プノンペン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
カンボジアのダークサイド・・・。 <br />ポルポト派、クメールルージュの大虐殺。 <br />狂気の負の遺産。 <br /><br />と、その前に。ちょっと良い話。 <br />プノンペンに着き、バスを降りたところであることに気づく。 <br />皆、荷物と交換にタグを渡している。 <br />嫌な予感は例によってもちろん的中。 <br />ピックアップバスに積んだまま、シェムリアップにスーツケースを放置してきてしまったようで・・・。 <br />そのまま乗せ換えてくれてると思ってたんだけど・・・。 <br />もう八つ裂きにされて全て奪われてるな。 <br />と思ったら・・・。 <br />次の便で到着。 <br />バス会社の人、みんなすごく親切で迅速に対応してくれて、優しく愉快な人達だった。 <br />感謝、感激。 <br /><br />3月11日 <br /><br />プノンペンでは現地駐在中のタイ人の友人宅で世話になる。 <br />インターコンのレジデンス。至極快適。 <br />プノンペン、いい所だなあ。。。と、ルンルン気分で向かった王宮はパーティー中で入れなかったので、トゥクトゥクで13km郊外にあるキリングフィールドに向かう。 <br />社会主義革命の虐殺跡地、というくらいの認識。 <br />40℃を超える炎天下、一見ただの野原。ぼこぼこ直径2、3mくらいの窪みがあって、大木があって・・・。 <br />随所にある説明書きの看板を読むと・・・。 <br />この穴には囚人が生きたまま埋められ・・・この木には声の大きい囚人が呻き声を上げないよう吊るされ・・・この木では子供の頭を叩きつけ殺し・・・。 <br />そして慰霊塔には無数の頭蓋骨。 <br />何事も無かったかのようにプルメリアが綺麗に咲いていて、鳥や虫の鳴き声が聞こえて、正直なんだか実感が沸かず、当時の様子を想像することもできず、慰霊塔で黙祷を捧げ、混乱したまま市内へ戻った。 <br />あの骸骨は何なのか。何の為の処刑だったのか。何であんなことになったのか。 <br />いろんな疑問が沸いてきて、トゥール・スレン虐殺博物館に向かう。 <br />昔は高校として使われていた建物で、クメールルージュ支配下では刑務所と言う名の拷問施設として使われていた。 <br /><br />あまりに凄惨な内容過ぎて書けないので、興味のある人は以下参照 <br /><br />http://ja.wikipedia.org/wiki/S21  <br /><br />犠牲者の顔写真が部屋中にパネルで展示されているのを見て、頭に血が上り全身鳥肌が立って吐き気がした。 <br />あの頭蓋骨たちの顔だ。 <br />その辺にいる普通のおじさん、おばさん、兄さん、姉さん、洟垂れ小僧や赤ちゃんを抱いた母親・・・。 <br />30年ほど前まで普通にプノンペンで暮らしていた人たち・・・。 <br />都市に暮らす人々は、医者だろうと学者だろうと、クメールルージュによって強制的に農村に移住させられ、家族という単位も崩壊させられ、国家の家畜のように農業生産の道具として扱われた。 <br />“手がキレイ”と言う理由だけで、農業従事者ではないインテリ危険分子と見なされ拷問、処刑されたという。 <br />右上の写真は少年看守・・・この子達は洗脳され、罪も無い人々に拷問を行い、後には口封じに殺される。信じられない・・・。 <br /><br />ポーランドのアウシュビッツも囚人に過酷な労働をさせ、ガス室送りにする陰惨な殺人工場だったけど、トゥール・スレンは、物凄い卑劣な方法で拷問され、拷問から逃れ処刑されるためにやってもいない罪状を吐かされる生き地獄だった。 <br /><br />ほんの30数年前の出来事。 <br />所長のドッチはまだ生きている・・・。 <br /><br /><br />その後一度家に戻り、気を取り直して王宮に行くが、観光気分は吹っ飛んで、どんよりと楽しむどころでは無く、早々と引き上げた。 <br />夜は友人と、昔外国人記者クラブだったバー、FCCに行きトレンサップ川を眺めながらアンコールビールを飲む。 <br />そういや一ノ瀬泰造も、最後は地雷じゃなくクメール・ルージュに捕らえられて処刑されたらしい。 <br />

カンボジアの光と陰 負の遺産

3いいね!

2009/03/10 - 2009/03/12

823位(同エリア1015件中)

1

5

Who?Me.

Who?Me.さん

カンボジアのダークサイド・・・。
ポルポト派、クメールルージュの大虐殺。
狂気の負の遺産。

と、その前に。ちょっと良い話。
プノンペンに着き、バスを降りたところであることに気づく。
皆、荷物と交換にタグを渡している。
嫌な予感は例によってもちろん的中。
ピックアップバスに積んだまま、シェムリアップにスーツケースを放置してきてしまったようで・・・。
そのまま乗せ換えてくれてると思ってたんだけど・・・。
もう八つ裂きにされて全て奪われてるな。
と思ったら・・・。
次の便で到着。
バス会社の人、みんなすごく親切で迅速に対応してくれて、優しく愉快な人達だった。
感謝、感激。

3月11日

プノンペンでは現地駐在中のタイ人の友人宅で世話になる。
インターコンのレジデンス。至極快適。
プノンペン、いい所だなあ。。。と、ルンルン気分で向かった王宮はパーティー中で入れなかったので、トゥクトゥクで13km郊外にあるキリングフィールドに向かう。
社会主義革命の虐殺跡地、というくらいの認識。
40℃を超える炎天下、一見ただの野原。ぼこぼこ直径2、3mくらいの窪みがあって、大木があって・・・。
随所にある説明書きの看板を読むと・・・。
この穴には囚人が生きたまま埋められ・・・この木には声の大きい囚人が呻き声を上げないよう吊るされ・・・この木では子供の頭を叩きつけ殺し・・・。
そして慰霊塔には無数の頭蓋骨。
何事も無かったかのようにプルメリアが綺麗に咲いていて、鳥や虫の鳴き声が聞こえて、正直なんだか実感が沸かず、当時の様子を想像することもできず、慰霊塔で黙祷を捧げ、混乱したまま市内へ戻った。
あの骸骨は何なのか。何の為の処刑だったのか。何であんなことになったのか。
いろんな疑問が沸いてきて、トゥール・スレン虐殺博物館に向かう。
昔は高校として使われていた建物で、クメールルージュ支配下では刑務所と言う名の拷問施設として使われていた。

あまりに凄惨な内容過ぎて書けないので、興味のある人は以下参照

http://ja.wikipedia.org/wiki/S21 

犠牲者の顔写真が部屋中にパネルで展示されているのを見て、頭に血が上り全身鳥肌が立って吐き気がした。
あの頭蓋骨たちの顔だ。
その辺にいる普通のおじさん、おばさん、兄さん、姉さん、洟垂れ小僧や赤ちゃんを抱いた母親・・・。
30年ほど前まで普通にプノンペンで暮らしていた人たち・・・。
都市に暮らす人々は、医者だろうと学者だろうと、クメールルージュによって強制的に農村に移住させられ、家族という単位も崩壊させられ、国家の家畜のように農業生産の道具として扱われた。
“手がキレイ”と言う理由だけで、農業従事者ではないインテリ危険分子と見なされ拷問、処刑されたという。
右上の写真は少年看守・・・この子達は洗脳され、罪も無い人々に拷問を行い、後には口封じに殺される。信じられない・・・。

ポーランドのアウシュビッツも囚人に過酷な労働をさせ、ガス室送りにする陰惨な殺人工場だったけど、トゥール・スレンは、物凄い卑劣な方法で拷問され、拷問から逃れ処刑されるためにやってもいない罪状を吐かされる生き地獄だった。

ほんの30数年前の出来事。
所長のドッチはまだ生きている・・・。


その後一度家に戻り、気を取り直して王宮に行くが、観光気分は吹っ飛んで、どんよりと楽しむどころでは無く、早々と引き上げた。
夜は友人と、昔外国人記者クラブだったバー、FCCに行きトレンサップ川を眺めながらアンコールビールを飲む。
そういや一ノ瀬泰造も、最後は地雷じゃなくクメール・ルージュに捕らえられて処刑されたらしい。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
  • 無数の頭蓋骨が無防備に並べられている。<br />なんだかこれが人だったとは思えず、実感が沸かない。<br />私おかしいのかな・・・。

    無数の頭蓋骨が無防備に並べられている。
    なんだかこれが人だったとは思えず、実感が沸かない。
    私おかしいのかな・・・。

  • 番号札がついてないのでこれらは少年看守と思われる。<br />こんな普通の子供たちが残虐な拷問を行っていたなんて、信じられない。

    番号札がついてないのでこれらは少年看守と思われる。
    こんな普通の子供たちが残虐な拷問を行っていたなんて、信じられない。

  • 当時のままの独房。<br />血の気が引いてくる。

    当時のままの独房。
    血の気が引いてくる。

  • 何を禁止しているのかよく分からず。<br />笑うなと言うことか。<br />

    何を禁止しているのかよく分からず。
    笑うなと言うことか。

  • 拷問道具とその使用方法の展示。<br />実際に使われていたもの・・・。

    拷問道具とその使用方法の展示。
    実際に使われていたもの・・・。

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (1)

開く

閉じる

  • yuk-inaさん 2009/05/20 00:06:40
    おお!Who?Me.さん
    この写真に見覚えが・・・と思って来てみると、Who?Me.さんじゃあ ありませんか!

    一昨年の難民映画祭で「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」
    クメール・ルージュの元党員(S21の看守。拷問する側)と生存者(収容者。拷問される側)との対話によって拷問や虐殺をめぐる証言を得るというドキュメンタリーを観ました。
    ほんとにすさまじいものでしたが、実際にご覧になられたんですね。
    私はアンコールワットなど、光の部分しか見ていません。
    旅行をする時は陰も含めて、その国を見つめることが大切だと思うんですが、なかなかできることじゃないですね。

    yuk-ina(yukari)

Who?Me.さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

カンボジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
カンボジア最安 112円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

カンボジアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP