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矢板市巡りの最後の予定地、寺山観音寺のご紹介です。寺山地区は矢板市北部になります。寺山観音寺は矢板市街から県道矢板・那須線を北上して下太田の交差点を左折します。東北道をくぐり、りんご園が連なる道を進みます。しばらく行くと道沿いに看板があり、その脇道から山を登り始めますが、ここもまた細い道です。それを5分ほど登っていくと開けた場所に出ます。正面に参道、右側の道をもう少し登ると駐車場があります。駐車場はかなり広いです。自分が行った時間、境内は住職が火燃しをしていたので煙が。。。ちょっとムセながら参拝を始めました。<br /><br />寺山観音寺は正式名称を「与楽山観音寺」。下野三十三観音札所・第7番になります。神亀元年(724)に行基菩薩が、現在場所より10キロ北方の剣が峰の麓に法相宗・法楽寺を建立したのが起源とされています。<br /><br />のちの延暦22年(803)に雷火によって焼失しますが、観音堂と本尊は無事だったために大同元年(806)に徳一上人によって現在地に再興されることとなりました。現在の宗派は真言宗、本尊は千手観音菩薩です。<br /><br />今でも風格がある佇まいですが、隆盛時には塩谷氏の祈願寺とされており塩谷地方の中本山として18の末寺を有するほどであったそうです。当時から門前には寺を守る村が形成されていたそうで、今も数は減りましたが数世帯が住居を構えています。

寺山観音寺。

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2007/06/26 - 2007/06/26

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フロッガー

フロッガーさん

矢板市巡りの最後の予定地、寺山観音寺のご紹介です。寺山地区は矢板市北部になります。寺山観音寺は矢板市街から県道矢板・那須線を北上して下太田の交差点を左折します。東北道をくぐり、りんご園が連なる道を進みます。しばらく行くと道沿いに看板があり、その脇道から山を登り始めますが、ここもまた細い道です。それを5分ほど登っていくと開けた場所に出ます。正面に参道、右側の道をもう少し登ると駐車場があります。駐車場はかなり広いです。自分が行った時間、境内は住職が火燃しをしていたので煙が。。。ちょっとムセながら参拝を始めました。

寺山観音寺は正式名称を「与楽山観音寺」。下野三十三観音札所・第7番になります。神亀元年(724)に行基菩薩が、現在場所より10キロ北方の剣が峰の麓に法相宗・法楽寺を建立したのが起源とされています。

のちの延暦22年(803)に雷火によって焼失しますが、観音堂と本尊は無事だったために大同元年(806)に徳一上人によって現在地に再興されることとなりました。現在の宗派は真言宗、本尊は千手観音菩薩です。

今でも風格がある佇まいですが、隆盛時には塩谷氏の祈願寺とされており塩谷地方の中本山として18の末寺を有するほどであったそうです。当時から門前には寺を守る村が形成されていたそうで、今も数は減りましたが数世帯が住居を構えています。

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  • 本尊、木造千手観音像は鎌倉初期の物で秘仏とされ開扉は60年に一度です(前回は昭和59年)。他に木造毘沙門天立像・木造不動明王立像などが安置されています。仁王門横にそびえる大イチョウは県の天然記念物指定された推定樹齢360年のものです。

    本尊、木造千手観音像は鎌倉初期の物で秘仏とされ開扉は60年に一度です(前回は昭和59年)。他に木造毘沙門天立像・木造不動明王立像などが安置されています。仁王門横にそびえる大イチョウは県の天然記念物指定された推定樹齢360年のものです。

  • 境内は、杉に囲まれて昼間でも薄暗いです。まず目に付くのが太鼓橋。地元で産出された石を使っています。

    境内は、杉に囲まれて昼間でも薄暗いです。まず目に付くのが太鼓橋。地元で産出された石を使っています。

  • 仁王門。

    仁王門。

  • 観音堂。

    観音堂。

  • 六地蔵尊。

    六地蔵尊。

  • イチョウ。

    イチョウ。

  • 16羅漢。

    16羅漢。

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