1976/06 - 1976/06
10位(同エリア82件中)
ソフィさん
1976年6月
ザイール赴任にあたって、私は現地生活でのエンターテインメント(娯楽・楽しみ)の充実を最重点課題とした。
出発前日本で様子を窺っていると、現地に滞在している日本人から、いろいろな日常の情報が垣間漏れてくるが、「生活に潤いがない。毎日が辛い」といった泣き言が目立つ。
その結果お互いに不信感が生まれ、ただでさえ辛い生活に、さらに重荷を課している。
部下たちにザイールでの貴重な生活体験を、もっと前向きに考えさせるには、どうすればいいのだろうか。
ストレスの多い現地生活を、どうすれば楽しいものに変えることができるのだろうか。
そこで自分自身と部下たちのために用意したものが、三つあった。
第一の「ナンテイ(ソフトテニス)」、これは現地人と交わり、同時にザイールに日本文化の接点を見出し、市民レベルの相互理解を生み、国際交流を果たす。
第二に「テニス」や「ゴルフ」など、自分の体調を整えると同時に、日本人や外国人との交友を深める。
そしてもう一つは「コントラクトブリッジ」で、スポーツ以外の友人作りが目的である。
「コントラクトブリッジ」は「テュプリケート・ボード」も32組揃えて、自宅のクラブ化も視野に入れた。
ザイール人とのナンテイ(ソフトテニス)の付き合いが増えるにつれて、日本人との付き合いも疎かにしないようにと、ブリッジも本格化する。
部下に限らず、大使館や商社の人たちとも交わり、日本人全体のチームワークを固めることも考える。
ブリッジパーティーは、週に二回となっている。
先ず金曜日の夜は、主に単身赴任者相手に。
皆で料理を作りながら、談論風発、やがて「うたごえ酒場」に転向、厳しい社会を生き抜く元気を生む時間だ。
(もっとも、若い人たちには、インターコンチネンタルホテルに集まる美人たちや、カジノの魅力も無視できない。)
また日曜日の夕方にも、炎天下でザイール人たちへのナンテイ指導を終えてひと眠り後、家族で参加歓迎のブリッジをする。
これはデュプリケートの、本格的なブリッジである。
これは初心者講習も兼ね、多い時には30人を超え、サロンがいっぱいになってテラスまではみ出す始末だ。
参加者は、料理を一皿持って来ることとし、キンシャサの日本人たちの楽しみの場となっている。
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