へなちょこ探検隊 in ボルネオ （6） ～ジャングル滞在3日目＆4日目

2009/05/23 - 2009/05/24

ボルネオ（マレーシア・サバ州）に行って来ました。

ダナンバレー滞在、3日目＆4日目（最終日）。
ここに滞在する人の多くは、2泊3日の滞在が多いようでしたが、私たちはちょっと長めの3泊4日にしました。
2日目は1日に4回のトレッキングで、ヘロヘロになりましたが、3日目はゆったりめのスケジュール。
ロッジ自体も快適な空間なので、半分リゾート気分で過ごしました。
4日目も、昼の出発だったので、午前中にトレッキングを1回。
ダナンバレーを満喫することができました♪


5/23　終日　ジャングル・トレッキングなど
　　　午前中・午後はウォーターチュービング
　　　ボルネオ・レインフォレスト・ロッジ泊

5/24　午前中　最後のジャングル・トレッキング
　　　13:00　ボルネオ・レインフォレスト・ロッジ出発
　　　MH3023にて、ラハ･ダトゥ→コタキナバル
　　　プロムナードホテル泊

エリア ボルネオ島(マレーシア)

ダナンバレー、3日目の朝。
昨晩は、結構雨が降っていた様子。
ロッジも半分朝もやに煙っています。

この日は前日のハードスケジュールとは打って変わって、ゆったりスケジュール。
予定では、午前中にトレッキング1回、午後は「ウォーター・チュービング」というアクティビティ、そして、ナイト・ウォーキング。

午前中のトレッキングも9:00からなので、ゆっくり。

ボルネオ レインフォレスト ロッジ ホテル

8:00ぐらいに、朝食を食べにダイニングへ。

私たちのシャレーからは、ウッドデッキを歩いて、ダイニングに向かいます。
写真は、ダイニングのあるメイン棟。
ダイニングは土足禁止なので、入口で靴を脱ぎます。

朝食。
今日は洋風で♪

フレンチトースト、ハッシュドポテト、ハム、目玉焼き。
今日はスケジュールがゆるいので、朝から気持ちにも余裕があります♪
優雅な朝食〜。

9:00に、午前中のトレッキングに出発。

ロッジのすぐ前には、トレイルの道標があります。

吊り橋のところで、大きな葉っぱを発見。
記念撮影してみました。
葉っぱの大きさがわかるでしょうか？

何かの糞みたいなものが、落ちてる。
しかも、かなりフレッシュな感じ（笑）

ガイドのヒリンちゃんに聞いてみたら、
「これはオラウータンの糞だよ」
とのこと。
！！！！！
じゃあ、もしかしたらまだ近くにオラウータンがいるかも！

ヒリンちゃんは、サルとかオラウータンがいると、においでわかるのだそうです。
独特のけもの臭がするんだって。

糞があった所から、少し歩いたところの頭上からかすかなガサガサという音が…。
しばらく立ち止まって、目を凝らして、よーーく見てみると…いた！！！
オラウータンの親子だ！
残念ながら、遠過ぎて写真を撮ることはできませんでしたが、もしかしたら、初日に遭遇した親子だったのかも。

高い高い木の上にいるオラウータンを見上げていたら、首が疲れた〜〜と思いながら、ふと横を見たら、そこにはヤツがっ！！！

思いっきりストレッチしつつ、獲物を探してる、ヒル！

再び、歩き始めます。

この木にも、オラウータンが目撃された印の赤いテープが付けられています。

アリ！

刺されると、激痛らしいですー。

すっごくグチャグチャにぬかるんでいて、しかも斜面。
転んだら、大変なことになります…。
設置されている、細いロープを必死で伝いながら、降りて行きます。

何かの巣。
何の巣なのか聞いたのですが、忘れちゃった。

歩き始めて、1時間も経たないうちにトレッキングシューズはドロドロになりつつあります…

樹齢200年くらいの大木。
熱帯雨林の木は、絞殺し植物（ストラングラーツリー）に寄生されて、それでも200年も生きてる。
すごいなぁ。

11:30ぐらいにはロッジに戻り、昼食をいただきます。
フライドチキンに、野菜炒め。
ライス。サラダ。

3日目にもなると、ビュッフェの内容も大体予想がつくようになりますが、美味しいので、飽きません。

それから、デザート山盛り。

盛り付けがあまり、見栄え良くないですが(^ ^;Δ

フルーツは常に4〜5種類あり、それ以外にタピオカを固めてシロップをかけたものや、コーンが入ったプリン、ケーキなど。

午後は15:00から「ウォーター・チュービング」というアクティビティです。

「ウォーター・チュービング」とは、ジャングルの中を、大きな浮き輪をを抱えて、20分ほど川の上流まで歩いて、そこからその浮き輪に乗って川を下り、ロッジまで戻ってくるというもの。
それを聞いて、
ということは、水着を着て行った方がいいんだよね？と、ヒリンちゃんに聞いたところ、
水着じゃなくてもいいけど、濡れてもいい服装で。
とのこと。
どんな感じなのか、想像がつかない…
第一、川下りの前に、20分ジャングルを歩くのに、足元はどうしたらいいの？

15:00に集合場所に行ってみると…
想像以上に普通の水遊びっぽい。
トレッキングシューズを履いて行って、向こうでビーチサンダルに履き換えようと思ったのですが、脱いだシューズを抱えて浮き輪に乗るのもどうかな？という感じ。
カメラもウォータープルーフのもの以外は、持って行かない方がいいとのことだったので、
急きょ、全ての荷物は置いて、Tシャツにビーサンの恰好で行くことにしました。

そして、これが正解でした。
浮き輪に乗って川を下るので、結局全身水浸しになります。

このウォーター・チュービング、最高に楽しかったです！！！
ゆったりとジャングルの中を流れる川を、流れに乗って下っていきます。
雨がたくさん降って、川が増水しているとできないということなので、体験できて良かった♪

時間は飛んで、翌朝。

前日は、ウォーター・チュービングを終え、その後でびしょ濡れになったついでに、ロッジの前の川で泳いだりなんかして、その後夕食を食べていたら、急に激しい雨が降って来ました。
すごい豪雨。スコールという感じですが、それが全然止まず、結局ナイト・ウォークは中止。
雨は夜通し、降り続けたようでした。

翌朝は雨は上がっていました。
まだ朝もやが濃く、昨日チュービングをした川は増水してます。
今日だったらチュービングもできないところだった…。

朝食に向かう途中で、ウッドデッキの手すりをすごい速さで通り過ぎる、小さな生き物を目撃！

小さなリスだ！
かわいすぎる後ろ姿♪

最終日の朝食。

今日はまた、私の好きな焼きビーフンがあった♪
焼きビーフン、たっぷりいただきます。
あとは、ハッシュドポテト、パンケーキ。
相変わらずの、美味しい食事。

部屋の前の札は、オラウータンが起きている絵の裏に、寝ている絵が彫られています。

これは、
Please make up room
Don't disturb
のサイン。

ダナンバレー、最後のトレッキング。
8:30に出発です。

昨晩からの雨で、道はさらにぬかるみ、緑はよりいっそうあざやか。

まだ寝ている、ヒル（笑）

ダラーンと垂れ下がってます。

雨のせいで、森がいつも以上にしっとり。
森全体が大量の水を含んでいる感じ。

まだ朝早いので、全然暑くないです。
むしろちょっと涼しいくらい。
このくらいだと、歩いていても気持ちいいんだけどなぁ。

地面も、その上に積もる落ち葉も、大量の水分を含んでジュクジュクしてます（笑）

ベゴニアの種類。
フィリピンでは、女性が若返りの薬として用いられてるんだそうです。

で、出たーーーっ！！！

今まで見た中でも、1番長いムカデ！
30?はある…

時間が経つにつれ、どんどん気温が上がって、それにつれて、水分がどんどん蒸発してミストサウナ状態に…
いつも以上の、湿気だ〜。

Police Bridgeという名前の、比較的小さな吊り橋。
なんでこんな名前かと言うと、マレーシア警察と、イギリスかどこかの研究施設が共同で出資して作った橋だとか。

トレイルもグチャグチャにぬかるんでます…
足を踏み出すところを間違えると、ずぶずぶっと足が泥に入ります。

そして、さらに気温は上昇↑
蒸し暑さも最高潮！
朝早くは、快適なトレッキングでしたが、10時過ぎると気温が上がって、汗だくになってきます。

古い象の糞。

結局、今回は象には会えなかったなぁ…。

トレイルの先の方を、何か比較的大きな動物が横切って行った！！！

足音を忍ばせて、3人で急いで近づいてみたら、孔雀のような大きな鳥が、ジャングルの中を悠々と歩いて行きました！
ガイドのヒリンちゃんが大興奮。
「私もガイドをやっていて、初めて本物に出会った！」とのこと。
3人で必死に追跡したものの、やっぱり写真を撮るのは難しい…
やっと撮れたのが、この後ろ姿でした（泣）

孔雀の一種らしい…Great Argusという鳥だそうです。

ヒリンちゃん曰く、「オラウータンも2回も見れたし、ギボンも見れたし、その上Great Argusまで見れて、あなた達はすごくラッキーだよ！」
そう言われると、嬉しい。

雨で泥が流れ出して、木でできた橋の上にも、橋の脇にもたっぷり積もっています。
大体3〜5?ぐらい。

歩くとペタペタと足跡が残ります。
滑りやすくなってて、ちょっと怖い。

かわうその足跡！

これはかなり新しい足跡だ〜。
もしかしたら、まだ近くにいるかも？！

橋の付近で、カワウソが出て来ないかと少しじっとして、待ちます…。…が、結局出会うことはできませんでした。でも、さっきまでここにカワウソがいたんだな〜と思うと、なんかワクワクします。
本物のジャングルには、やはりいっぱい動物がいるんだなー、と思って。

ガイドブックによれば、ダナンバレーには「鳥類が275種、オランウータン、ルリイロコノハザル、マメジカ、テングザル、ウンピョウ、マレーグマ、アジアゾウ、スマトラサイなど哺乳類が110種、爬虫類72種、両生類56種、魚類37種、そして数々の昆虫が確認されている。」とのことです。本当に生物多様性が高い！

吊り橋を渡りながら空を見上げたら…
きれいな青空！

あーあ、これでダナンバレーとお別れだと思うと寂しいなあぁ。
3泊4日で満喫したことは満喫したのですが、いざこれでもう帰らないといけないと思うと、後ろ髪を引かれる思いもあります。

最後のトレッキングを終えて、シューズはドロドロ〜。
しかも、よく見るとヒルが4匹ぐらいくっついていました！

ロッジの入口の脇にある、靴を洗う水道。

ブラシも置いてあるので、ブラシでこすりつつ、水で流しながら、泥とヒルを取ります。
しつこくくっついて取れないヒルを、こすり落としつつ、やっぱりここではヒル除けソックスは必需品だな〜と実感するのでした。

本当に良いお天気〜♪

11:00前には部屋に戻って、シャワーを浴びたり、着替えたり、荷造りしたりします。
3泊4日、長いようで、あっという間でした…。

13:00にはロッジを出発しなくてはならないので、12:00までには荷造りを全て終わらせ、最後の昼食を食べにダイニングにやって来ました。

最後なので、ビュッフェの写真も撮ってみました。

デザートコーナー。
飾り付けにも凝っています。

手前が、タピオカを固めたデザート。
奥が、コーン入りのプリン。

どちらも美味しくて、お気に入りでした。

今日はパスタにしてみました。
このパスタも、その場で調理してくれます。

後は、魚のグリル。
「フン」という野菜の炒め物。

う〜ん、美味しい♪
ここのロッジのお食事、大満足でした。

お部屋もきれいだったし、スタッフもみんな親切でフレンドリーだし、何か困ったことはない？と気軽に声をかけてくれたり、アクティビティだけでなく、宿泊施設としても☆☆☆☆☆

ジャングルを満喫した「ボルネオ・レインフォレスト・ロッジ」を13:00に出発。
名残惜しい〜（泣）
本当に、楽しかったです。
ジャングル・トレッキングにもはまりそう…。

再び、車に乗ってデコボコ道を2時間ちょっとかけて、ラハ・ダトゥ空港に向かいます。
ロッジ→ラハ・ダトゥのこの道で、よく象に遭遇するそうなのですが…
道にいっぱいフレッシュな（笑）糞は落ちているのですが、結局ここでも象に遭遇することはできませんでしたー（泣）
また、リベンジするぞ〜と心に誓いつつ、帰路につくのでした。


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「へなちょこ探検隊 in ボルネオ（7）」に続きます！

この旅行記へのコメント （2）

• あっちゃんさん 2009/06/17 20:41:01

  ヒルに鳥肌・・・

  ニーコさん、こんばんは
  
  ホントに探検隊、お疲れ様でした〜
  ヒルってすごいたくさんいるんですねぇ！
  しかもあんなに出血・・・
  すっかり怖くなってしましました。
  ニーコさんすごいですよー全然へなちょこじゃないですっ！
  
  でも野生のサルがあんなにいろんな種類を見れるなんて。
  しかも浮き輪で川を下るのとか超楽しそうですねｗ
  
  ムカデとかも怖いけど、ちょっと見てみたい
  
  あの靴下をちゃんとはいていれば足はちゃんと守れるんですか？
  怖いけど私も探検隊デビューしてみたいです。
  
  続きも楽しみにしてますね♪

  ニーコさん からの返信 2009/06/19 08:35:39

  RE: ヒルに鳥肌・・・

  あっちゃん、おはようございます！
  
  結局、今月も頑張って働いてます（泣）
  
  ボルネオのジャングルには、ヒルがうようよいましたよ〜。
  最初は、あり得ない！と思っていたのですが、
  1回血を吸われてしまうと、意外と慣れました。
  最後には、触れるようになりましたよ〜（笑）
  
  さすがに、ムカデには慣れませんでしたが（笑）
  
  
  > あの靴下をちゃんとはいていれば足はちゃんと守れるんですか？
  
  はい。
  なんか、シンプルな作りの靴下なんですが、さすがに布をすり抜けてはヒルも入ってこれないようで、ヒル除け靴下をちゃんと履いていれば、靴下の中などに入り込むことはありませんでした。
  
  
  > しかも浮き輪で川を下るのとか超楽しそうですねｗ
  
  これは、すっごく楽しかったですよ〜。
  ジャングルの中に浮かんでいる感じ…。
  カヤックよりも、もっとジャングルと一体化している（笑）感覚で。
  
  ボルネオに行かれることがあったら、ダナンバレー、お薦めです！
  ちょっと遠いですが。
  
  ニーコ