チュニジア・東欧旅行記４（ガフサ～トズール）

2002/01 - 2002/01

ガフサの駅で列車で乗り合わせていたチュニジア人とは別れ、私たちは駅の外へ出た。普通どこの駅前にでも小さな売店くらいはあるもんだけれど、駅前は家しかなかった。ガフサの町は朝が早かったということもあり、町は活気が全く無くとても寂しく感じた。

この日、私たちはルアージュでTozeurに行く予定だったが、そのルアージュステーションがどこにあるのか。またそこに行くまでには、駅からどれくらいの距離があるのか？など、何もわからず途方にくれた。そこでとりあえず、駅員に「ルアージュステーション？」と尋ねると、方向を教えてくれたのでそれに従い、歩き始めた。

しばらく歩いていると、小学生の息子を学校まで送っていく途中だった男性に再び「ルアージュステーション？」と尋ねると、彼は俺について来いというしぐさをした。ルアージュステーションに行く途中で彼は子供を学校に送り、私たちが歩き始めて約1時間後彼の案内で目的の場所についた。

ガフサのルアージュステーション周辺は国鉄の駅前とは全く異なり、市場や商店が多く建ち並び人々で活気づいていた。私たちはその道案内をしてくれたおじさんに別れを告げ、朝ごはんに少量のパンしか食べていなかったということもあり、市場の中にあるカフェでコーヒーとケーキを食べた後、Tozeur行きのルアージュに乗り込んだ。

前に座っていた若い女性は私たちより安い値段を払っていたのが目に入り値段の面で少々不満であったけれど、「お金を払った後だし仕方がないか」といって私たちは我慢した。

地平線が広がる大地の真ん中にある穴ぼこだらけの道を120kで暴走するルアージュは、GafsaからTozeurまでの約200kの道のりを2時間もかかることなくたどり着くことができた。私たちはこの町のルアージュステーションに着いた後、すぐにホテル（朝食込み、一人８ディナール）も見つけることができ、疲れが溜まっていたということもあって、昼からの時間は自由時間に当てることになった。結局、Tozeurに着いた日は何もせず、ずーと寝ていましまい、この町を1日で出るつもりが自ずともう1泊することになってしまった。

エリア チュニジア

トズールのホテル