シントラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2月23日(木)第3日目 <br /><br />リスボンのセント・アポローニャ駅からオリエント駅乗換えで行くこと約一時間。シントラという街に行くことにした。切符の買い方から、乗換駅での下車まで、たくさんの人に助けてもらいながら、やっとシントラに到着したのはお昼ごろだった。<br /><br />ポルトガルは日本に似ている。列車から見える風景や他のヨーロッパにあるような羊の群れを成す壮大な丘がないせいかも知れない。家の作りもイギリスやフランス、オランダとは雰囲気が違う。シントラに着いたときも「山寺にきたみたい」と思ったほどだった。<br /><br />駅を降りたとたん、山のてっぺんにムーア人の城跡が見えた。あんなとこまで登るのか。結構な距離がありそうだ。歩けると思っていたがきつそうだ。とりあえずインフォメーションセンタまで行き城跡の行き方を聞く。すぐ前のバス停から出発だという。<br /><br />寒さに震えながらバスに乗り城跡へレッツゴー!曲がりくねった道を行くのでまるで日光のいろは坂だ。急な坂道を大型バスが行くのは少し怖かった。<br /><br />入り口で降り、チケットを買うと後ろから英語で「日本人の方ですか?」と質問された。振り向くと日本人の方がいた。はいそうです、というとその人は「城跡の入り口まで行ったんだけど、チケットがないから買って来いって言われてね」と話してくれた。名前は阪下さんといい、ブラジルでお仕事をしていたみたいでポルトガル語が堪能だった。<br /><br />せっかくなので一緒に回るとことに。ムーア人はなんて場所にお城を作ったのだろうか。こんな高い場所に!足をがくがくさせながら石の階段を登る。怖いぜ!と独り言をぶつぶつ言いながら顔を上げる。その瞬間、ムーア人よありがとう!という気分になった。素晴しい眺めなのだ!しんとした街に緑の山とその頂上にはペナ宮が小さく見えた。怖い思いを下だけの甲斐はあった!今まで回ったヨーロッパとはやっぱり違う。そう、湿度があるのだ。コケが生えているのだ。だから日本に似ているのだ。そして懐かしい気分にさせるのだ。シントラは本当にオススメです♪<br /><br />次は、その先にあるペナ宮へ。バスが全然来ないのでバス停で仲良くなったフランス人3人、アメリカ人2人のおばちゃんたちと話しながらペナ宮まで歩いた。ペナ宮はタイル張りになっているなど、イスラミックな雰囲気を出していた。<br /><br /><br />旅は一人がいいけど、やっぱりメイトがいると感動を共有というか意見を言い合えるのでいいね。阪下さんには色々ポルトガルのことについて勉強させていただきました。ありがとうございました!しかも、私がポルトガル最終日にもかかわらずポルトガル料理を食べていないというと伝統料理を食べさせてくれたり、学生だからってごちそうにまでなってしまって!本当、お世話になりました。ポルトガル料理は美味しかった。お肉とアサリの煮込みも白身魚もグッド!ワインも飲みやすい〜<br /><br />お昼でワインを飲んだので、かなり上機嫌で店を出た。阪下さんと別れ、私は王宮周辺をブララブら。この先のユーラシア大陸最西端のロカ岬にも行こうかなと思ったけれど、夜行に間に合わないかもしれないしと思って行くのを辞めた。途中で一応ロカ岬の絵葉書だけ買っておいた。<br /><br />歩いて、駅まで行きリスボンのホテルに戻る。気づかなかったが、ホステルのならびにファドのお店があったんだ。ファドとは、ポルトガルの伝統民謡のこと。仕方ない、次回来た時にしよう。<br /><br />重い荷物を持ち、またもやオリエント駅へ。違法だが、車内での切符確認がないのを知っている私は切符はもちろん買わなかった。定刻より少々遅れたが無事バスは出発。意外に快適でよく眠れた。暖房ががんがんにきいていたおかげだろう。最後尾でどんちゃんさわぎをしている若者たちがいたが耳栓のおかげで気にならなかったし、途中のパーキングでスナックと水も買い、お腹が満たされた所で再び眠りにつく。<br /><br />数時間後、私の隣に新しい乗客が乗ってきた。聞くとここはFAROだという。セビーリャまでもう少しだった。<br />

緑多き癒しのシントラへそしてスペイン入り

1いいね!

2006/02/23 - 2006/02/23

403位(同エリア448件中)

0

0

鹿間玲子

鹿間玲子さん

2月23日(木)第3日目 

リスボンのセント・アポローニャ駅からオリエント駅乗換えで行くこと約一時間。シントラという街に行くことにした。切符の買い方から、乗換駅での下車まで、たくさんの人に助けてもらいながら、やっとシントラに到着したのはお昼ごろだった。

ポルトガルは日本に似ている。列車から見える風景や他のヨーロッパにあるような羊の群れを成す壮大な丘がないせいかも知れない。家の作りもイギリスやフランス、オランダとは雰囲気が違う。シントラに着いたときも「山寺にきたみたい」と思ったほどだった。

駅を降りたとたん、山のてっぺんにムーア人の城跡が見えた。あんなとこまで登るのか。結構な距離がありそうだ。歩けると思っていたがきつそうだ。とりあえずインフォメーションセンタまで行き城跡の行き方を聞く。すぐ前のバス停から出発だという。

寒さに震えながらバスに乗り城跡へレッツゴー!曲がりくねった道を行くのでまるで日光のいろは坂だ。急な坂道を大型バスが行くのは少し怖かった。

入り口で降り、チケットを買うと後ろから英語で「日本人の方ですか?」と質問された。振り向くと日本人の方がいた。はいそうです、というとその人は「城跡の入り口まで行ったんだけど、チケットがないから買って来いって言われてね」と話してくれた。名前は阪下さんといい、ブラジルでお仕事をしていたみたいでポルトガル語が堪能だった。

せっかくなので一緒に回るとことに。ムーア人はなんて場所にお城を作ったのだろうか。こんな高い場所に!足をがくがくさせながら石の階段を登る。怖いぜ!と独り言をぶつぶつ言いながら顔を上げる。その瞬間、ムーア人よありがとう!という気分になった。素晴しい眺めなのだ!しんとした街に緑の山とその頂上にはペナ宮が小さく見えた。怖い思いを下だけの甲斐はあった!今まで回ったヨーロッパとはやっぱり違う。そう、湿度があるのだ。コケが生えているのだ。だから日本に似ているのだ。そして懐かしい気分にさせるのだ。シントラは本当にオススメです♪

次は、その先にあるペナ宮へ。バスが全然来ないのでバス停で仲良くなったフランス人3人、アメリカ人2人のおばちゃんたちと話しながらペナ宮まで歩いた。ペナ宮はタイル張りになっているなど、イスラミックな雰囲気を出していた。


旅は一人がいいけど、やっぱりメイトがいると感動を共有というか意見を言い合えるのでいいね。阪下さんには色々ポルトガルのことについて勉強させていただきました。ありがとうございました!しかも、私がポルトガル最終日にもかかわらずポルトガル料理を食べていないというと伝統料理を食べさせてくれたり、学生だからってごちそうにまでなってしまって!本当、お世話になりました。ポルトガル料理は美味しかった。お肉とアサリの煮込みも白身魚もグッド!ワインも飲みやすい〜

お昼でワインを飲んだので、かなり上機嫌で店を出た。阪下さんと別れ、私は王宮周辺をブララブら。この先のユーラシア大陸最西端のロカ岬にも行こうかなと思ったけれど、夜行に間に合わないかもしれないしと思って行くのを辞めた。途中で一応ロカ岬の絵葉書だけ買っておいた。

歩いて、駅まで行きリスボンのホテルに戻る。気づかなかったが、ホステルのならびにファドのお店があったんだ。ファドとは、ポルトガルの伝統民謡のこと。仕方ない、次回来た時にしよう。

重い荷物を持ち、またもやオリエント駅へ。違法だが、車内での切符確認がないのを知っている私は切符はもちろん買わなかった。定刻より少々遅れたが無事バスは出発。意外に快適でよく眠れた。暖房ががんがんにきいていたおかげだろう。最後尾でどんちゃんさわぎをしている若者たちがいたが耳栓のおかげで気にならなかったし、途中のパーキングでスナックと水も買い、お腹が満たされた所で再び眠りにつく。

数時間後、私の隣に新しい乗客が乗ってきた。聞くとここはFAROだという。セビーリャまでもう少しだった。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安 254円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ポルトガルの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP