ここは南国？　それとも･･･。

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2009年1月10日（土）　五日目

アンコールサンライズの集合時間は午前5時。まだ真っ暗でめちゃくちゃ寒い！10度くらいの寒さなので、日本から羽織ってきたコートが役に立つ。私はくしくも忘れてしまったが・・・。アンコールワットにつくとすでに多くの観光客がいた。こんな時間に遺跡に入れるのも日本ではありえない気がする。

朝日は正面右から昇るらしく、左右にある池（蓮の花が咲いているほう）にはたくさんの人がいた。私たちは、群れることなく、少し小高いあたりで日の出を待った。とにかく寒い。

凍えながら待っているとだんだんと空が明るくなってきた。しかし、肝心の朝日はまったく見えない。でも、朝焼けの空はとても素敵だった。これは初日の出で見るのもいいかもしれない。朝日は見えないまま集合時間になった。しかし、帰り際、参道のところで、ようやく朝日が見えた。もっとも寒い日だったのだろうか、朝日は右の塔のはるか向こうにあった。遺跡の近くにいても見えなかったかもしれない。

ホテルに戻り朝食。この後もアンコールめぐり。東洋のモナリザとして名高いバンテアイスレイ＆タ・プロム遺跡へ。ここはほかの遺跡と違って赤っぽい。東洋のモナリザとは、彫刻のことで、かつてフランス人に盗まれたことがあるらしい。ここの遺跡も素敵だった。

その後、お昼。ツアーは楽だな〜、一人旅だといろいろと大変だけど、ガイドさんはいるし、余裕でいろんなところを回れる。でも、一人旅のほうが現地の人と触れ合ったりできるので楽しい。

お昼は清閑なホテルでタイ料理。この料理がとてもおいしかった。パイナップルの炊き込みご飯、カシューナッツいりパパイヤのサラダ、ココナッツスープ（やや辛い）など、すごくいける。私はフローズンパイナップルジュースを注文。これもいいね。今回の旅で一番おいしかった。

午後は暇である。町をぶらつこうかと思ったが、空き時間も微妙だし、徒歩圏内にショッピングセンターなどがなかったので、ホテルでお茶することに。プールがある中庭で、のんびりしていた。と一人の男の子が英語で声をかけてきた。日本人は英語がしゃべれないね、でもあなたはよく話せるね、とか僕は学校には行かず、英語はガイドで覚えたんだなどと話をした。日本人はよく英語を勉強するが、英語が話せない。そう、使わないから。使う場がないから。でも、こういう観光地に住む人々は自分たちが海外に行かなくても向こうからやってくる。日本は向こうからやってこないから自分たちが行かなきゃ行けない。だから日本人はたくさん海外にいくんじゃないかな。その後、マッサージで時間をつぶす。さっきの男の子、カンボジア人のお父さんとベトナム人のお母さんだって言ってたな。同じリアル25歳。現地の25歳はどんな生活をしているのだろうか。もうちょっとお話したかったなあ。今度来たら話そう！

ハノイ行きの航空機は韓国人がたくさんいた。韓国人は大阪のおばちゃんに似ている。声の大きさ、集団行動、自己中心的・・・必ずしもみんながそうではないが、そう感じた。ハノイまでは約一時間。ベトナムの北に位置するハノイは中国が近い。

迎えに来たHISのガイドさんは女の子だった。スキニーパンツをはいていたが、めちゃくちゃ細かった。シンチャオ（こんにちは）と挨拶すると、発音がいいですねといわれた。

50分ほど行き着いたのは、今日は五つ星ホテルでガイドブックにも紹介されているホライズンホテル。しかし、通された部屋はやや汚く、なんとバスローブもなく、シャワーが壊れていた！なんたるホテル・・・。ここでもホーチミン同様、母がはじめに入ったため、ついていないとしか言いようがない。ハウスキーパーを呼んでバスローブを持ってきてもらい、壊れているシャワーを指差し、エンジニアを呼んでもらった。無事なんとか入れたが、ハノイの第一印象はあまりよくなかった。明日は世界遺産でもあるバッチャン村とはロン湾クルーズだ！