2006/07/17 - 2006/07/17
155位(同エリア525件中)
いぶれすさん
エラン谷の中心地エヴォレーヌにチェアリフトがあるのを知ったのは、ここを訪れてから何年も後のことです。エヴォレーヌからちょっと離れているのと、エヴォレーヌの公式サイトはおろか、時刻表の索引でも何故かこのチェアリフトが表示されないせいでもありました。チェアリフトの終点シュムーィュ(Chemeuille)からでもこの谷のシンボルであるダン・ブランシュの姿が格段に良くなりますが、ここを起点とするハイキングを地図で調べてみると、多くのハイカーがこの山を第一候補とするのではないでしょうか。何しろチェアリフトが、標高2133Mのシュムーィュまで700M以上引き上げてくれる上に、5万分の1の地図でも3,000M に及ばんとするこの山の頂上までずっと草原上のルートが伸びているからです。実際に登ってみても、油断すると危険な箇所も皆無でした。
この日は、疲れていたこともあり同じコースを戻りましたが、普通、下りは南側の迂回路を取るでしょう。
又、もっと気楽なコースとなると、リフトを降りてから北側へ向かい、ポワント・ド・マンドロン(Pointe de Mandelon)の北側の草原を西に進み、2196M地点から森に沿って30分余り草原を登り(トレイルはありませんが)でセ・ペ(Sex Pex 2369M)へ達した後同じ場所に戻り、マンドロン経由でエレマンスの谷に下ることでしょうか。
余談ですが、絵画に興味のない私にアルプス特集だからと、ある展示会目録を友人が貸してくれたことがありました。2008年のことだった思います。その中で目に留まったのが『ピッツ・ダ・リンゾル峠の旅人』英語でTourists on Piz d’Arinzolとなっていました。画家はRafael Ritz。
何となくこの山の雰囲気と似ていましたし、綴りの違いが、微妙でしたので、表示されている山名はスペルミスで、実はこの山を描いたものではないかと思い、ネット検索を試みましたが、確証は得られませんでした。
ところが、2009年の7月のスイス滞在中、雨が続いてシオンの図書館に出かけ、なんとなく地元コーナーの本を手にしたところ偶然にもこの絵(イラストでしたが)に出くわしました。 タイトルは『ダルジノール山頂の登山者』、Alpinistes sur le Pic d’Arzinolとなっていました。現在のArtsinolとも少し違っていますが、これはzi→tsiへの綴りの変化と考えられ、Arinzolとの違いとはレベルが違う気がします。
余談の続き
今回、ネット検索すると『Touristen auf dem Piz d’Arinzol』と件の展示目録の記述を裏付ける記事も見つかりました。少なくとも展示目録の編集者のミスとは言えなさそうです。
http://www.kristinschmidt.de/?p=366
そしてなんとSwissinfoにもPiz d’Arinzolがみつかりました。
http://www.swissinfo.ch/ita/Le_Alpi_dietro_lo_schermo_romantico.html?cid=2164630
どちらでも良いとは思えないので画家本人が間違えたのでしょうか、不思議です。(写真を加えて編集17/09/2011)
Curiously enough, service of chairlift from Lana to Chemeuille does not appear on official website of Evolene or official timetable of the same.
Worse yet, the mark of chairlift on the map is difficult to be identified due to supplementary cross line parallel and very close to it.
These were reasons I neglected this region for a long time because I always sought for hiking trails starting from the point in high enough altitude.
But, once hikers take this chairlift for the first time, quite a few of them will target this mountain, Pic d'Artsinol.
Look at the map of this region. There is only one major alternative, going to Val d'Heremence through Col de Meina, which seems less attractive.
Summit view: Matterhorn is dominant almost equally to Dent Blanche.
Earlier in my career of hiking in summer of Switzerland, I often thought why they ran many chairlifts only in winter. But, leaving from major tourists spots, and seeing such a chairlift mainly for tourists still running despite very few passengers, I really appreciate it and hope it to last as long as possible.
On a very different note, this mountain painted by Rafael Ritz in 1879 is sometimes captioned with Piz d'ARINZOL instead of Pic d'ARZINOL or Pic d'ARTSINOL.
http://www.kristinschmidt.de/?p=366
http://www.swissinfo.ch/ita/Le_Alpi_dietro_lo_schermo_romantico.html?cid=2164630
Who made this mistake ?
I have to think of possibility of the painter himself.
(descriptions in English added on 17/09/2011)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
-
エヴォレーヌは地図の右下方向。徒歩2〜30分です。
-
エヴォレーヌのメインストリート。手前の家の軒先よりダン・ブランシュが覗いています。
-
チェアリフトの下部駅ラーナ(Lana)へは、川を渡った西側の道を北に進みます。見えている町並みがエヴォレーヌ。
-
チェアリフトの上部駅から数分歩いた所。こんなに景色が良くなりました。
-
さらに歩くと、一旦ダン・ブランシュの姿は隠されてきます。
-
標高2,660Mにある池。ここからきつい稜線への登りが始まります。といっても僅か150M足らずの標高差ですから、きついと感じたのは、私の体力と体調のせいかも知れません。奥にはヴアソン氷河。
-
ようやく稜線に出ました。でも奥の頂上は、まだまだ先に見えます。
-
ようやくたどり着いた頂上から南側のダン・ブランシュとマッターホルン
-
同じく頂上から南側、少し西に目を移すとディクサンス・ダム、その上にグラン・コンバン、左奥は、モン・ブラン・ドゥ・シェロン
-
地味ですが、北側のローヌ谷越の山々
-
本物のモン・ブランも遠望できます。
-
下りの途中。しんどかった斜面から北側の山々。左端の幅広の山の右よりにモン・ド・レトワル(Mont de l'Etoile)のピークがあるようです。
花は、Gentiana punctata。 閉じていることの多い花です。 -
シュムーィュ近くまで戻ってきました。ダンブランシュのズームです。
-
展示目録の該当ページ
『ピッツ・ダ・リンゾル峠の旅人』
A Japanese Exhibition catalogue saying: Tourists on Piz d’Arinzol.
An error of Arinzol instead of Arzinol is not attributed to the editor because backed up by other sources in Switzerland, as mentioned in main texts. -
シオンの図書館で見つけた同じ絵のイラスト。
『ダルジノール山頂の登山者』
絵の内容解説が撮影時に切れてしまったのは残念なミスでした。
On preface of a book I happened to find at a library in Sion saying: Alpinistes sur le Pic d'Arzinol dans le Valais
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の観光地(スイス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
15