2009/05/13 - 2009/05/19
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Desperadoさん
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すばる望遠鏡の中に行ってみた。(要予約)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ハワイアン航空
PR
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5月14日・PM1:10。分岐点(T字交差点)を通り、いよいよ「すばる望遠鏡」へ
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すばる望遠鏡の周りはシンダー(火山灰・火山礫の混合物)道路。
砂煙を極力あげないように5mph(時速8km)の速度制限です。 -
パラボナアンテナ村
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もうちょいー。
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PM1:20。すばる望遠鏡に到着。
標高4139mの地点にあります。
建物の高さは43m。
三菱電機が主体となって建造された、国家プロジェクトです。
ビジター専用駐車場は区画されているこの辺りで停めます。(駐車場は4台停めれます)前輪もこんな感じで。 -
雲の向こうにマウイ島が横たわってます。
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この辺りでガイドさんが来るのを待ちます。
そういえば、
車で走行した最高地点記録を更新しました!
4200m!
これ以上、一般車で行ける高いところはないのかな? -
すばる望遠鏡の観測制御棟。
昼間はエンジニアさんガイドさん達が働いています。夜7時になると、学者さん研究員さん2名以上の方々がこの建物内ですばる望遠鏡を操作しながら観測をします。一般の人は入れません。 -
すばる望遠鏡が一般公開されたのは
2004年10月からなんだって。
見学案内看板 -
見学用の出入り口。
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銀色の部分はドーム上部
白色の部分はドーム下部と呼ばれてます。
ドーム上部分にすばる望遠鏡が格納されていて、
ドーム上部のみ360度回ります。
回転速度は1秒間に0.5度だったかな?そんくらい回ります。
ドーム上部の外壁はアルミニウム板張りで通風口は21ヶ所あります。 -
PM1:30。案内してくださる、ガイドのMさん登場。
いよいよ、すばる望遠鏡内部へ・・・。
★見学の条件★
見学予約はすばる望遠鏡のホームページから予約します
見学できる日は、毎週の水・木・金曜日で1日3回です
AM10:30とPM1:30は日本語解説での見学
AM11:30は英語解説での見学です
見学の所要時間は約30〜40分
1回の見学定員数は8人まで
16歳以下の方、妊娠中の方は見学できません
見学は無料です。 -
入りました。ここで注意事項と誓約書みたいな用紙にサインする。防護ヘルメットをかぶり、エレベーターで2階へ・・
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すばる望遠鏡です。
高さは22.2m、最大横幅27.2m、重さは555トン。
日立造船桜島工場(現在はユニバーサルスタジオジャパン)最後の建造物になります。
主鏡の台座(主鏡セル)は川鉄マシナリー社製。直径10m。
主鏡(1枚ガラス)は残念ながら見れません。
有効口径8.2m、厚さ20cm、重さ22.8トン
アメリカ・ニューヨーク州のコーニング社(パイレックス)製
超低温膨張ガラス(ULEガラス)で作られてます。
8.2m主鏡・1枚ガラスの作り方
まず直径1.5mの円盤ガラスを55枚作り、六角形(ヘックス)に切断加工して
さらに直径8.2mの円になるようにパズルみたいに組み合わせ、1700℃で融着させる工法です。
さらに1500℃で凹型に成形します。
ここまで3年。
ペンシルベニア州にあるコントラベス社で
廃炭鉱トンネルを改装した地下研磨場でガラス表面の研磨に2年。
ガラスに261本分のアクチュエータ穴(ガラスの歪みを防止する油圧柱で深さ15cm)削るのに約1年。
さらにマウナ・ケア山頂までの輸送で50日。
合計6〜7年掛ったそうです。ガラスだけで100億円らしい。
すばる望遠鏡の総工費が400億円なので、4分の1はガラス代です。 -
移動中。壁に断熱材が吹きつけられてます
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12mの展望ポイントに移動。すばる望遠鏡の一応全体です。ガイドのMさんに「なぜフレーム(鏡管)が青色なんですか?」尋ねたところ、名前の「すばる」という星があり青白く光る星なのでこの色を採用したそうです。フレーム(鏡管)には薄い断熱材とアルミニウム板で巻いてあるそうです。ガンダムぽく?てかっこいい
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この中に8.2m主鏡とアクチュエータが入ってます。555トンもある望遠鏡を回すのは50〜80ミクロン?極薄い高圧油膜を張って浮かせるリニア方式です。なんでも、リニア起動中は人ひとりの力で軽々回せるんだとか。
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すばる望遠鏡。ドーム内は常に室温0℃に保たれています。当日、山頂の日中気温は9℃。そんなに寒くなかった。風も強くなかったです。
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望遠鏡真下に取り付けられている観測装置。今夜の研究は可視光装置で観測らしいです。この他に6種類の観測装置があります。
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すばる望遠鏡一番上、リングの中央に黒いのが主焦点カメラです。4096x2048の8000万画素もあるCCDカメラが10個入っています。キヤノン製
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ドーム下部へ移動。白い円柱は「ピア」です。すばる望遠鏡の土台です。
見えない部分を含めて全体高さは14m。
すばる望遠鏡建設で一番最初に作られました。
すばる望遠鏡の建築は大成建設によって建てられました。 -
ピアの内部。ケーブルが張り廻られてます
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ドーム下部の天井には、主鏡を洗浄する時に開けられるハッチがあります。
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X字の形をした、主鏡の表面を洗浄する装置。2週間に一度、鏡面にドライアイスを吹きつけて洗浄します。
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その奥には主鏡ガラスを鏡面にする窯みたいな装置。鏡面にするにはまず窯の中を真空状態にして、アルミニウム液体を使い、フィラメント(豆電球の熱線コイルみたいなもの)で温めて再蒸着する方法だそうです。鏡面を着けるのに70時間かかるそうです。3年に一度の作業です。
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すばる望遠鏡を案内していただいた、Mさん。有難うございました!
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PM3・見学終了。マウナ・ケア天文台群のうち、内部を見学出来るのは、すばる望遠鏡だけです。
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お隣のW.Mケック天文台へ
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生望遠鏡見れるかなー。
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入場出来るのはここまで。トイレあります。
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W.Mケック天文台前で途方にくれる・・・。
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PM3:40。
そろそろ山頂を下山します。日没の30分前に山頂を下山するルールです。絶対にまた来るよ! -
下山開始。
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山頂からオニヅカビジターセンターまでの下りが結構怖かったです。1速の超ローギア入れてアクセル踏まなくても、ゆうに時速30マイル(48km/h)でてました。この車が重いからかな?
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何とか無事に下山。ホテルに戻った直後、爆睡してた。2日目終了。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Tedさん 2009/11/08 16:24:36
- すばる見学できるのですね
- こんにちは Desoeradoさん、
訪問ありがとうございます。
きてみてびっくり!すばる旅行記(^^)
レンタカーでは行けないとあきらめていたのですが、この手があったのですね(笑)
予約して見られる!
これは行かなくては
Ted
- Desperadoさん からの返信 2009/11/08 19:03:09
- RE: すばる見学できるのですね
- Tedさん
こんにちは、Desperadoです。
こちらこそ、ご訪問ありがとうございました。
Tedさんのパタゴニア氷山あの神秘的な青に魅了され感激しました。
これからも地球の美しい場所の紹介をお願い致します。
すばるの事ですが、国立天文台のHPから予約出来たと思います
マウナ・ケア山は登りは比較的楽に登りますが、
下りはあまりエンジンブレーキか効かず、
フットブレーキでもタイヤがすぐロックするのでけっこう怖かったです。
Desperado
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