2009/05/19 - 2009/05/24
709位(同エリア1203件中)
極楽人さん
③では、ニースとカンヌのスナップを集めました。
ニースはコート・ダジュールの中心都市、世界有数のリゾートとして多くの富豪や芸術家に愛されてきました。
カンヌはニースの西40kmほどに位置し、列車では僅か40分程の距離です。折からカンヌ映画祭が開かれていて、見たわけではありませんが、世界からスターたちが集まっていました。
立地も距離も近いせいか、二つの都市は雰囲気が似ています。
どちらも、目を奪うほどの美しさや強い個性があるわけではありません。海岸沿いの豪華ホテル群をのぞけば、むしろ庶民的な港町の風景が広がっています。
どちらかというと、規模の大きいニースの方に都会の疲れや汚れが目立ち、小ぶりなカンヌには整然としたまとまりのよさが感じられました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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ニース観光のスタートは、やはりマセナ広場からが便利でしょう。鉄道の中央駅(Nice Ville)のすぐ東側から海まで真っすぐ伸びるメインストリート「ジャン・メドサン通り」を、海に向かって徒歩10分。デパートも繁華街も旧市街も海岸通も、ここから入ってゆけます。
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まず、マセナ広場を左に折れてみます。
海と並行する幅広いグリーンベルト、その片側には品の良いホテルやレストランが並んでいます。長距離バスのターミナルもここから徒歩5分、やはりグリーンベルト沿いにあります。 -
グリーンベルトの右端はトラムの軌道。ニースのトラムは開業が2007年11月。どうりで、車両は全て流線型の最新型でした。
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マセナ広場から、グリーンベルトより一筋海側に行くと、旧市街が広がっています。朝からお昼ぎまで市場が開かれ、色とりどりの花や季節の野菜、布地や装飾品などがならべられています。
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もちろん海辺の街らしく、魚屋さんも活気があります。
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市場の突き当りを左に折れると、狭く入り組んだ露地が伸びています。
入り口近くに『アッキャルド』という人気レストランがあり、お昼時間に入ってみました。 -
地元の人でほぼ満員でしたが、日本のガイドブックにも紹介されています。本日の推薦メニューは『羊の串焼きステーキ』、麦酒にズッキーニなど加えても二人で50ユーロそこそこというお値打ち。油分が少なく、好みに合った美味しさでした。
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市場の突き当りを右に曲がると、海岸に出ます。
左側に岬が延びていますが、写真の右端「ホテル・スイス」の脇から、エレベータで丘の上の城跡公園に登れます。 -
ここがエレベータの入り口。有料で、片道か往復かを聞かれます。往復でも1.2ユーロくらいでした。
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エレベータを降りるとこの景色、コートダジュールが一望できます。丘の上は広い緑の公園になっていて、子供連れの家族が何組かサンドイッチを広げたり、大道芸人が業の練習をしたりしていました。
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海岸に沿って延びる『プロムナード・デザングレ』とニース市街の中心部。
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マセナ広場は、このあたりです。
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公園の反対側からは、ニース港が見渡せます。
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小型のヨットが多いようですが、大型のクルーザーも数隻繋がれています。豪華さだけいえば、モナコにはちょっと敵いません。
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エレベータの往復券は無駄になりますが、徒歩で丘を下りて港にやってきました。ゆっくり歩いて15分、途中の坂道で大きなネズミと遭遇しました。
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またマセナ広場から、今度は真っすぐ海まで出て、右に折れます。
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ここが海岸通り『プロムナード・デザングレ』、リゾート都市ニースの“顔”です。
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5月中旬のこの時期で気温は25℃、海岸はもう海水浴客で一杯です。公共のビーチとホテルのプライベートビーチが混在していて、パラソルのところがホテル客用です。
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マリンスポーツも盛んで、ときどきこんなハプニングも。降りたくないところへ降りてしまったようです。
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海岸の内側は遊歩道。高級ホテルが軒を連ねる道は、街外れまで3.5km続きます。
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海岸通と平行して、一本内側に歩行者天国の通りがあります。レストランやカフェが集中しているので、ここも人波が耐えません。
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パフォーマー、大道芸人、流しの演奏家、絵描き・・・
彼らに振り向くのも、さまざまな国から来た旅行者たちです。 -
トラブルが多いのか、予防か、お巡りさんが巡回しています。
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ニース最後の夜、通りのレストランの一軒で、これまで食べなかったものを試してみました。
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エスカルゴ!!
(「エスカルゴ」の写真の説明に「エスカルゴ」と書くのは気が引けますが・・・) -
生牡蛎。麦酒と白ワインとピザと他にも何品か。酔いと満腹とでよく覚えていませんが、2人で70ユーロ程度だったと思います。貧乏旅行の感覚では少し贅沢をしましたが、換算すれば一人5000円を超えません。日本だと居酒屋で長居した程度でしょう。
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通りの賑わいが途絶えたところで左に曲がり、海に出ると赤い丸屋根が特徴の『ネグレスコホテル』の先に達します。
ニースの看板のこのホテルは、20世紀初頭に建てられた貴族の邸宅だったそうで、設計はエッフェルが担当したとのことです。 -
シャガールとマチス。ニースを愛した二人の美術館は、鉄道駅の北側に広がる閑静な山の手にあります。
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シャガール美術館。中央駅から道を尋ねながら徒歩15分、近代的な建物でした。木にもたれて、何か悩んでいる人がいます。
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帝政ロシアに生まれ、パリ〜ニューヨークと拠点を移して活躍した近代絵画の巨匠は、晩年をニースに近いサン・ポール・ド・バンスで過ごして生涯を終えました。1985年、ついこの間のことです。
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マティスの美術館は、そこから更に坂を登って20分、シミエ公園の緑の中にありました。ガイドブックには18:00までとありましたが、入場は17:30までらしく既に終了していました。
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同じ公園内に、フランシスコ会修道院があります。こちらは18:30まで入場できます。
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大きな美しい庭には、バラをはじめ色とりどりの花が満開でした。
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高台なので、庭の突き当たりのテラスからは地中海とニースの街並みが望めます。
地元の家族連れが多く、近所の人たちの散策コースのようでした。 -
ここからはカンヌです。
ニースの長距離バスセンターからバスでも行けますが、道路が込み合っていると2時間以上かかります。この日は、ニース滞在最終日でもあり、買い物も残っいたので午後3時頃には帰って来たいと列車で出かけました。 -
まばらな乗客を乗せて、列車はひたすら海沿いを走ります。砂浜に海水浴の様子が見えますが、窓が汚れすぎていて写真になりません。
片道料金は、バスが1ユーロに対して鉄道は6ユーロ、でも40分弱で確実にカンヌ駅へ到着します。 -
カンヌ中央駅。
どこか“ニュー新橋ビル”にも似た感じで・・・
どこにもありそうなごくフツーの建物です。
規模も大きくはありません。 -
駅前から海へ真っすぐ伸びる通りには、有名店や大手デパートが並んでいました。ニースと同じ、ギャラリーラファイエットやモノプリックス(大手スーパー)があって、妻が意欲を見せました。海まで、徒歩10分とかかりません。
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海岸通りに出る寸前、左側に大きな教会がありました。(ガイドブックには名前の記載がありません。)
ここにも映画祭の看板が出ています。町をあげてのイベントなのでしょう。 -
そして突き当りがカンヌ映画祭のメイン会場、『パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ』です。会場は海岸通りの『クロワゼット大通り』に面して建つ近代的な建物で、すぐ後ろは地中海です。
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カンヌ映画祭はムッソリーニのベネチア映画祭に対応して創設された、政治性の強いものでしたが、近年では「新作の売り込み場所」になっています。いづれにしても、地味なカンヌにはいい『村興し』になりました。
この日は最終日。夕方には受賞者たちがレッドカーペットに出てくるようです。写真は、カメラリハーサル中のものです。 -
すぐ横の公園、歩道にはスターたちの手形が埋め込まれています。ロマン・ポランスキーやウーピー・ゴールドバークなど、知った名前がいくつもありました。
でも、探したアラン・ドロンやベルモンドは見つかりませんでした。エリアが違うのでしょうか? -
カンヌの散策に戻ります。
映画祭の会場を右に折れると、湾に沿って旧市街が広がっています。小高い丘の城跡を中心に、下町らしい情緒が残る街並みです。 -
ゆるい坂道と長い階段を登って10分、城址公園に到着。現在は『カストル博物館』になっていて、世界の美術品が見られるようです。パスしました。
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シュバリエの丘(と言うそうです)から見た、カンヌ市街。
上方右端が映画祭会場、左端の方が中央駅になります。海は、写真の更に右側です。 -
丘の端にはノートルダム・デスペランス教会。
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ニースと同じく『プチトラン』と称する観光用の汽車型のバスが運行していますが、この町も徒歩で十分だと思います。
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登ってきた道とは反対側に、丘を下ります。
お土産屋さんが並び、映画関連のグッズが目を惹きます。 -
プロバンス自慢の生地屋さん。
パッチワークが趣味の妻は、当初「お土産は、生地が少し買えればそれでいい。」と控えめだったのですが・・・ -
坂を下りきったところの、愉快な住宅。
壁一杯に、映画の撮影風景が描かれています。 -
小道を左に曲がると中央市場、地元の人で賑わっていました。
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アスパラガスを初め、旬の食材が並びます。
我々はメロンを試食、よく熟れて甘かったので大きな玉(5ユーロ)を買って帰りました。 -
市場の横のレストランで昼食。ほとんどサラダに見える、新鮮野菜いっぱいのパスタはさっぱりとした、素材を生かしたいい味でした。
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食後、中央駅に向かう広場にはムーディーなナツメロ系シャンソンお兄さん。
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みんな(私以外の)が大好きな、メリーゴーランドも出ています。
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5時間ほどかけてカンヌ旧市街をひとまわり。
再び列車で、予定したとおり3時過ぎにニース中央駅に戻りました。
?はこれで終わり。
次はイタリア・リビエラ(チンクエテッレ)を予定しています。
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