リール滞在

2009/03/16 - 2009/04/02

仕事の関係で，フランス北部，ベルギーとの国境に近いLille(リール)という街に3週間滞在しました．こちらの学校で講義をしたり，共同研究の打ち合わせをしたりという生活でした．LilleはパリからTGVで1時間，ベルギーの首都ブリュッセルまでEuroStarで30分です．

エリア リール(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エールフランス

Lilleへはパリの北駅(Gare de Nord)からTGVで行きます．乗車時間は約1時間．

TGVはLille Frandres(リールフランドール)という駅に到着します．Lilleにはもう一つLille Europe(リール・ヨーロッパ)という駅もあります．こちらはロンドンーブリュッセルを結ぶEuroStarや，Lilleからナント，リヨン，マルセイユ行きなどの長距離列車が発着する駅です．

Lille Frandres駅の正面を出ると，こういう彫像がいくつも並んでいます．高さは4~5mぐらいで，通り沿いに20個ぐらい並んでいました．やや不気味な彫像でした．

17世紀頃の証券取引所の跡だそうです．今は内部が古本街になっています．立派な建物です．

Lilleのオペラ座です．

こちらの大変立派な塔がある建物は郵便局です．

3週間滞在したEcole Centrale de Lille (Lille中央工学校)というGrand Ecole(大学院大学)の寮の建物です．この建物の1階の一番左端が私の部屋でした．

街の中心部から少し離れたところにある古い教会の鐘楼．

その鐘楼のすぐそばに立つ新しい教会堂

町並みはいかにもヨーロッパという雰囲気でした．

クラシカルなスタイルのLille Franders駅とLille Europe駅の間にある近代的なショッピングセンター，Eura Lilleです．

Lilleにも何軒かの日本料理店があります．これはたまたま目に付いた「北海道」というお店です．この店の向かい側にも「富士山」というお店がありました．

近代的なLille Europe駅．ロンドンからのEuroStarや，Nantes，Lyonなどの長距離TGVが発着します．

Lille Europe駅の前に会ったオブジェ．高さは3mぐらいあります．ちょっと不気味・・・

ステーキのように見えますが，ミンチ肉を固めたものです．まあタマネギなどの野菜と小麦粉やタマゴなどのつなぎのないハンバーグだと思ってください．フランスではけっこうポピュラーなものらしく，どのレストランでもありました．

日曜日に開かれる朝市です．Gambettaと言うそうです．これが開かれる通りの名もRue de Gambetta（朝市通り）という名前です．

大量のローストチキンです．こういう屋台が何軒も出ていました．もちろんここで食べるのではなく，家に持ち帰って食べるものです．

食べ物だけでなく，衣類や日用品，靴，古本など，ありとあらゆるものが売っていました．売っている人は中東・アフリカ系（と言ってもモロッコやチュニジア系）の人が多かったように思います．

日曜日の正午頃の繁華街（？）の様子です．Lilleに限らず，フランス全般に日曜日はお店が閉まります．パリの有名なデパートであるギャラリエ・ラファイエットとかプランタンなどの有名店も，日曜日はお休みです．

Lille滞在中に仕事でナント(Nantes)とリヨン(Lyon)に行ってきました．これはナントにあるパッサージュ・ポムレという有名なアーケードです．アーケードと言っても3階建てでクラシカルなデコレーションがなされている素敵なショッピング街でした．

ナントにある昔の領主様（ブルゴーニュ大公）のお城です．

中庭までは無料で入れます．建物の中に入るのは有料でした．

いかにも「西洋のお城」という雰囲気の建物でした．

Lilleを離れる前日に，お世話になったW先生ご夫妻とLilleのレストランに行きました．昔の城壁の上にレストランを設置したものです．

お世話になったW先生ご夫妻．ご主人は化学の先生で奥さんは英文学の先生です．学校は違いますが，いずれのLilleの街にある大学でお仕事をされています．

ヨーロッパには昔の有名人の名前をつけた道がけっこうあります．この2つ(Carl Gauss通りとHenri Poincare通り)もそうです．いずれも数学者（前者はドイツ，後者はフランス）の名前です．Lille大学の数学科の建物は，この通り沿いに建っています．