原チャでゴー第５９弾−うどん喰ったるでー　高松うどん巡礼の旅編−

2009/05/03 - 2009/05/03

はははは！…遂に…遂に…花の呪縛から解き放たれたぞー！

俺は自由だ…悪魔に魅入られたように花を求め彷徨い歩いた数週間…しかし…その呪縛も今や霧散し…自由を謳歌しようではないか，声高らかに！らららら〜♪カーン！鐘一つかよ？マジ？

で，行かせてもらいますぜ旦那！うどん巡礼の旅…早幾度となるも，深い深ーい，さぬきうどん・ワールド，まだまだ新参者でござんす，巡礼を重ねる毎にその深さを思い知らされる有様…。

原チャはうどん巡りに最適，小回り利くし，ちょこっととめれるし（…よい子は真似しないでね！），ははは，原チャ天国だー！

つーことで，「歳三さん」に跨って行くはうどん王国香川！原チャは進む何処までもー！…って何処までよ？ねえ？

エリア 高松(香川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

フェリーは走る「歳三さん」を載せて…。

うどん訪ねて３０００里，東に旨い「かまたま」在りと聞かば仕事を放り投げ，西に旨い「肉うどん」在りと聞かば縋る家族を蹴散らして，今日も行く行く明日も行く・・・と，ゴールデン・ウィークの真っ最中，海外旅行に行く人を指をくわえ眺めながらも，

「俺には…俺には…うどんがあるけん！…ヨーロッパがなんぼのもんじゃ！うどんに勝るもの無し！！」（…スゲー負け惜しみ…。）

と言うことで，今回も宇野港からフェリーに高松へ…。

ＥＴＣ割引導入と言うことで，もろ，真っ正面から直撃弾を浴びることとなったフェリー業界，見事撃沈，利用客もすっ空かんかと思えば，普段と変わりなく，安堵に胸を撫で下ろす一幕，原チャはねフェリーが命なのよ…。

ＧＷ真っ直中…。

５連休に休日出勤の振替１日を含め何ーんと６連休、ははは…天下御免の６連休だぜ！・・・なのに高松かい？

６連休あればね、南の島で潜り放題、憧れのヨーロッパの町並みをそぞろ歩き、何でもかんでも、選り取り見取り、伊藤みどり…。（ウワッ！思わず五月みどりって言いそうになったじゃん、危ねー、危ねー…歳は取りたくないねー、ははは…。）

と言うことで、物理的には数多の選択肢が目の前に広がっているものの、これに財政状況が絡んでくると、途端に選択肢が・・・南の島でダイビング？×…ヨーロッパの町並みをそぞろ歩き？×…××××××・・・軒並み壊滅状態…、

「隊長…俺…もう駄目です、グホッ！隊長と一緒に戦えて光栄でした、ああ、何だか寒いですね・・ガクッ・・」

「ロバートー！！！」（…誰よ？ロバートって？）

…と言うことで、今回は無念の戦死を遂げたロバートを偲んでの、うどん巡礼の旅です…。（…だから誰よ？ロバートって？）

スーパーライナーオガサワラよ何処へ行く…？

竣工当時、東京−小笠原間を２５時間３０分を要していた航路を１７時間に一気に短縮すると言うことで、夢の超高速船として脚光を浴びていたものの、燃料費の高騰等で年間２０億円の赤字が見込まれることが予測されたことにより就航は見送りとなり、米軍の輸送艇への売却等々代替え案が出るも悉く頓挫、今や船舶界のホームレスとして玉野造船所に佇む、その雄姿…。

結局のところ、今の段階では、解体して売却、アルミの売買価格が３０億円…建造価格１１４億の巨費を投じた挙げ句がスクラップかい？あー？その差額８４億って何処から出るんだろ？損失保険とかあるのかねえ？ま、貧乏人には縁の無い話だけどさ…。

本日一軒目…マルタニ製麺

何故か事前に慎重に慎重を期し、入念に所在場所を確認するも見事に毎回撃沈、街角に地図を片手に１人佇み、沈みゆくタイタニックを見ながら、はらはらと落涙すること幾たびか？

「ジャーック！！死なないでー！！」

「ローズ！！少しは減量しろよー！！」

（…街中で何度もタイタニックが沈んだらびびるって…。）

ああ、最早、方向音痴云々の問題では無く、うどんの神が我に試練を与えているとしか思えない有様、

「もう、うどんの神様のいけず！！」

マルタニ製麺秘伝の天ぷら…。

名が示すように、製麺所である、昼時ともなると、近所のおばちゃんがうどん玉を買いにやってくる、ビニール袋に何玉分かのうどんを入れてもらい、幾分かの対価を支払って家路につく、ここ香川では日常の光景なのだろうが、岡山県人の俺としては、

「おー！！」

と言う、感動の対象であり、何人も続くと、

「おー！！おー！！おー！！・・・ゼイゼイ…。」

と、感動も疲れる…。

だし７０円…？

昼飯時には早いものの、既に厨房の中ではおばちゃんが２人とお姉ちゃんが１人、忙しく立ち働いている…。

ウウッ！！眩しい！これが巷で噂のＧＷを返上して働く労働者の鏡！！それに比べ俺なんか…俺なんか…虫けら同然だー！・・・あーん？誰が虫けら同然だとー？舐めた口聞くと只じゃおかねーぜ！（…あんたは２重人格者かい？）

と言うことで、ふと顔を上げると墨黒鮮やかにメニューが書かれた板が・・・・・ん？「だし７０円」

何なんだこの不可思議なメニューは？「茶腹も一時」と言う言葉があるが、「だし腹なら二時」なのだろうか？

「母ちゃん、腹空いたよう・・。」

「ああ、お前・・これをお飲み、熱いから火傷をしないように、ゆっくり飲むんだよ。」

「母ちゃん、これ麺が入ってないよ？うどんじゃないの？」

「ウウッ！！許しておくれ！父ちゃんの会社が不況で倒産して、父ちゃんもそれ以来酒浸り、もう、家にはこれだけしかお金が残ってないだよ・・・。」

「母ちゃん、俺、もう、腹一杯だよ・・・母ちゃんが飲みなよ！」

「健ちゃん！！」

「母ちゃん！！」

…ああ、平成の一杯のかけそば、涙ダダ漏れですー！（…違うと思うけどなー？）

うどん教徒は行く…。

讃岐うどんの店に足を運ばれた方なら、一度ならず二度三度と目の当たりにする光景…店の片隅に置かれたおでん…。

トッピングとしての天ぷらは言うまでもないが、サイド・メニューとして並べられているお握り、稲荷寿司、と肩を並べるようにして鎮座ましますおでん様…。

春の到来委と共にコンビニのカウンターから姿を消すおでん、しかし、ここ香川のうどん屋では四季を問わずスタンバってるではないか…。

真夏の昼下がり、水銀柱は余りの高温に破裂し、野良犬は木陰にぶっ倒れ虫の息、蜃気楼が辺りを漂う中、滝のような汗を流しながら、熱々のうどんを啜りながら、おでんを頬張る…ああ、まさにこれはうどん教を修めた者だけが為し得る見技…。

夏は冷やしぶっかけね、うふ！とほざいているそこの貴方、そう、あ・な・た…修行が足らん！！

本日一敗目…おー！いきなり負けかい！一杯だろ！

何だかとってもネガティブなマイ・ＰＣ、愛するカープの惨状が伝染したのかしら？・・・あああ、自ら地雷原に踏み込むとは、迂闊なり！チュド〜〜〜〜ン！！

閑話休題…本日の一杯目、かけの小にエビのかき揚げ天をトッピング…おお、何と言う美しい様式美、真白きうどんの中に真円を描く桜色に揚がりしかき揚げ天、ワインはその色、香り、味を楽しむと言うが、うどんにも同じことが言えるのでか！ドン！・・ああ、私としたことがつい取り乱してしまった、ははは…。

で、ここマルタニ製麺、天ぷらの衣に味が付いていると言うことで、好みが分かれるとの事前情報を入手していたのだが、如何に？・・・むしゃ、もぐもぐもぐ…おー！しっかりとしたエビの食感、微かな甘みが口一杯に広がり…旨めー！！！

では、麺をば、ズズズッー、もぐもぐもぐ…おお、さすが製麺所だけある、しっかりとした歯ごたえ…旨めー！！！

と言うことで、一店目は直球ど真ん中、三球三振！あっぱれ！

本日２軒目…しんせい…。

で、今回メインとして密かに期待を寄せている「しんせい」…。

栗林公園の南の道をひたすら東へ東へ、気が付けばホノルル、ワイキキビーチへ、ああ、日差しが眩しい！あー、ボーイ君、ブルーハワイを一杯頼むよ…な、訳は全然無く在り来たりな住宅地をフラフラ、お！張り紙発見！何々・・「うどん　しんせい　こちら→」

ウワッ！！何つー親切なお店！それも曲がり角毎に親切に張ってあるではないか、これなら如何なアホのおいらでも大丈夫・・・ん？誰がアホやねん！！（…ほんま２重人格者やなー？）

バラエティー溢れるメニュー…。

おお、何たるバラエティー溢れる面々、先程のマルタニ製麺が剛球一本勝負のピッチャーならば、さしずめ、しんせいは１番から９番までくせ者揃いのチーム…。

道案内の張り紙が親切ならば、メニューに関しても親切心の溢れ返り、大きな写真に懇切丁寧なコメント、膨大なメニューを前にして呆然と立ち竦む、悩める子羊たちに一筋の光を投げかけ、

「汝、貧乏故かけ小に、汝、大喰らい故肉３玉に、汝・・・」

と、うどん界のイエス様の如く、メニューを選択、ああ、何と言う奇跡か！（…イエス様はそんなことしねーって…。）

おにぎり各種…。

「あー、うどんも好きなんだけどさー、日本人だからさ、米の飯も喰いたいなー。」

と言う贅沢極まりない悩みを抱えている方の為に、用意させて頂きましたよ、お握りの数々、その種類何と３００種・・・・嘘ですね、誰ーれも信じてくれない、トホホ…。

…と言うことで、何時の日かおおかみおじさんとなって、狼に喰われる哀しい定めのＰｉａｎｏです…。

本日二敗目…またも負けかい？俺のＰＣは負け癖が付いてるのかい？

と言うことで、鯉のぼりに季節も去り、日々負け数が山積し、カープ・ファンにとって艱難辛苦の季節が到来しました、ああ、無情…。

閑話休題…本日２杯目は「肉うどん」

柔らかく煮込まれた讃岐牛、おおー！牛の甘さが口中に広がり、牛なのに旨すぎー！！（…訳分かんねーよ？）

ついでに、わかめも贅沢に天こ盛り、牛の旨味を含んだだしは絶品、うどんも腰がありと、あー！これぞ究極の愛なのね？（…いや…愛とはねーちゃうと思うのよ？）

締めはゴボウ天…。

肉の旨味、だし、麺が渾然一体となって醸し出すワンダフル・ワールド…感激の余り、店先でどんぶり片手にルイ・アームストロングが唄ってますよ、おいおい、おっさん、汁が零れてるよ！（…あり得ねー！！）

と言うことで、野球で言えばエースが豪腕で相手打線を完全に封じ込み、打線は大技小技打線が大爆発、次々とホームベースを駆け抜ける味方のランナー、大差のまま９回、スタンドは興奮の坩堝となり、地鳴りのようなコール！！

「ゴボウ天！！ゴボウ天！！ゴボウ天！！」

絶対の守護神ゴボウ天！圧倒された打者のバットは空しくも空を切り、３者三振、ゲィィィィィームセッッッットー！！！！

オープン・エアもあるで…。

春の日差しが心地よい一角，さながらパリはバスチーユ界隈（…何処やねんそこは？）のカフェか，物憂げに傾けるはコーヒーカップならぬ丼，カフェ・オ・レの香りに替わりに漂うは昆布にかつおのよく効いたおだしの香りが鼻腔をくすぐります…。

なーんだ，高松の町もパリも大して変り無いじゃん！（…全然違うと思う！）

しんせいの森…。

何とオープン・カフェと思いきや…森とは…。

噂によると，彼の森にはうどんの精霊が宿っていらしく，彼らの気紛れか年に１，２人はうどんの丼を持ったまま森に足を踏み込んだまま，行方知らずとなるとのことです，あー，つるかめつるかめ…。

で，只今，ユネスコの世界遺産に申請中とのことですが如何なことか？

泣ぐコはいねがー！！

と言うことで，舞台は一転，秋田は男鹿半島にやって来ました…さすが東北，春は名のみの 風の寒さや，

「おやじ，熱いの一本頼まー，あー，それから，がんもとちくわね！」

・・・・な，訳ねーか？…で，栗林公園に飾ってあった鬼瓦？

泣ぐコはいねがー！！（…もう，いいって…。）

ウーワッ！！花かい！！

この半月と言うものの，花と寝食を共にし，寝ては夢，起きては現幻の花を慕いて３０００里，逆巻く海を乗り越えてやって来ましたブエノスアイレス・・ああ，ここが地の果てなのね？と，頭に向日葵が咲き誇ったありさま・・・早い話が頭のネジが切れてるの・・花の所為で…。

新緑眩しいっす！

と言うことで，久方ぶりぶりの照り焼きの栗林公園（…意味分かんねーって…。），新緑とせせらぎのダブル効果でマイナスイオンが溢れ返っています…。

せっかくなのでビニール袋に入れてとお土産お土産，只だと思うと何だかとっても得した気分，えっへん！（…こらこら，威張ってどーする？）

新緑が水面に映えて…。

清々しいです…栗林公園は我が地元の雄「後楽園」の様式を追求した造園美とはまた違った，野趣溢れる美しさに惹かれます…そう…そう言えば，さっきからおじさんが池で泳いでます，

「いやー，爽快だねー，はははは…，服も久々に洗ったしなー，ははは…。」

いやいや，本当に野趣溢れると言うか，ワイルドと言うか，単なるホームレスじゃん！！と言うか…。

亀吉との再会…。

前々回、後楽園にて縁あって邂逅した「亀吉」…。

己が「井の中の蛙」と同じ境遇にあり、日々安寧と暮らしている、己が亀生に疑問を感じた彼…。

煩悶の結果、後楽園に惜別し、自ら進んで苦難の道を歩むべく世界へと旅だったのだが…、彼の地で再会しようとは・・。

「旦那…その節はお世話になりやした、縁あって栗林公園へしばらく逗留させて頂いておりやす、エ？どうやって海を渡ったのかって？嫌だなー、旦那、休日は瀬戸大橋もＥＴＣ割引で１０００円で渡れるんですぜ、ははは。」

…ははは、ってお前、亀が高速道路通れるのかい？

蓮の花…。

極楽浄土の象徴として描かれる彼の花、目を凝らして見てみると、何ーんと！花の上でお釈迦様が瞑想している姿が見えて・・・くる訳ねーじゃん！

エ？見えたって？あー、春先だからね、偶ーに、居るんだよねそんな人・・悩みでもあんの？お医者さん紹介しようか？

何ーと風流な茶室…。

おー！これぞまさしくジャパニーズ・トラディショナル！

ああ、侘寂の世界ここに極まれり、日本人として生まれからには一度は茶の湯を体験せねば、あー、スタバの椅子に足組んで、だべってる君、そうそう、き・み…正座しなさい、こらこら、誰が椅子の上に正座しろと言ったのよ、で、何飲んでるの？エ？ラテ？寺が逆立ちしたのかい？そんな物は捨てて抹茶にしなさい！日本人なんだから！

ナイアガラ瀑布…。

戦国時代の末期、讃岐の国に開かれたと言う幻の幕府、ナイアガラ幕府…歴史の谷間に埋もれたまま、誰も掘り返さないので、化石になっちゃったよ、あらら、と言う聞くも涙、語るも涙・・・出ないよ…。

と言うことで、雨量が少ない為か、かなり迫力に欠けてます…誰ですか？「かえるの小便」だなんて言ってるのは！かえるに失礼でしょ！おいおい、そう言うかい？

何れ菖蒲か杜若…。

と言われるまでもなく、全くもって区別が付きません、えっへん！（…こらこら、そこは威張る場面じゃ無いって…。）

仮にチューリップの花を差し出され、

「これ菖蒲だよ！綺麗だろー！」

と言われれば、ほほう、これが菖蒲か、なるほど美しいものだ、と、信じてしまうと言う、ああ、人を疑うことを知らぬ、何て純真無垢な心の持ち主なんだろう、俺って…。（…いや…単なるアホだって…。）

掬月亭…。

雁行形態のため、各室が三方ないし四方に開放されており、それぞれ性格の異なる自然を取り込んでおり、どの部屋からも多様な景色を楽しむことができる。

特に水上に張り出した掬月は、南湖越しに庭園を一望できるベストスポット。

と、何時もお馴染みのコピペ、ははは、楽ちん楽ちん、止められまへんなー、がはははは、ゲホッ！ゲホッ！

と言うことで、何人かの方がベストビュー・ポイントで寛いでます、うだやまじい…折角だから余興にクロコダイルか何かが池から飛び出して、寛いでいる人達の度胆を抜いてくれないかしら？（…ジャングル・クルーズかい？ここは？）

・・・・・・・・？？？

何なんですか？これは？と聞かれれば、・・・ウーン？と返答に窮する画、強いて言えば、ローアングルで自生の葉を撮ってみました、自己満足ってやつ？

ああ、ほんの出来心なんですよ、信じて下さいよ旦那、貴重なブログにこんな画を載っけるなんて、俺…俺…、どうかしちまってたんですよ、だから、島流しだけは勘弁して下さいよ、家には腹を空かした年老いたおっ母が待ってんだ、ねえ、旦那！何とか言ってくれよ！旦那ー！！

対岸から見た掬月亭…。

相変わらず池に迫り出した座敷で、数人が美しい眺望を眺め寛いでます…。

羨ましさ余って憎さ百倍、先日、アキバで「セーラームーン初回限定版フィギュア」と交換でロシアン・マフィアから入手した、北朝鮮軍仕様の携帯型無反動ロケットランチャーでも、ぶち込みますかい旦那！エ？北朝鮮軍の物は往々にして瑕疵があるので、暴発でもしたら自分がお陀仏になるから止した方が良いって？じゃ、俺のフィギュアはどーなるのよ？エ？

本格炭火焼き、焼き餅…。

辺りに醤油の焦げる香ばしい香りが漂ってます、本来ならば、するすると触手が伸びるのですが、如何せん、先程食べた肉うどんの肉が胃袋に籠城し、焼き餅の侵略を阻止しています、むむむ、敵もさる者ひっかく者、牛のくせにひっかくとは、恐るべし！

清水がこんこんと…。

湧き出てます、これが石油なら一攫千金億万長者、

「はははは、皆の者、妾の基に跪くのじゃ！」（…嫌な奴やなー…。）

となるのですが、清水なんで、ちーとも銭になりません、ちぇ！…ゲバラ！（…チェ・ゲバラも極東の国のそのまたど田舎で、おやじギャグに使われてると知ったら、草場の陰で歯ぎしりしてることでしょう、なむなむ、ちーん！）

行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…。

こんこんと湧き出る清水はせせらぎとなり、小川となり、川となり、ボルガ河となる、ああ、母なる河ボルガよ…。

吐く息は瞬時にして煌めくダイヤモンドダストとなり、思わずコートの襟に手をやる、こんな日はやはりウオッカに限る、喉を流れ落ちる熱い流れは胃の腑に落ち、すぐさま灯火を灯す、まさに生命の火だ、さあ！みんな！輪になって踊ろう！コサックダンスを！

「お母さん、お母さん！あそこでおじさんがぴょんぴょん跳ねて踊ってるよ、何だろね？」

「しっ！！見るんじゃありません！春先だからね、居るのよねー、変な人がね…。」

偃月橋…。

弓張り月が湖面に影を映すことから名付けられた橋…。

おー！まさしくその言葉どおりの景観、月の満ち欠けにより橋の形状が変わると言う、古今東西世界広しと言えども斯様な摩訶不思議な橋は無いと言う代物…。

月が満ちた折には斜度が４５度えお越え、江戸時代には城下の若者が橋を渡る時間を競い、勝者には殿様から直々に褒美が頂けると言う競技があり、橋に食らい付く者、その者の足を引っ張る者、殴る蹴るの、異種格闘技的バトルが展開され、

「ほほほ、若い者は元気じゃのー、のう、爺よ…。」

と、何時の時代にも施政者とは残忍な者でありんす…。

本日３軒目…さか枝

香川県庁の影の職員食堂として、その名を知られるさか枝…。

開庁日ともなれば９時頃より長蛇の行列が出来、市民オンブズマンからは、

「県庁の職員は、仕事をしに県庁へ登庁しているのか？さか枝にうどんを喰いに来ているのか？」

との抗議の雨霰…、

それに対し県知事が丼片手にさか枝で謝罪会見を開いた為、火に油を注ぐ結果となったことは、香川県庁始まって以来の汚点と言われている…嘘。

何時も賑やか…。

本日、祭日により県庁の背広組の姿が無いにも関わらず、相変わらずの盛況ぶり…。

店内に溢れ返る客だが、何故か知り合い同士らしく、不可思議に思い思い切って尋ねたところ、

「いやー、実は県庁に勤めてましてね、昼飯はねー、さか枝じゃないとね、なんだか調子が狂っちゃって、はははは…。」

…お前らは、普段着の県庁職員かい？

ネギは２杯まで…それを破ったら…。

ははは，どーせ誰も気にしやしねーよ，てんこ盛りにしてねぎうどんーの出来上がりー。

何ーて，脳天気に喜んでいる貴方，そう，あ・な・た…禁断の木の実を喰らっちゃいましたね，ふふふ，もう手遅れ，後ろを見てごらんなさい，屈強な２人組が腕組んでお・ま・ち・か・ね…。

それから５分後…県庁の天辺からロープで中釣りにされ，泣き喚いてる男が１人，なむなむ，ちーん！

本日３杯目は…かまたま＆ちく天

と言うことで，本日のフィナーレを飾るの何と言っても，かまたま…汁，汁とくれば最後はさっぱりとかまたまで締めくくるのが王道・・・・・？？か？

だってね，腹が…腹が…だし汁でちゃぷちゃぷ言ってんのよ…おじさん限界…出し見たくない…。

かまたまは速攻で…。

Ｂクイックです…何の事かおじさも分んないー，って，なに可愛い子ぶとんじゃ！アホ！！

と言うことで，かまたまは，速攻で混ぜましょうね！たとえ恋人と愛を囁き合いたくとも，じいちゃんが御臨終間際で最後の一言を呟いていようとも，心を鬼にしてひたすら混ぜるのです，さすれば，ほーら，美味しそうな半熟かまたまの出来上がり！！

恋人と囁きあってたり，じいちゃーん，死んじゃ嫌だーと泣き叫んでいた貴方達，うどんの生たまごかけ喰ってください，ご愁傷様…。

じゃ，頂きまーす！！じゅるじゅるじゅる，はむはむはむ，旨ーーーい！！！！とろとろ半熟たまごがタレと合わさって絶妙なお味，はははは，ちく天も旨いし，うどん天国万歳ー！！

この旅行記へのコメント （11）

• Anonymous Travellerさん 2010/01/28 06:34:22

  はじめまして。

  pianoさん
  
  いつも弊旅行記にお越しいただきありがとうございます。
  改めてはじめまして。フルヲと申します。
  
  いやはや、美味しそうな画像がたくさんで欲求不満がたまってしまい大変でした。うどん本当に美味しそうですねぇ・・・
  
  あと「ナイアガラ瀑布」はかなり笑わせて頂きました（笑）
  
  元原チャ乗りとしては他の原チャでゴーシリーズを筆頭に別の旅行記もゆっくりと拝見させて頂きますね。
  
  フルヲ

  pianoさん からの返信 2010/02/06 19:31:34

  こんばんはー

  フルヲさん初めましてー！！
  
  モニュメントバレー…，スゲーの一言，ここは本当に地球なの…？！知らない間にアバターの世界に飛ばされたんじゃねーの的ショック！やっぱ，アメリカはでけーや，ですね…，
  
  で…，当方は寒さに負けて自主的自宅謹慎中…，根性無しです，タ○無しとも言います…，久々に讃岐うどんでも喰いの行きたいのですが，寒さと天秤に掛けると…，自宅謹慎が勝ってしまいますだ…，
  
  では，良い旅を！

• swｅｅｔbasilさん 2009/06/02 10:03:41

  おはようございます

  いつもお越しいただきありがとうございます。
  うどん・・・無茶苦茶うまそうです！
  ああ・・・行ってみたい♪

  pianoさん からの返信 2009/06/05 17:14:56

  こんちはー

  今回の収穫は「しんせい」の肉うどん…柔らかい讃岐牛が無茶苦茶旨めー！
  肉の旨味が汁に溶け込んで、ああ、感激の涙ボロボロー！
  
  と言うことで、讃岐うどん巡礼の旅は当分続きそうです、讃岐うどんの世界は深いねー！
  
  では、良い旅を。

• イモジェンヌさん 2009/05/27 20:44:16

  こんばんは。

  讃岐うどん、素晴らしいです！
  昨年、直島へ行きました。三原から行ったので、宇野港からです。
  で、直島の裏玄関みたいな、いきなり、三菱マテリアルの採掘場みたいなところに到着。でも人々は親切に道を教えてくれて、かえって空いててよかったです。
  しょぼい007誘致現場にも訪れました。
  道の駅ならぬ、海の駅から帰りのフェリーに乗ったんです、、が！
  時間も無かったし、でも食い意地の張った3人組（私含む）で冷うどんを一人前たのみました。おなかも一杯だったので。
  その美味しさにビックリびっくり！ああ、もう2〜3人前お願い。あ、フェリーが、時間が、、、
  
  そうだ、岡山から行ったから意識しなかったから忘れていたけれど、ここは讃岐だったんだ、と。
  
  また直島行きたいです。
  
  

• さとみきさん 2009/05/27 05:27:45

  おいしそうです♪

  おはようございます。
  
  あまりのおいしさに・・・
  朝から
  ゴックンです。

  pianoさん からの返信 2009/05/28 16:03:48

  こんちはー

  良いですねー、讃岐の人は、普段着の食事が旨い、それってかなりリッチ！
  
  バリエーションも豊富だから飽きも来ないし、値段もお財布に優しいプライス、毎日でも喰えまっせ！
  
  では、良い旅を。

• 浅山 (あさやん)さん 2009/05/23 09:29:27

  あさ

  うどん行客　ですかい
  
  
  で　お味はいかが。。
  
  
  けれど　やりますね
  
  
  ６連休　　れれれれれれ　　爆
  
  
  そのうちあっしーも。。
  
  
  

  pianoさん からの返信 2009/05/26 17:10:25

  こんちはー

  あー、金も無いのに、なまじ６連休もあるとね、空しくなるのよ、不況不況と言いつつもＴＶ見れば相も変わらず、渡航ラッシュ…お前らなー、世間を舐めとんかい？ははは、嫉妬してんだねー、嫌だねー・・・。
  
  うどん…旨い！！香川の人は羨ましいですね、あーんなレベルの高いお店が林立していて、おまけにこのご時世に安いこと安いこと…。
  
  では、良い旅を。

• 浅山 (あさやん)さん 2009/05/21 08:18:00

  あさ

  　あれーーうどん　　さては　となりでたべていたのが
  
  pianoさん　　まさかーーー?????
  
  なんてね。。。

  pianoさん からの返信 2009/05/23 20:31:26

  こんばんはー

  そうそう，俺，俺でんがな…。
  
  あささんが余所見してる隙にちく天貰いましたがな，ありがと・・
  
  では，良い旅を。