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今から1300年以上前、古(いにしえ)の日本人たちが<br />藤原京から遷都した平城宮目指して歩いたという奈良盆地<br />の東山裾を縫う一本の細い道、「山の辺の道」。<br />今も当時と変わらぬ生活道路ですが、未舗装の路傍の石や<br />野草までが昔話を語りかけてくれそうな道でした。<br />春の一日、近江路コミュのメンバーとともに楽しむことが<br />できました。

山の辺の道この先、千年先も今の景色と雰囲気が楽しめますように

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2009/04/11 - 2009/04/11

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はなかみno王子

はなかみno王子さん

今から1300年以上前、古(いにしえ)の日本人たちが
藤原京から遷都した平城宮目指して歩いたという奈良盆地
の東山裾を縫う一本の細い道、「山の辺の道」。
今も当時と変わらぬ生活道路ですが、未舗装の路傍の石や
野草までが昔話を語りかけてくれそうな道でした。
春の一日、近江路コミュのメンバーとともに楽しむことが
できました。

  • 山の辺の道は奈良県奈良市から天理市を通って桜井市間での約20KMの道を言います。写真赤い部分が天理市。紀伊半島の真ん中に位置します。ここから日本の歴史が始まった。。。

    山の辺の道は奈良県奈良市から天理市を通って桜井市間での約20KMの道を言います。写真赤い部分が天理市。紀伊半島の真ん中に位置します。ここから日本の歴史が始まった。。。

  • このうち、歴史街道として一般的なのは天理市にある石上神宮(この写真)から桜井市の大神神社(三輪神社)までの約15KMです。

    このうち、歴史街道として一般的なのは天理市にある石上神宮(この写真)から桜井市の大神神社(三輪神社)までの約15KMです。

  • 手水舎(ちょうずや)傍には白い手ぬぐいが三枚、風にはためく。

    手水舎(ちょうずや)傍には白い手ぬぐいが三枚、風にはためく。

  • 石上神宮は、日本書紀に記された伊勢神宮並ぶ日本最古と思われる神社です。このウシの云われは不明。

    石上神宮は、日本書紀に記された伊勢神宮並ぶ日本最古と思われる神社です。このウシの云われは不明。

  • 石上神宮の闘鶏。数羽放し飼いしてありますが云われは不明。

    石上神宮の闘鶏。数羽放し飼いしてありますが云われは不明。

  • 突然現れたサクラ鑑賞スポット、内山永久寺跡(うちやまえいきゅうじあと)。息を呑む景色が目に飛び込んできました。

    突然現れたサクラ鑑賞スポット、内山永久寺跡(うちやまえいきゅうじあと)。息を呑む景色が目に飛び込んできました。

  • もちろん都のような絢爛豪華な美しさはありませんが、素朴さの中で溢れる歴史と自然の力が感じられたサクラでした。

    もちろん都のような絢爛豪華な美しさはありませんが、素朴さの中で溢れる歴史と自然の力が感じられたサクラでした。

  • 爽やかな春風が、時折吹雪のように花びらを池面に散らしていきます。山の辺の春、素晴らしい光景でした。

    爽やかな春風が、時折吹雪のように花びらを池面に散らしていきます。山の辺の春、素晴らしい光景でした。

  • 路傍でみつけた野草1号。エンゴサクの仲間かな?

    路傍でみつけた野草1号。エンゴサクの仲間かな?

  • 路傍2号ことウマノアシガタ(出典:ツーリスト今中さま)。黄色い花びらの内側が日の光でテカテカ輝いていました。

    路傍2号ことウマノアシガタ(出典:ツーリスト今中さま)。黄色い花びらの内側が日の光でテカテカ輝いていました。

  • もみじとさくら。ここで昼食とりました。この枝の下でキャプテンKがお昼寝してました。

    もみじとさくら。ここで昼食とりました。この枝の下でキャプテンKがお昼寝してました。

  • この景色、古の山の辺、代表するのでは?と王子ひとり思ってます。

    この景色、古の山の辺、代表するのでは?と王子ひとり思ってます。

  • 菜の花畑の向こうには、聖徳太子も通ったと言われる二上山の姿が霞んで見えます。なんでもない荒畑でしたが、この地でも歴史の尊さ感じる王子でした。<br />

    菜の花畑の向こうには、聖徳太子も通ったと言われる二上山の姿が霞んで見えます。なんでもない荒畑でしたが、この地でも歴史の尊さ感じる王子でした。

  • 山の辺で見かける、小高い丘は全て古墳でした。この盛り上がった畑も古墳。古墳は畑に利用されています。丘の上のおじいさん、畑作ガンバレ!

    山の辺で見かける、小高い丘は全て古墳でした。この盛り上がった畑も古墳。古墳は畑に利用されています。丘の上のおじいさん、畑作ガンバレ!

  • そしてこの地で歴史と環境守ってくださいね。

    そしてこの地で歴史と環境守ってくださいね。

  • 静かな静かな里の春。。。。

    静かな静かな里の春。。。。

  • 路傍の畑で、レンゲ草発見!感動。。。

    路傍の畑で、レンゲ草発見!感動。。。

  • 午後3時、やっと長岳寺に到着。奈良時代建立の鐘楼にサクラが満開。。。

    午後3時、やっと長岳寺に到着。奈良時代建立の鐘楼にサクラが満開。。。

  • 長岳寺境内の石仏。。

    長岳寺境内の石仏。。

  • 感慨深く傾き始めた夕陽に照らされた古墳を見上げる、近江路コミュメンバー。

    感慨深く傾き始めた夕陽に照らされた古墳を見上げる、近江路コミュメンバー。

  • やはり、山の辺には山と緑と畑が似合う。。。<br />現代文化や世俗を寄せ付けない、また似合わない山の辺の道。大和生まれの王子が大好きなところです。。この先、何百年、いや先年経ってもこの景色と雰囲気が楽しめますように。。

    やはり、山の辺には山と緑と畑が似合う。。。
    現代文化や世俗を寄せ付けない、また似合わない山の辺の道。大和生まれの王子が大好きなところです。。この先、何百年、いや先年経ってもこの景色と雰囲気が楽しめますように。。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • キャプテンKさん 2009/04/23 21:57:32
    悠久のとき
    眺めてる姿が映った風景をさらに振り返りながら

    この道をゆく人たちや動物も、はるか昔の時代から…

    いいところへ案内していただけました

    感謝感激です

    これから季節が進む、情景を想像しながら…

    はなかみno王子

    はなかみno王子さん からの返信 2009/04/23 22:35:03
    RE: 悠久のとき
    > 眺めてる姿が映った風景をさらに振り返りながら
    > この道をゆく人たちや動物も、はるか昔の時代から…

    旅先で見る景色に歴史を重ね合わせると。。。。
    いろんな想像が自分の頭の中で湧き上がって楽しい
    ですよね。。。
    古代人が、今立っている同じ場所で同じ景色を見ていたと
    思うだけで、自分がこれから先、新たな千年の歴史を作る
    主人公なんだと思ってしまいます。

    次回は、近江路で歴史を体験しましょう!!

    はなかみno王子

  • ツーリスト今中さん 2009/04/16 00:01:54
    黄色1号路傍2号は
    キンポウゲ科の
    バターカップ=ウマノアシガタ
    だと思います。

    ピカピカ光って綺麗ですよね。

    キンポウゲ科は福寿草に代表される黄色仲間と
    イチゲに代表される白色仲間がありますね(*^^)v
    でもいずれもとっても可憐です♪

    「花神no王子」さまに
    改名する日も近いのでは?

    はなかみno王子

    はなかみno王子さん からの返信 2009/04/16 07:02:00
    RE: 黄色1号路傍2号は
    > キンポウゲ科の
    > バターカップ=ウマノアシガタ

    ご教示ありがとうございます。
    また、花の知識が増えました。
    (覚えている間の一瞬だけですが)
    >
    > ピカピカ光って綺麗ですよね。
    >
    そうです。。。

    でもどうして、似ても似つかぬ名前をつけたんだろう!?
    不思議。。。英名、Jpanese buttercupは判りやすい。。

    > 花神no王子
  • ツーリスト今中さん 2009/04/14 23:52:54
    絶好調ですね!
    ふるさと再発見?
    それとも歩きなれた道?
    のどかな山の辺の道の情景に
    古に思いを巡らせました。

    春の陽射しの中、
    絶好調と見ました。

    桜、、、
    山に咲く桜が良いなぁ。
    ポッポッと淡いピンクが山に彩りを添える、、、、、。

    水面に散る花びらも「いとおかし」

    すっかり花の王子さまに変身ですね。

    完成を待っています。

    はなかみno王子

    はなかみno王子さん からの返信 2009/04/15 21:02:20
    古の日本人たちが体験したのと同じ世界
    ツーリスト今中さま
    こんばんは。

    > ふるさと再発見?
    > それとも歩きなれた道?

    この道は、プライベートな感傷に浸る道ではありません。
    古の日本人たちが体験したのと同じ世界が体感できる
    数少ない道ですから。
    確かに、道の一部は舗装されたり、畑には農業用のビニル
    ハウスがあったりして当時には無かったものが目に飛び込
    んできますが、奈良盆地の西側遠くに望む生駒山や二上山、
    葛城山そして畝傍、耳成、香具山の大和三山は1200年前と
    全く同じ姿でこの地から望むことができるんです。
    それぞれの山や景色には歴史の物語があります。。。。

    この道を歩いて、古代史を偲ぶ。
    これが山の辺の道歩きの真髄だと思います。

    サクラや野草はあくまで、旅のトッピングのようなものと
    思います。そんな気持ちで歩きました。良かった。。。

    はなかみno王子

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