2009/05/06 - 2009/05/06
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吉備津彦さん
本来の祭神は出雲系の建御名方ではなくミシャグチ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神などの諏訪地方の土着の神々であるとされる。なお、上記の神々は現在は神性が習合、混同されているため全てミシャグチか建御名方として扱われる事が多く区別されることは非常に稀である。神事や祭祀は今尚その殆どが土着信仰に関わるものであるとされる。
記紀神話が伝えるところでは、天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に先立ち、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、出雲を支配していた大国主命に国譲り、つまり出雲王朝の支配権を譲渡するように迫ったという。これに対して、大国主の長男である建御名方命が、国譲りに反対し、武甕槌命と相撲をしたが負けてしまった。そこで建御名方命は諏訪まで逃れ、その地で王国を築いたという。諏訪大社の起源は、この神話にあるといわれている。
というのも、この神話が天皇家を中心とする律令制国家の成立の過程で、政治的な理由のために、後から作り上げられたものであるとする説がほぼ確定しているためである。本来は古来から信仰されていた土着の神(国津神)であり、その縄文時代以来の土着信仰は、御柱祭などの諏訪神社の祭祀行事全般に名残を残している。
この御柱であるが、それ以前のミシャグチ信仰の石柱との関連性があるという説が有力である。神長官守矢によると御柱はミシャグチを降ろす依り代であるとの事。また富士見町の御射山(みさやま)や松本市の三才山(みさやま)などの地名は、このミシャグチ信仰が地名として残ったものとも言われている。
尚、八幡や住吉など他の信仰にも見られるように個々の祭神が意識される事は少なく、纏めて「諏訪大明神」として扱われる事が殆どで他に「お諏訪様」、「諏訪大神」などと呼ばれている。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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諏訪明神の信仰の原点といわれる。宮のみあるが、現在神体は祭られていない。御頭祭(後述)において、十間廊が使用される。
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鳥居を潜って参道を上がるとまた鳥居があります。
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諏訪大社上社前宮神殿跡 寺・神社・教会
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イチオシ
諏訪湖
諏訪湖(長野県諏訪市) 自然・景勝地
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