1998/02 - 1998/02
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shiroumaさん
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1日目 1月18日 高雄〜台南
2度目の海外だけど、やっぱり最初は怖い。
フェリーを降りると税関までバスで行くのだが自転車を乗せられないので小さいボートに乗せて近道することになった。
自分の荷物以外にもたくさんの荷物が乗ってくるので協力しながら積み込む。
ボートには柵が無いので海に荷物が落ちないようにするのが大変だ。
自分が落ちそうになる。
税関はX線は無く手作業だ。麻薬犬もいない。楽々通過する。
船の中で知り合った方が日本語が話せて、最終日に高雄に戻ることを話したら、ほとんどいないというアパートを無料で使ってもいいよ、というのでアパートの場所を教えてもらう。
タクシーの後を必死になって自転車を漕いで付いていく。信号無視しないと追いつけない。
最初は半信半疑だったが、アパートの管理人に挨拶がてら事情を説明してもらったので安心だろう。
鍵は僕が帰国するその日までは管理人が預かるようで、日本の田舎のような雰囲気さえ感じた。
初日は台南まで行く予定なので、しばらく話をしてから出発した。
前回の韓国といい、いきなり最初に出会いがあった。
高雄駅に寄った後、民族一路を北上する。
道が広くてバイクと自転車用の道路があるのでとても走りやすい。
しかし街中は歩道がバイクだらけで大渋滞になる。
台南に付いてガイドブックに載っている 「漢宮大飯店」 に泊まる。
台湾といえば屋台が連なる夜市がにぎわっている。お祭りみたいだ。
これを毎日やっていると思うとスゴイ。
宿に戻ってテレビを見ると、マライアキャリーが来台するニュースばかりやっていた。
天気予報では、北のほうは雨らしい。
これからが大変だ。
2日目 1月19日 台南〜嘉義
今日の目的地は嘉義で距離もあまり無いので、朝は台南市内を観光することにした。
公園では、おばさんの集団が太極拳をしている。あのゆっくりとした動き。実際に観たのは初めてだ。
剣を振り回している人もいる。
そのまま市内を散歩して11時ごろに台南を出発。
道は判りやすいが向かい風が強くて思うように進めない。
途中で帰りの船のリコンファーム(予約確認)をして、亜熱帯と熱帯の境目という北回帰線標塔を見に行くことにしたが、
ガイドブックの地図が間違っていて一時間ほど住宅地を彷徨った。
人に道を聞いてもうまく通じず、結局交番を見つけて地図で教えてもらい、やっとたどり着けた。
ものすごく疲れた。
でも後で考えれば現地の人と話せたので良しとしよう。
嘉義の街は交通量が多いのに歩行者用の信号が無くて道を渡るのも命がけだ。
今日も、安易にガイドブックに載っていた白宮大飯店というところに泊まったが、
探せばもっと安いところがいくつもあって、もっと探してから決めようと反省した。
夜市で食事をしてすぐに寝る。
3日目 1月20日 嘉義〜台中
今日は予定している彰化までけっこう距離があるので朝8時出発。
平坦な道が続くが今日も向かい風がきつい。
2kmほど恐ろしく急な坂を登ると、この旅の目的地のひとつ、台湾民族村に着いた。
なぜか入場料金は年齢ではなく背の高さで分けられていた。
大きな門をくぐると昔の家が連なっていて、中では麺打ちの実演をしていたり、工芸品を売っているお店があったりして楽しめた。
広場に行くと日光江戸村のようなアクロバティックなショーをやっていた。
火薬を使うのでうるさいけど、言葉がわからなくてもただ戦っているだけなので面白かった。
午後3時になると爆竹の音とともにパレードが始まった。
どうやら結婚の儀式をしているようだ。
男の人は馬に乗って、女の人は籠に乗って仲人さんらしき人が先導して村の中を周る。
豪華な建物にはいると儀式が始まり、お酒を酌み交わすなどして、最後にキスをするように言っていたが二人は照れてなかなかできない。
そのうち周りの人たちが盛り上げたおかげで二人は顔を真っ赤にしながらもキス出来て楽しく式は終わった。
民族村は遊園地などもあるほど広くテーマパークのようで意外だった。
時間に余裕があったので彰化を過ぎて台中まで行くことにした。
今日はじっくり夜市の近くで宿を探し、500元(2000円位)のところで泊まる。
宿のおばさんは僕が日本人だとわかると
”どうも どうも”
と日本語で連発していた。
宿からすぐ夜市に行けるので遅くても安心。
屋台で買ったイチゴを串に刺して飴で固めたものがおいしかった。
4日目 1月22日 台中〜新竹
地図を見て、山越えになることは覚悟していたが、やはりキツかった。
苗栗まで行くと下りが多くなったが、そのときには左足が動かなくなっていた。
それでも100km以上走ったのだから良く頑張った。
新竹は都会で、自転車を安全に置けるような宿が思うように見つからなくて
最後はあきらめて人通りの多いところの宿に決め自転車は道路の電柱に縛り付けた。
宿を出るとスクーターの暴走族が通り過ぎていった。
気持ちを切り替えて夜市へ。
この街は夜市がいくつもあって楽しい。屋台のはしごをしながら食べる。
帰りにデパートの前で高麗人参のジュースの売り子の女の子に呼び止められて英語でやりとりする。
あまり英語が判らないせいもあるけれど、台湾の人は英語がうまい気がする。
いよいよ明日は台北。
その前には山越えが待っている。
足は大丈夫だろうか?
5日目 1月22日 新竹〜台北〜高雄
いよいよ今日は台北だ!と意気込んで宿を出ると自転車がいたずらされていた。
やっぱり。
でも盗まれなかっただけ良かったと思おう。
昨日心配していた山越えは意外と楽だったが途中で雨が降り出して全身泥だらけになる。
台北市街に入ると雨は上がったがものすごい渋滞でなかなか薦めない。
それでも我慢して進み中心部に入ってしまうと逆に広い道で楽になった。
忠烈路の動かない儀伏兵をみて台北駅に向かう。
一応この駅前が縦断のゴールということにした。
スタートが南端ではないので特にこだわらなくてもいいかな。
駅に着き、記念写真を撮って短時間で行ける総統府と中正記念堂を観て午後7時発のバスで高雄に戻る。(500元)
高雄に着いたのは深夜だったが約束していたアパートに泊まれたので安心だった。
6日目 1月23日 高雄〜三地門〜高雄
どうしても台湾原住民文化園区に行きたかった。
高雄から約40km、自転車で往復できる距離なのでバスやタクシーを使わず自転車で行くことにした。
やしの木の群生地を抜けて小さな村をいくつか越え長い坂道を登って文化園区へたどり着く。
入場用は安く120元、日本語のパンフレットもあった。
テーマパーク化していた台湾民族村と違って見所が山の中に点在していて雰囲気がある。
調子に乗って山越えコースを歩いて痛めた足をさらに悪化させ午後3時からの民族舞踊ショーを見逃すところだった。
平日ということもあり客は10人ほど。日本人は僕だけ。
踊りが終わると日本語が話せる人が来て
「お酒飲みませんか?」
と言ってきた。
ステージに降り、何かの儀式ということで隣の人のまねをしてお酒を飲む。
最後には客も全員降りてきて手をつないで踊った。
予想以上に楽しくて苦しい思いをして、ここまで来て本当に良かった。
日は長いとはいえ時計を見ると、もう午後5時だったので、あわてて高雄に向け走り出す。
上り坂は無いので安心して5kmほど進んで気づいた。
山の上にめがねを置き忘れた...........
泣きながら一気に降りてきた急坂を登る。
そうこうしているうちに雨まで降り出した。
サイアクだ........
何度も雨宿りしながら野宿しようかと悩んだが、何とか高雄のアパートに戻ることが出来た。
時計は午前1時を指していた。
7日目 1月24日 高雄市内
今日は近場を散策してみようとアパートから5km程の場所にある蓮花潭に行って見る。
写真を撮ってもらおうとお願いすると、日本語を話せる人がいた。
その人の通訳で会話が出来た。
台北から観光に来たという彼は、以前小竹向原に住んでいたといってびっくり。
当時僕は東京練馬区の小竹向原の隣、氷川台に住んでいたのでものすごく身近に感じてしまった。
蓮花潭の次は澄清湖に行く。こちらは自転車を中に入れることはできなくて歩いて周るのは疲れた。
建物の入り口が虎と龍だったりして面白い。
絵葉書と音楽のカセットテープを買ってアパートへ。
明日のフェリーで沖縄だ。
手紙書かなければ。
8日目 1月25日 沖縄行きフェリー
結局手紙を書き終えたのは朝の4時。
目覚ましを7時半にセットして寝て気づいたら8時半だった。
マズイ.......
大急ぎで準備して郵局(郵便局)ではがきを出す。
受付のおばさんがはがきの写真を一枚ずつみて、そのたびに日本語で、キレイキレイと言ってくる。
交流は嬉しいが、今回ばかりは時間が無い。急いでくれ〜.....
コンビニで食料を買い込んでターミナルに行くと鍵がかかっていて入れない。
え。なんで?
不思議に思ってチケットを見ると10時までにターミナルに来なかったらフェリーに乗れない場合があると書いてある。
時計を見ると
10時5分。
あせって近くにいた警備員に身振り手振りで船に乗りたいとつたえると係員を呼んでくれた。
30分ほど待ってボートで対岸にあるフェリー乗り場まで連れて行ってくれたが、それまでは間に合わないんじゃないかと不安で半泣き状態だった。
船の中で出国手続きをして何事も無かったかのよう二フェリーは定時12時ちょうどに出航した。
9日最終日 1月26日 沖縄
海は荒れ、船に酔って昼まで横になる。
昼になると波が穏やかになって甲板に上がって横になる。
外に出ると回復も早い。
イスに座って海を眺めているとおじさんに日本語で声をかけられた。
「日本語上手ですね」
というと日本語のほうが上手く話せるといっていた。
おじさんが子供のころ台湾は日本の植民地だったのだ。
僕はここぞとばかりに戦時中のことを聞いてみた。
意外だったのはその方曰く台湾の人は日本に対して悪い感情抱いていないということだった。
台湾の農家が多くの飢えた日本兵に食べ物を恵んであげたという話はとても興味深かった。
逆に本当に大変だったのは、その後にやって来た中国大陸からの軍隊だったという。
旅しているからこそ聞ける話しがある。嬉しい時間だった。
スタッフの人が帰りに船で両替できるといっていたのに出来なかった。
日本国内では両替できないので困っていると先ほど話したおじさんに相談すると快く両替してくれた。
人のやさしさが嬉しかった。
そして那覇到着。
船を出ると荷物をすべてチェックされた。話には聞いていたがX線検査がないと面倒くさい。
とにかく無事に日本に戻ってこれて良かった。
おわり。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 自転車
-
高雄から台北まで自転車で走り高雄へは長距離バスで。
その後、台湾原住民文化園区まで往復して船で帰国しました。 -
派手な神社。
台湾の神社は派手なものが多く。
中には電飾できらきらしているものもありました。 -
凄い数のスクーター
通勤ラッシュに巻き込まれました。
なぜか皆さんジャケットを前後ろ逆に着てカラフルなマスクをしています。
邪魔にならないように進みます。 -
駅で写真を撮ってもらおうと通りがかりの人に
お願いしたら英語で話し掛けられました。
初めての英会話でした。
と言ってもほとんど話せません。
帰ったら勉強しようと思いました。 -
台湾はスクーターが多い事もあって
バイク用の通行帯があってとても走りやすいです。 -
ホテルかな?
-
台湾にはどの街でもこのような夜市があって
宿を決めた後はご飯を食べに行きました。
たくさんの屋台で毎日がお祭りみたいに活気がありました。 -
街中では通過中でも、ちょっと止まっては買い食いしてしまいそう。
-
霊柩車?
派手好きな台湾らしい感じがします。 -
台湾民俗村です。
-
爆竹の音がしたと思ったら民族衣装を着た人たちが歩いてきました。
-
ついていくと結婚式の儀式だということが分かりました。
仲介人が観光客のために2人にキスをするように
しきりにはやしたてていました。 -
台中の夜市
漢字だとどんな食べ物か大体想像できます。
毎日夜が楽しみでした。 -
メニューと料金を書いてあるところを選んで紙に料理名を書いて見せていました。
昼は小休憩を兼ねて安くて美味しい魚肉飯をおやつ替わりにちょくちょく食べていました。 -
1週間かけて台北へ、
忠烈路で。
交代の時間まで全く動かない兵士がいました。 -
台湾縦断のゴール、台北駅。
-
中正記念堂
人間と比べると大きさが分かる。 -
ここにもいました。
-
すごく広いです。
観光を終えてバスで高雄へ向かいます。 -
高雄から東に走って台湾原住民文化園区へ
最後の坂はきつかったです。
民族ごとのエリアがあって面白かったです。 -
展示もありました。
ちょっとウケました。 -
民族舞踊ショー。
日本語のパンフレットがあったが誤字が多かった。 -
食堂の犬
がめつくせがんでこないので追い払われることもない。
食べ物にも困らない。頭のいい犬だ。 -
写真を撮ってもらおうと地元の方たち話しかけたら、東京の小竹向原に住んでましたと言われました。
当時すく近くに僕も住んでいたので驚きました。 -
口の中が入り口になっています。
-
龍からはいって虎から出ました。
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高雄港
寝坊して船に乗り遅れそうになりました。
そしてこのあと沖縄を経由して東京へ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ホーミンさん 2012/12/02 11:31:35
- 今となればいい想い出ですね
- シロウマさま
こんにちは。
台湾縦断は、ご苦労されたようですね。
読んでいて、手に汗握りました。
置き忘れた眼鏡の話、フェリーに乗り遅れそうになった話、どうなるかと思いました。
結果オーライで良かったです。
私ならこういう事を経験したら、「もう自転車の旅は止めよう」という思考になるのでしょうが、そうでないところにシロウマさんの強さを感じました。
それほどに魅力があるのでしょうね、自転車の旅は。
貴重な経験をされて、羨ましいです。
自転車の旅はまだまだ続くので、先が楽しみです♪
- shiroumaさん からの返信 2012/12/02 19:55:48
- RE: 今となればいい想い出ですね
- コメントありがとうございます。
自転車旅に限らず、大事なものを置き忘れるのは本当に多いです。
最近だったら老化したとごまかせますが、子供のころからなので救いようがありません。
仮病を使うくらい学校登山が嫌だったのに今同じ山に登っていて、自転車が好きじゃないのに旅をしたり、自分でも不思議です。
いつか苦手なランをしそうで怖いです..........
しろうま
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