2008/10/10 - 2008/10/10
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hirootaniさん
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ピアッツァ・アルメリーナでは、目的のカサーレの古代ローマの別荘を見損ない、やむなく、今日の宿泊地アグリジェントに向う。1時間半程度で着く予定だったが、何と大渋滞にはまってしまた。わずか5キロを1.5時間も使うはめに。今日の午後は全くついていない。理由は主要幹線が交わる場所での自然渋滞だったようだ。
ようやく、今日のホテルであるホテル・コスタルッツァに到着。一泊、わずか60ユーロ。駐車場も整備されていてとてもよい。夕食は、疲れて外に出る気もなかったので、ホテルのレストランで。2コースがついたフルコースでわずか16ユーロ。トマトソースのペネと子羊の肉を食べたが、値段の割にはとてもおいしかった。
アグリジェントには、狂気のようにギリシア神殿が建ち並んでいる。海から数キロにわたってせりあがった斜面に古代ギリシアの神殿群が集積している。
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朝6時半に目が醒めた。7時半の朝食まで時間があったので、歩いてアグリジェントのビーチへ。夏であれば、相当に賑わうであろうビーチで日が昇るのを眺める。
朝食後、今日のハイライト「神殿の谷」の開場まで時間があったので、とりあえず中世・近代地区に向った。平日なので、朝の渋滞に巻き込まれ、早々に退散し、神殿の谷」へ。ここには海からせり上がる斜面に古代ギリシャの神殿群が集積している。 -
<神殿の谷/エルコレ神殿>
9時前にチケットが販売されていたので、それを購入してそのまま入場し、「エルコレ(ヘラクレス)神殿」に向う。後で分かったのだが、神殿の谷は8時半から開いていた。
誰もいない中で、ギリシア時代の8本の円柱が静かに立ち並んでいる。エルコレ神殿は、アグリジェントのドーリス式神殿の中で最も古い紀元前520年の建造。朝の光を浴びて2500年以上の歴史を見てきたこの円柱はとても神々しい。 -
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<コンコルディア神殿>
丘の中央には海を背景に美しいドーリス式神殿が建っている。紀元前440年頃のもの。前面6柱、側面13柱はほぼ完全な形で残されている。初期キリスト教時代に、聖ペテロ・パウロ教会として転用されたために、高い保存状態が保たれたという。アテネのパルテノン神殿に似ているが、こちらは少し赤い色。人がいないのがうれしい。 -
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<ジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿>
神殿の谷の東端に位置するのは紀元前460年〜440年の神殿跡。他の神殿から距離をおいているので、孤高の姿。 -
<ヘラ神殿からみた海>
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来た道を戻り、入口を抜けて道路を渡って、反対側の神殿跡を訪れる。
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<アグリジェントの街並み>
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<ジョーヴェ・オリンピコ(ジュピター)神殿>
ジュピター神殿は、もともとは紀元前480年から470年頃に建造されたが未完のままカルタゴによって破壊され、地震によって瓦礫の山となった。
ここには7.75mの人像柱テラモーネが横たわっている。 -
<人像柱テラモーネ>
ここには7.75mの人像柱テラモーネのレプリカが横たわっている。
このテラモーネはレプリカで、本物は考古学博物館に展示されている。このテラモーネは宮崎駿のアニメにでてきそう。 -
<ディオスクロイ(カストール・ボルックス)神殿>
ジョーヴェ・オリンピコ神殿の瓦礫の中をさらに進むと、神殿の角の部分が目に入る。紀元前5世紀に建てられ、カルタゴ軍に破壊され、その後修復されたが、地震で倒壊したもの。ここはアクラガスの中でも一番古い地域にあたり、アグリジェントのシンボルとなっている。 -
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<テローネの墓>
神殿の谷を出て、道路を下ると、オリーブ畑の中にイオニア式の窓とドーリア式の柱のある2階建ての建物が見える。これは、210年に都市を征服する戦いで命を落とした指揮官の栄誉を称えるために建てられたと言われている。 -
<丘の上の神殿>
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<サン・ニコラ教会>
国立考古学博物館の手前に建つ教会 -
<エクレシアステリオン>
考古学博物館の入口には円形劇場型の観覧席(カヴァ)跡が残っている
このカヴァは3000人をも収容できる大きさだった -
<モザイク床>
観客席の横にはモザイク床のローマ人の住居跡がある。 -
<フェラリデのオラトリオ>
数年前まではローマの貴婦人の墓地と考えられていた。中世にはオラトリオ(祈祷所)に転用されていた。 -
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<国立考古学博物館>
次に、国立考古学博物館を訪れる。ここにはアクラガス時代やそれ以前の黎明期からの近隣の町の出土品を展示。その規模はシチリアでも有数。考古学が好きな人なら1日でも過ごせそうな数の展示。目玉は、人像柱テラモーネと「アグリジェントの青年像」。ほかにギリシアの壷や数多くの彫刻等がみられる。 -
<スフィンクスのついた粘土製のアルーラ>
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<紀元前7世紀の作品>
元祖メソポタミアの信仰の象徴である3つの角のある島シチリアの象徴 -
<ベスの像>
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<テラモーネのオリジナル>
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<アグリジェントの若者>
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<アフロディテの水浴び>
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<アッティカ製クラテル>
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<サン・ニコラ教会>
考古学博物館に隣接した教会。13世紀末、シトー会修道会によって建てられたロマネスク・ゴシック様式。 -
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