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○レッスン見学とリハーサル見学(8月3日ティアラこうとう)<br /><br />【レッスン見学(全体レッスン)】<br /><br /> 大ホールのステ−ジ上でレッスンが行われるということで、客席の隅でこっそり待っていると、色とりどりの花が描かれた『海賊』の書割りを背景に、13:00ごろからバーレッスンが始まりました。書割り同様、アカデミー生徒のレッスンウェアも色とりどりです。毎日着るとなると、私服感覚でいろいろアレンジしたくなるのでしょうか。<br /><br />ついでに、2年生(11歳)〜9年生(18歳)までが同じステージでレッスンしているので、ダンサーの背格好もいろいろです。一応、2年生から9年生まで同じ動きをなぞってはいるのですが、上級生はピルエット(コマの様に回る技の一つ)の回転数を増やしたり、キープを長めにしたりと、各自で難易度を調整していました。ただ、それだけではなく、音のとり方まで全くバラバラ好き勝手踊っているように見えるのは、それだけ個性をはぐくむ教育の成果という解釈でいいのでしょうか(笑)。<br /><br />そんなステージの中、真っ先に、クリスチーナ・シャプラン(6年生)とセルゲイ・ウマニェツ(9年生)を探します。どうしてもお目当ての子から探してしまうようです。<br /><br /> まずはクリスチーナ・シャプラン。テクニック的に「私が主役よ。そこをお退き!」的な強靱さがないのが惜しいところです。でも彼女には、それはそれは美しいおみ足と可憐な雰囲気があります。アントルッシャ(垂直に跳躍しながら足を打ち付ける動きの一つ)では膝をきれいに伸ばし、正確なポジションにおりていたのが印象的でした。余計な筋肉はつきそうにない踊りですので、3年後を楽しみに待とうと思います。<br /><br /> セルゲイ・ウマニェツは名教師・セリュツキーの教え子ですが、8年生まではヒョロヒョロしていたのに、9年生になってぐっと力強さが増したのだそうです。回転系は得意なようで、ピルエットも軸が定まっていて、綺麗に5回転していました。

ワガノワ・バレエ・アカデミー来日REPORT(2)

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2008/07 - 2008/08

1000位(同エリア1087件中)

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

○レッスン見学とリハーサル見学(8月3日ティアラこうとう)

【レッスン見学(全体レッスン)】

 大ホールのステ−ジ上でレッスンが行われるということで、客席の隅でこっそり待っていると、色とりどりの花が描かれた『海賊』の書割りを背景に、13:00ごろからバーレッスンが始まりました。書割り同様、アカデミー生徒のレッスンウェアも色とりどりです。毎日着るとなると、私服感覚でいろいろアレンジしたくなるのでしょうか。

ついでに、2年生(11歳)〜9年生(18歳)までが同じステージでレッスンしているので、ダンサーの背格好もいろいろです。一応、2年生から9年生まで同じ動きをなぞってはいるのですが、上級生はピルエット(コマの様に回る技の一つ)の回転数を増やしたり、キープを長めにしたりと、各自で難易度を調整していました。ただ、それだけではなく、音のとり方まで全くバラバラ好き勝手踊っているように見えるのは、それだけ個性をはぐくむ教育の成果という解釈でいいのでしょうか(笑)。

そんなステージの中、真っ先に、クリスチーナ・シャプラン(6年生)とセルゲイ・ウマニェツ(9年生)を探します。どうしてもお目当ての子から探してしまうようです。

 まずはクリスチーナ・シャプラン。テクニック的に「私が主役よ。そこをお退き!」的な強靱さがないのが惜しいところです。でも彼女には、それはそれは美しいおみ足と可憐な雰囲気があります。アントルッシャ(垂直に跳躍しながら足を打ち付ける動きの一つ)では膝をきれいに伸ばし、正確なポジションにおりていたのが印象的でした。余計な筋肉はつきそうにない踊りですので、3年後を楽しみに待とうと思います。

 セルゲイ・ウマニェツは名教師・セリュツキーの教え子ですが、8年生まではヒョロヒョロしていたのに、9年生になってぐっと力強さが増したのだそうです。回転系は得意なようで、ピルエットも軸が定まっていて、綺麗に5回転していました。

  • 【リハーサル見学】<br /><br /> いつの間にか舞台上から人が少なくなって、リハーサルに移行していました。前日に観たのとほぼ同じ演目のリハーサルが続きますが、「さくら」は初見でした。その他、「ラ・シルフィード」「偶然の出会い」「海賊」と続きます。最後まで見ることはできなかったのですが、完璧に踊る生徒、軽く流して踊る生徒とさまざまで面白かったです。<br /><br />また「海賊」では、ユリアナ・チェレシケヴィッチやクセニヤ・ロマショワなどもリハーサルを行っていました。後日キャスト表を確認したところ、別の生徒が踊っていたようなので、この日(楽日でした)のリハーサルの対象はよくわかりません。<br /><br /> 嬉しかったのは、生徒に指導するアスィルムラートワが見られたことでしょうか。現役時代と変わらず、すらっとしてかっこいいです。舞台上で踊る生徒を、客席10列目センターあたりからダメ出ししていくのですが、熱が入るにつれ、どんどん前方に出て行きます。<br /><br />ちなみに、「偶然の出会い」あたりでは舞台の上に乗って生徒二人にお手本を見せていました。パンフレットに掲載されているインタビューでは、現代バレエに力を入れたいと語っていたアスィルムラートワなので、その表れなのでしょうか。<br /><br /> 彼女に限らず、教師全般に言えることとして、指導内容はあくまでテクニカルなものが主で、抽象論が少なく、わかりやすいという印象でした。目指すものはもちろん「優雅」や「表現力」「音楽性」といったものなのでしょうが、それをいかにテクニックの問題にまで細分化できるか、というのが教授する上で大切な資質なのではないかと思いました。<br /><br />2009年1月のレニングラード国立バレエ来日公演では、ここでご紹介したダンサーもすでに何人か活躍していました。また、2009年11月のマリインスキー・バレエでもここで挙げたダンサーが何人か来日すると思います。アカデミーを卒業してどんなプロのダンサーになっていくのか、成長を見守るのもファンの醍醐味の一つです。<br /><br />ここでお話したのはあくまで私個人の感想ですが、もし今後舞台で彼らの踊りを観る機会があれば、「あの時はバレエファンにああ言われていたけど今は…」と注目していただければと思います。

    【リハーサル見学】

    いつの間にか舞台上から人が少なくなって、リハーサルに移行していました。前日に観たのとほぼ同じ演目のリハーサルが続きますが、「さくら」は初見でした。その他、「ラ・シルフィード」「偶然の出会い」「海賊」と続きます。最後まで見ることはできなかったのですが、完璧に踊る生徒、軽く流して踊る生徒とさまざまで面白かったです。

    また「海賊」では、ユリアナ・チェレシケヴィッチやクセニヤ・ロマショワなどもリハーサルを行っていました。後日キャスト表を確認したところ、別の生徒が踊っていたようなので、この日(楽日でした)のリハーサルの対象はよくわかりません。

    嬉しかったのは、生徒に指導するアスィルムラートワが見られたことでしょうか。現役時代と変わらず、すらっとしてかっこいいです。舞台上で踊る生徒を、客席10列目センターあたりからダメ出ししていくのですが、熱が入るにつれ、どんどん前方に出て行きます。

    ちなみに、「偶然の出会い」あたりでは舞台の上に乗って生徒二人にお手本を見せていました。パンフレットに掲載されているインタビューでは、現代バレエに力を入れたいと語っていたアスィルムラートワなので、その表れなのでしょうか。

    彼女に限らず、教師全般に言えることとして、指導内容はあくまでテクニカルなものが主で、抽象論が少なく、わかりやすいという印象でした。目指すものはもちろん「優雅」や「表現力」「音楽性」といったものなのでしょうが、それをいかにテクニックの問題にまで細分化できるか、というのが教授する上で大切な資質なのではないかと思いました。

    2009年1月のレニングラード国立バレエ来日公演では、ここでご紹介したダンサーもすでに何人か活躍していました。また、2009年11月のマリインスキー・バレエでもここで挙げたダンサーが何人か来日すると思います。アカデミーを卒業してどんなプロのダンサーになっていくのか、成長を見守るのもファンの醍醐味の一つです。

    ここでお話したのはあくまで私個人の感想ですが、もし今後舞台で彼らの踊りを観る機会があれば、「あの時はバレエファンにああ言われていたけど今は…」と注目していただければと思います。

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