小金井花だより（７）井の頭・花の宴。

2009/04/10 - 2009/04/10

春の桜、花便りの最後を締めるのは、何といっても花の宴。まあ、早い話、夜桜見物に名を借りた酒盛りですね。

４月１０日金曜日、もう気の早い桜もそろそろ終わりになりかけた井の頭公園。午後の早い時間から、花好きの人々が集まりだしている。

当方、暇人につき早々と陣取り。伊勢屋の焼き鳥、高良の手羽先を大量に仕入れ、お歴々のご到来を待つ。

４月も中旬、６時になってもそこかしこにまだ夕陽も残る中、漸く皆さんのお揃いで、夜宴が始まる。

先日、中国山東省から買ってきた中国のお酒で先ずカンパイ。続いてフランス・シャルドネワイン。

流石に、ここにはタイのラオカオはなかったが、和洋中、の３種混合。

風になびく花びらを受け止め、酔う人は酔い、陶酔の気分となる。

「さまざまの　こと思ひ出す　桜かな」

先月義母も亡くなった。今年の桜も今宵で見納めとなる・・・

エリア 東京

夕方の早い時間から花見客が続々集まってきている。

井の頭池に浮かぶボート。

奥行きの深い池に、桜の枝が湖面に流れ落ちている。

江戸時代、徳川将軍家の鷹狩りの跡地。一時天皇家の所有になり、今は恩賜公園となっている。

陽もようやく西に傾き、鴨も帰巣する。

夜の帳、酔声のみが夜の桜に木霊する・・・