せたのは、
すてきなことだよね。
ウィーンには！　是非！　冬にきてください！　と
力説していた彼女。
のおかげで、ちょっとはショックが和らいでいたかも…
連絡先とか、聞けばよかったなー。

グロリエッテ

宮殿の中は、見たら１日では足りないだろうな…
ということでパス。
軍事的記念碑というグロリエッテの上に登って
宮殿を見ておしまい。

あんまり高い建物ではないので、景色はそれなり…
だけど、天気の良い日に高いところに登るのは気持ち良い！

遠くに見えるグロリエッテからやってくるミニトレインは
なんだかお伽の国からきたみたい。

もちろんグロリエッテのカフェへ。

テラス席もあったけど、やっぱり天井の高い
素敵建物の中でランチしたい！　と店内で。
忙しそうだったけれど、感じの良い応対。
昨日のことがあったので、
ちょっと控えめに注文したのだけど、
ここは普通の量だった。

細切りクレープのコンソメスープ美味！
写真は、ほうれん草料理なのだけど
上にチーズ乗っててこれもおいしかったー。

ハイリゲンシュタットに向かう電車の
乗り換え駅から、ヴァッサーのゴミ焼却所が見えた！
内部見学できないから、旅程に入れてなかったんだけど
ラッキー☆

うー…かわいい…
未来工場ってこんなかんじかなあ。
ヴァッサーだから、綺麗なCO2を排出する煙突とか…

ハイリゲンシュタットは、ひっそり。
映画に出てくる、緑で溢れた避暑地みたいなかんじ。

散歩道では、犬を放して散歩させている人が沢山いて
犬嫌いの私はひたすら前を見て歩いていた…

ウィーンって、とても小さな街だと思うけど
こうしてちょっと田舎に来ただけで
やっぱり都会なんだなあって思う。

夜は、MAKで教えてもらった魚が美味しいという店へ。

メニューが手書きのドイツ語で全然わからず、
ポルトガル料理なので、ガイドブックと照らし合わせても
イマイチわからず…
給仕の男の子と、キッチンからシェフも出てきて
一所懸命英語で説明してくれた。
それでもあやふやな私の英語力…勉強しなきゃーーー

ここで飲んだ赤ワインが、すっごくすっごく美味だった。
もちろん料理もおいしくて、
とても幸せな気分でお店を後にした。

あー…本当に、あのMAKのお姉さんにお礼言いたい…

この旅行記へのコメント （2）

• むんさん 2009/07/05 08:38:01

  応用美術館での出会い！

  rokuさん、こんにちは。
  はじめまして。
  
  ウィーンの応用美術館の受付での日本の方との出会い。
  とても素敵な旅のエピソードですね。
  
  旅先での意外な場所での日本人との出会いとその親切！
  不安な気持ちを持ちがちの旅先では、なおさら心強く嬉しい出来事。
  とても印象的なシーンといつまでもいい思い出になりますね。
  
  

  rokuさん からの返信 2009/07/06 00:37:43

  RE: 応用美術館での出会い！

  むんさん　初めまして！
  コメントありがとうございます！　とっても嬉しいです。
  
  そうですね。旅では、街並や雰囲気、料理もさることながら
  やはり出会うはずのなかったであろう人との出会いが一番心に残ります。
  そして、それを通して誰かと出会う、この素晴らしさ…☆
  これからも東に西に旅したいと思っています。
  
  roku